キャンピングカーが我が家にやってきて5年になりました。5年前の今日は納車日でワクワクしながら引き取りに行きました。
注文した時に納車まで10ヶ月と言われ、1日1日が待ち遠しくてしょうがなかった日々が懐かしいです。10ヶ月と言われた期間は12日だけ短くなってゴールデンウィーク最中の納車となりました。
それから、あっという間に5年経ちました。
今や自宅にいるよりも、車で生活している方が多いという生活パターンになって、すっかり旅人になってしまいました。
この5年を振り返って、まとめておきたいと思います。
平成30年(2018年)5月1日 準備
それまで乗っていた車を売却のために車屋さんに持っていきました。長年連れ添った相棒なので涙が出そうになりました。見た目も作りもワイルドで日本車にはない夢のある車でした。乗っているだけでワクワクする車で、この車の魅力を上回る車にはもう出会えないだろうと思っておりました。
平成30年(2018年)5月3日 納車
ところが、キャンピングカーという選択肢があったわけです。注文してから10ヶ月待ってトイファクトリー湘南店(神奈川県藤沢市)に引き取りに行きました。車幅が広い車から、全長と高さが高い車になり慣れない中、自宅へと持ってきました。箱根の山越えは、慣らし運転の車にはキツかったかもしれません。
平成30年(2018年)5月12日 第1泊目
記念すべき、第1泊目は地元沼津の新東名のサービスエリアであるネオパーサ駿河湾沼津です。待ちに待ったキャンピングカーでの宿泊が楽しくないはずがありません。想像したとおり快適でした。
平成30年(2018年)5月26日 道の駅初デビュー
最初の道の駅はキャンピングカーが集まる伊東マリンタウンでした。ヨットハーバーや温泉がある広い駐車場の道の駅です。朝は朝日を観ることができて泊まるには最高の場所でした。本格的なキャブコンなどがたくさん駐まっていて自分もこの人達の仲間になるんだという喜びを感じました。
令和元年(2019年)12月末まで
以降、会社を辞めるまでの約1年半は、週末出かける程度でした。唯一、平成30年(2018年)7月29日〜8月17日の長期休暇に北海道に行ったくらいです。この間に以下の場所に泊まりました。訪れた場所も記録してありますが省略します。
回 | 日にち | 名称 | 所在地 |
1 | ’18/5/12 | ネオパーサ駿河湾沼津 | 静岡県沼津市 |
2 | 5/26 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
3 | 6/2 | 道の駅 富士吉田 | 山梨県富士吉田市 |
4 | 6/9 | 道の駅 くるら戸田 | 静岡県沼津市 |
5 | 6/30 | 道の駅 なるさわ | 山梨県鳴沢村 |
6 | 7/14 | 南アルプス井川オートキャンプ場 | 静岡県静岡市 |
7 | 7/29 | 安積パーキングエリア | 福島県郡山市 |
8 | 7/30 | 道の駅 よこはま | 青森県横浜町 |
9 | 7/31 | みちの駅 くろまつない | 北海道黒松内町 |
10 | 8/1 | みちの駅 スペース・アップルよいち | 北海道余市町 |
11 | 8/2 | 道の駅 風Wとままえ | 北海道苫前町 |
12 | 8/3 | 道の駅 さるふつ公園 | 北海道猿払村 |
13 | 8/4 | 旭川市21世紀の森 | 北海道旭川市 |
14 | 8/5 | 道の駅 かみゆうべつ温泉チューリップの湯 | 北海道湧別町 |
15 | 8/6 | 道の駅 うとろ・シリエトク | 北海道斜里町 |
16 | 8/7 | 桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場 | 北海道弟子屈町 |
17 | 8/8 | 道の駅 南ふらの | 北海道南富良野町 |
18 | 8/9 | 道の駅 びえい「丘のくら」 | 北海道美瑛町 |
19 | 8/10 | 道の駅 うたしないチロルの湯 | 北海道歌志内市 |
20 | 8/11 | 道の駅 むかわ四季の館 | 北海道むかわ町 |
21 | 8/12 | 道の駅 みたら室蘭 | 北海道室蘭市 |
22 | 8/13 | 道の駅 名水の郷きょうごく | 北海道京極町 |
23 | 8/14 | 道の駅 しんしのつ | 北海道新篠津村 |
24 | 8/15 | 道の駅 花ロードえにわ | 北海道恵庭市 |
25 | 8/25 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
26 | 9/8 | 欅平ファミリーキャンプ場 | 静岡県御殿場市 |
27 | 10/17 | 道の駅 川根温泉 | 静岡県島田市 |
28 | 10/13 | 明野キャンプ場 | 静岡県浜松市 |
29 | 10/20 | 猪の頭オートキャンプ場 | 静岡県富士宮市 |
30 | 11/17 | とやの沢オートキャンプ場 | 山梨県道志村 |
31 | 12/1 | 道の駅 くるら戸田 | 静岡県沼津市 |
32 | 12/15 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
33 | 12/31 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
34 | ’19/1/4 | 道の駅 くるら戸田 | 静岡県沼津市 |
35 | 1/12 | 道の駅 開国下田みなと | 静岡県下田市 |
36 | 1/13 | 道の駅 開国下田みなと | 静岡県下田市 |
37 | 1/19 | 道の駅 なるさわ | 山梨県鳴沢村 |
38 | 1/26 | 道の駅 風のマルシェ御前崎 | 静岡県御前崎市 |
39 | 2/2 | 道の駅 花の三聖苑伊豆松崎 | 静岡県松崎町 |
40 | 2/10 | 道の駅 なんぶ | 山梨県南部町 |
41 | 2/16 | 道の駅 なるさわ | 山梨県鳴沢村 |
42 | 2/23 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
43 | 3/9 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
44 | 3/16 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
45 | 3/21 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
46 | 3/23 | 道の駅 花の三聖苑伊豆松崎 | 静岡県松崎町 |
47 | 4/6 | 道の駅 花の三聖苑伊豆松崎 | 静岡県松崎町 |
48 | 4/13 | 道の駅 富士吉田 | 山梨県富士吉田市 |
49 | 4/20 | 道の駅 川根温泉 | 静岡県島田市 |
50 | 4/28 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
51 | 5/2 | 道の駅 南きよさと | 山梨県北杜市 |
52 | 5/3 | 道の駅 信州蔦木宿 | 長野県富士見町 |
53 | 5/4 | 道の駅 はくしゅう | 山梨県北杜市 |
54 | 5/5 | 道の駅 こぶちさわ | 山梨県北杜市 |
55 | 5/11 | 道の駅 花の三聖苑伊豆松崎 | 静岡県松崎町 |
56 | 5/18 | 道の駅 開国下田みなと | 静岡県下田市 |
57 | 5/25 | 道の駅 どうし | 山梨県道志村 |
58 | 6/8 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
59 | 6/22 | 道の駅 くるら戸田 | 静岡県沼津市 |
60 | 8/3 | 道の駅 なるさわ | 山梨県鳴沢村 |
61 | 8/8 | 道の駅 アルプス安曇野ほりがねの里 | 長野県安曇野市 |
62 | 8/9 | 道の駅 長野市大岡特産センター | 長野県長野市 |
63 | 8/10 | 道の駅 あらい | 新潟県妙高市 |
64 | 8/11 | 道の駅 うみてらす名立 | 新潟県上越市 |
65 | 8/12 | 道の駅 ゆのたに | 新潟県魚沼市 |
66 | 8/13 | 道の駅 よしおか温泉 | 群馬県吉岡町 |
67 | 8/24 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
68 | 8/31 | ぷらっとパークネオパーサ静岡 | 静岡県静岡市 |
69 | 9/11 | 南アルプス井川オートキャンプ場 | 静岡県静岡市 |
70 | 10/5 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
71 | 10/26 | 道の駅 朝霧高原 | 静岡県富士宮市 |
72 | 11/2 | 道の駅 開国下田みなと | 静岡県下田市 |
73 | 11/3 | 道の駅 伊東マリンタウン | 静岡県伊東市 |
74 | 11/16 | 箱根ビジターセンター | 神奈川県箱根町 |
75 | 11/30 | 道の駅 くるら戸田 | 静岡県沼津市 |
76 | 12/14 | 道の駅 富士吉田 | 山梨県富士吉田市 |
令和元年(2019年)末をもって会社を辞めました。すぐに長期間の旅に出ることができるようになったかと言いますと、そうでもなく様々な手続きなどがあり1泊程度で出かけるだけでした。そうこうしているうちに新型コロナが本格的に猛威を振るい出し、県をまたいだ移動ができなくなりました。
令和2年(2020年)3月22日の宿泊を最後にしばらく旅に出ることができなくなりました。
令和2年(2020年)8月19日から8月29日までの11泊12日をかけて関東を巡りました。仕事を辞めて初めての本格的な旅となりました。国立の施設だからといって展示内容を鵜呑みにしてはいけないことや、車中泊する際の駐車位置はトラックの排気ガスを吸わないところを選ぶ必要があることを学びました。
令和2年(2020年)9月26日から10月4日までの8泊9日をかけて甲信地方などを巡りました。世の中には、今までに見たことが無いくらい美しい景色があることを再認識すると同時に、調子に乗っていると、ものすごく狭い道を走ることになることを思い知らされました。下調べはしっかりしないとナビ任せではいけないということです。
令和2年(2020年)10月11日から11月1日までの21泊22日をかけて関東・東北地方の太平洋側を巡りました。東日本大震災の爪痕は、まだまだ残っていることをこの目で観て実感しました。また、そこでしか味わえない美味しいもの、心の優しい人との出会いなど旅の魅力がわかるようになってきました。また人の体は良くも悪くも環境に順応するのだと思いました。普段、家にいる時にやっていたラジオ体操やストレッチなどの体操が如何に重要なのかを学びました。
令和2年(2020年)11月6日から11月28日までの22泊23日をかけてを紀伊半島・能登半島を巡りました。コインランドリーにおいてある洗濯機の機種の良し悪しがわかるようになりました。機種を選ばないとスウェットが江頭のスパッツみたいになり、靴下は子供用になること知りました。リサイクルを積極的に活用するなどしてゴミをできるだけ出さない工夫をするようになったり、温泉の成分を詳しく見るようになったのもこの旅からでした。
令和2年(2020年)12月15日から12月23日までの8泊9日をかけて群馬県南部と栃木・山梨を巡りました。旅での再会はとても楽しいものだということを初めて知った旅でした。以前、温泉で話をして親しくなった方にふたたび会ったのです。この再会することの喜びは、その後いろいろなところで幾度となく味わいましたけれど、この時が最初だったのではないかと思います。
令和3年(2021年)2月8日から2月13日までの5泊6日をかけて伊豆半島を巡りました。これまでに何度も行った場所だったので、ゆっくりと旅をする練習と思って回りました。実際に時間をかけて観てみるといろんな面白いところが見つかるものだということを学んだ旅でした。
令和3年(2021年)2月16日から2月27日までの11泊12日をかけて琵琶湖周辺を巡りました。初めて雪を経験した旅でした。また、頭の中にある知識(長浜市に関するいろいろなこと)が間違っていたことに気づきました。この旅以降、何となく知っている地理的知識には間違いがたくさんあることに気づく最初の出来事だったと思います。
令和3年(2021年)3月5日から4月4日までの30泊31日をかけて中国地方を巡りました。地域ごとに性格のようなものがあり、それを感じ取れる様になりだしたのがこの頃からでした。いい意味でも悪い意味でも日本の姿なのだと思いながら、その感性を磨いていきたいと思っていました。海水から作った塩の旨さ、紙の地図の良さ、神社仏閣の社殿の造りの美しさなど、旅で気づくことはたくさんあると痛感した旅でした。
令和3年(2021年)4月9日から4月29日までの20泊21日をかけて東北地方の日本海側を巡りました。東北地方の味が塩っぱいこと、独自の風習・習慣があること、秋田犬が可愛いこと、言葉がまったく聞き取れないことなど東北の魅力をたっぷり味わった旅でした。そういったことがわかるのも長期間かけてその場を体験する旅ならではのことだと思いました。また、薄々感じていたのですけれど、旅の最中、何者かに守られているような感じがしていました。これをはっきり意識しだしたのがこのころからでした。
令和3年(2021年)8月18日から10月19日までの62泊63日をかけて北海道を巡りました。初めて2ヶ月をかけた旅となりました。長い間旅をしてもまったく問題ないし、これくらいが丁度いいのかもしれないと思いました。北海道には旧石器時代から人が済んでいて、その営みの跡をしっかり見ることができました。部外者をあまり歓迎しない地域がある一方で、すごく旅人に気を遣っている道の駅もあったりして一言で語れないところが、これまた北海道の大きさを物語っていると感じました。また、名寄のもち米製品、小樽のムラサキウニなど、美味しいものがたくさんあり、それを見つけるのも北海道の旅の楽しさであると思いました。
令和3年(2021年)11月11日から12月6日までの25泊26日をかけて紀伊半島を巡りました。2度めの紀伊半島の旅を通して、一番好きな都道府県は和歌山県であることを再確認しました。地形の素晴らしさ、人の心の暖かさに触れた旅でした。おまけに高所恐怖症が治った(と思っているだけかもしれないが)のも、この旅(鬼ヶ城)のおかげでした。
令和4年(2022年)1月12日から3月1日までの48泊49日をかけて四国地方を巡りました。愛媛県のお惣菜、鰤や鯛のお刺身、高知県の鰹のたたき(わさびと塩でいただく)など、美味しいものをたくさん見つけることができ、かつ四国と言えども普通に雪が積もるということを知った旅でした。石垣の造りや日本の神様に興味を持つようになったのもこの旅からでした。
令和4年(2022年)4月2日から4月24日までの22泊23日をかけて甲信越地方・富山を巡りました。ヒスイから始まり、石の魅力・地質学に対する興味が芽生えた旅でした。その後、ドハマリすることになりました(笑)
令和4年(2022年)5月19日から6月15日までの27泊28日をかけて北陸地方を巡りました。福井県が観光に力を入れていて、これまで行った中で2番めに好きな県になりました。ただし、道路が凸凹なのは何とかしてほしいと思いました。七尾の能登ふぐや氷見うどんなど、美味しいものを知ることができましたし、鯖江市がメガネの生産日本一ということも学びました。旅の最中も毎朝ラジオ体操をするようになったのは、この旅からでした。
令和4年(2022年)6月28日から9月9日までの73泊74日をかけて北海道を巡りました。73泊というこれまでで最も長い旅となりました。個性的な方々との多くの出会いと別れがありました。その時限りではなく、その後も続く関係もたくさんできました。紙の地図に走行したルートを記し、その後の行き先の参考にするやり方を採用したのはこの旅からでした。珍しく天候に恵まれない旅でした。神社仏閣を回らない(そもそも少ない)からかもしれません。
令和4年(2022年)10月21日から12月12日までの52泊53日をかけて九州北部地方を巡りました。九州の北部は、北九州とは呼ばないことを知るとともに、大分、熊本、福岡には柚子果汁が売っていない「かぼす王国」であることを知りました。中津の唐揚げ(ホンモノ)は本当に美味しいとわかりました。合わせて、コインランドリーで縮んでしまうことを考えて、ワンサイズ大きめの服を買えばいいのだというひらめきがあったのもこの旅でした。
令和5年(2023年)1月28日から3月5日までの36泊37日をかけて北関東を巡りました。これまでも来たことのあるところだったのですが、改めて素晴らしいところがたくさんあると思いました。特に古墳時代には栄えた地方だったことがよくわかりました。また道の駅のごみ箱のあるなしなど、県ごとの対応の違いが明確に出るのが面白いなと思いました。
令和5年(2023年)2月28日から4月16日までの19泊20日をかけて新潟・富山・石川・長野を巡りました。ヒスイ探しをやった後、お誘いを受けて能登半島の先端(珠洲市)まで行ってきました。久しぶりにあった会社時代の友人は元気で楽しいひと時を過ごすことができました。うなづきでいただいたお餅が美味しいことを知りました。
このように整理してみると、今では当たり前にやっていることが最初は当たり前ではなく、やっていくうちに気づいて自分の知識になっていたことに気づきました。少しは成長しているのだなと思えました。
また、改めていろんなところに行ったなぁと思います。まだまだ旅は続きます。
つづく