写真は長久保赤水の改正日本輿地路程全図第2版(寛政3年 1791年)の東北部分
10/11からの21泊22日の千葉、茨城、福島、宮城、岩手を巡る旅を終え無事帰宅することができました。
今回は、2日ほど雨の日がありましたけれども概ね晴れで非常に有意義な旅でした。日本は素晴らしい景色や優しい人たちがいる国であることを身をもって知りました。この旅を振り返って簡単にまとめておきたいと思います。
宿泊地
10/11 | 道の駅 あずの里いちはら | 千葉県市原市 |
10/12 | 道の駅 季楽里あさひ | 千葉県旭市 |
10/13 | 道の駅 水の郷さわら | 千葉県香取市 |
10/14 | 道の駅 たまつくり | 茨城県行方市 |
10/15 | 道の駅 ひたちおおた黄門の郷 | 茨城県常陸太田市 |
10/16 | 道の駅 さとみ | 茨城県常陸太田市 |
10/17 | 中郷サービスエリア(下り) | 茨城県北茨城市 |
10/18 | 道の駅 よつくら港 | 福島県いわき市 |
10/19 | 道の駅 かくだ | 宮城県角田市 |
10/20 | 道の駅 おおさと | 宮城県大郷町 |
10/21 | 道の駅 上品の郷 | 宮城県石巻市 |
10/22 | 道の駅 高田松原 | 岩手県陸前高田市 |
10/23 | 道の駅 みなとオアシスみやこ | 岩手県宮古市 |
10/24 | 道の駅 三田貝分校 | 岩手県岩泉町 |
10/25 | 道の駅 石神の丘 | 岩手県岩手町 |
10/26 | 道の駅 はなまき西南 | 岩手県花巻市 |
10/27 | 道の駅 平泉 | 岩手県平泉町 |
10/28 | 道の駅 おおさき | 宮城県大崎市 |
10/29 | 道の駅 国見あつかしの郷 | 福島県国見町 |
10/30 | 道の駅 裏磐梯 | 福島県塩原村 |
10/31 | 道の駅 会津柳津 | 福島県柳津町 |
おもな訪問先
- 上総国分寺(千葉県市原市):珍しい茅葺き屋根の薬師堂あり
- 笠森観音(千葉県長南町):日本で唯一の四方懸造の観音堂が凄い
- 玉前神社(千葉県一宮町):玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祭神の神社
- 芝山仁王尊観音教寺(千葉県柴山町):仁王門の彫り物が見応えあり
- 飯岡刑部岬展望館〜光と風〜(千葉県旭市):飯岡漁港、九十九里浜が見渡せる
- 屏風ケ浦(千葉県銚子市):伊能忠敬の銚子測量記念碑あり
- 補陀洛山 満願寺(千葉県銚子市):トイレに烏枢沙摩明王像(トイレの神様)あり
- 犬吠埼灯台(千葉県銚子市):東映の映画のオープニングに使われた岩あり
- 圓福寺(飯沼観音)(千葉県銚子市):五重塔と大仏様あり
- 香取神宮(千葉県香取市):本殿が黒金の美しい神社
- 佐原町並み(千葉県香取市):重要伝統的建造物群保存地区
- 伊能忠敬記念館(千葉県香取市):伊能忠敬の地図が観られる
- 大杉神社(あんばさま)(茨城県稲敷市):装飾が美しい、豪華なトイレは必見
- 鹿島神宮(茨城県鹿島市):武甕槌狼(たけみかづちのおおかみ)がご神祭の神社
- 常陸国 出雲大社(茨城県笠間市):出雲大社の分霊を鎮座させて出来た神社
- 石切山脈(茨城県笠間市):石切場が美しい渓谷を形作っているところ
- 国営ひたち海浜公(茨城県ひたちなか市):真っ赤に染まったコキアが見頃だった
- 村松山 虚空蔵堂(村松虚空蔵尊)(茨城県東海村):日本三体虚空蔵尊のひとつ
- 原子力科学館(茨城県東海村):自然界を飛び回る放射線を可視化した霧箱は必見
- 日立市郷土博物館(茨城県日立市):無料なのに十分な見応えあり
- 日鉱記念館(茨城県日立市):無料で鉱山と言う事業の大変さを学べる
- 御岩神社(茨城県日立市):斎神社回向殿の天井にある岡村美紀さん作の龍が凄い
- 高萩市歴史民俗資料館(茨城県高萩市):長久保赤水の特別展で地図原本を展示
- 五浦岬(茨城県北茨城市):岡倉天心について学べる
- 塩屋埼灯台(福島県いわき市):日本にある16の登れる灯台のひとつ
- いわき震災伝承みらい館(福島県いわき市):津波の怖さについて学べる
- 弁天島(福島県いわき市):渡れる小島に鳥居があるビューポイント
- 震災遺構 浪江町立請戸小学校 跡地(福島県浪江町):来年から公開予定
- 円明院(福島県相馬市):外から観るだけにしておいた方が良いかも(拝観せず)
- 百尺観音(福島県相馬市):現在も作成中の巨大な観音様がある
- 極楽山 西方寺(定義如来)(宮城県仙台市):彫り物が素晴らしい
- 瑞鳳寺(宮城県仙台市):伊達政宗の菩提寺、瑞鳳殿(再建)が美しい
- 震災遺構 仙台市立荒浜小学校(宮城県仙台市):津波の怖さについて学べる
- 鹽竈神社、志波彦神社(宮城県塩釜市):2つの神社が隣り合わせにあります
- 松島公園、雄島(宮城県松島町):岩窟が多数ある死者供養の霊場だった場所
- 瑞巌寺(宮城県松島町):内容に対して拝観料が高いような気がします
- 瑞巌寺 五大堂(宮城県松島町):すかし橋と合わせて観ましょう
- 松島さかな市場(宮城県松島町):丼物や牡蠣がいただけます
- 松島四大観 大高森(宮城県東松島市):松島は高いところから観た方がいい
- がんばろう!石巻 看板(宮城県石巻市):その名のとおりの大きな看板あり
- 南三陸さんさん商店街(宮城県南三陸町):たくさんのお店があります。
- 南三陸町震災復興祈念公園(宮城県南三陸町):復興を祈念する広場です
- 旧防災庁舎(宮城県南三陸町):復興祈念公園内にある悲しい遺構です。
- 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 (旧気仙沼向洋高校):津波の跡が凄まじい
- 高田松原津波復興祈念公園(岩手県陸前高田市):奇跡の一本松が有名な公園
- 東日本大震災津波伝承館(岩手県陸前高田市):津波の凄まじさを学べる
- 鷹生ダム(岩手県大船渡市):五葉温泉に行く途中にある大きなダム
- 宮古市魚菜市場(岩手県宮古市):小さな魚屋さんがたくさんあり
- 浄土ヶ浜(岩手県宮古市):鋭くとがった白い流紋岩が林立した美しい浜
- 震災遺構たろう観光ホテル(岩手県宮古市):2階まで津波で破壊された遺構
- 三王岩(岩手県宮古市):そびえ立つ巨大な岩
- 龍泉洞(岩手県岩泉町):日本三大鍾乳洞の一つで地底湖が凄い
- 田中館愛橘記念科学館(岩手県二戸市):愛橘の遺品と科学の実験ブースあり
- 田中館愛橘ゆかりの家(岩手県二戸市):夏に利用した別荘
- 呑香稲荷神社(岩手県二戸市):田中館愛橘のローマ字の歌碑あり
- 榊山稲荷神社(岩手県盛岡市):池と庭が綺麗な神社
- 金殖神社、龍神社(岩手県盛岡市):榊山稲荷神社内にあり
- 瑞鳩峰山 報恩寺(岩手県盛岡市):仁王門が凄い、五百羅漢は圧巻で必見
- 岩手銀行赤レンガ館(岩手県盛岡市):東京駅と同じ辰野金吾が設計
- 盛岡八幡宮(岩手県盛岡市):たくさんの神社あり
- 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市):ドラマのセットを利用した公園
- えさし郷土文化館(岩手県奥州市):重文の兜跋毘沙門天立像や中善観音あり
- 後藤新平記念館(岩手県奥州市):多くの資料や遺品の展示あり
- 後藤新平旧宅(岩手県奥州市):江戸中期頃の下級武士の住宅
- 中尊寺金色堂(岩手県平泉町):金色の建物と仏像は一見の価値あり
- 達谷窟毘沙門堂(岩手県平泉町):窟の中に建てられた神社
- 厳美渓(岩手県一関市):磐井川中流の渓谷、空飛ぶ団子が有名
- 櫻田山神社(宮城県栗原市):1500年の歴史あり、狩野英孝が神主の神社
- 仙台大観音(宮城県仙台市):とてつもなく大きな観音様
- 輪王寺(宮城県仙台市):庭園が有名だけれど季節によるところですね
- 富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム)(宮城県仙台市):2万年前を観る
- 高湯温泉共同浴場あったか湯(福島県福島市):お気に入りの場所発見!
- つばくろ谷(福島県福島市):磐梯吾妻スカイラインにある渓谷
- 五色沼湖沼群(福島県北塩原村):碧い色をした沼
- 福満虚空蔵尊 円蔵寺(福島県柳津町):崖の淵に立つお寺
- 大内宿(福島県下郷町):江戸時代における会津西街道の宿場、重伝建
総走行距離、日数
総走行距離:2483.8Km(112.9Km/日)
日数:21泊22日
読めるようになった地名
- 山武市:さんむし
- 匝瑳市:そうさし
- 八街市:やちまたし
- 神栖市:かみすし
- 行方市:なめがたし
- 小美玉市:おみたまし
振り返り、今後のために
- 津波の遡上高さは津波の高さより高いことを知りました。36mのところまで到達した津波がありました。考えてみれば当たり前で押し寄せてくる波の勢いを考えてみると確かにそうなると思いました。
- 三陸沿岸はじっくり時間をかけてみる価値があると思っていました。リアス式海岸のため沿岸を走行するのが大変であること、高速道路が無料であることから今回はかなり端折ってしまったけれど、じっくり観てみたいと思っています。
- コインランドリーで面白いビジネスモデルを発見しました。同じ機械なのに値段を変えている店がありました。(同じ2台の洗濯機で700円と800円のように)人がいない時を狙うと安いと言うメリットが客にあります。もしくは少し高くてもせっかく来たし洗濯するかと少し高くても使ってもらえるメリットが提供者側にあります。他にも狙いがあるかもしれません。またコインランドリー以外でも活用できそうなビジネスがある気がします。
- 宮崎ナンバーでハイエースに山本太郎の写真や消費税反対と言うポスター、グラフをいっぱい貼ったおじさんがいました。この七年間、何度も被災地を回っているそうです。「そろそろボルシチが出来上がるけれど一緒に飲まないか」とお誘いを受けました。ありがたかったのですが丁重にお断りしました。また、どこかで逢えるように気をつけておこうと思います。
- 東日本大震災の影響がまだまだ続いていることをこの目で見て痛感しました。被害に遭われた人たちのことをどこか他人事のように思っていた自分が情けなく感じます。
- WiMAXは受信電波の強弱だけで語れないことを知りました。電波が強くても全く使えない時間が幾度となくありました。
- 帰ってきてからカミさんがiPhoneの指紋認証が調子悪くなったと言うと同時に自分のiPhoneも認識率が落ちました。おそらく高湯温泉(酸性泉)に入って指紋が薄くなってしまったからに違いないと思っています。
- 美味しいものは、また買いたいと思っても気づくのは買ったところが遠くなってからと言うケースが多いと言うことに気付きました。次に近くを通る時に買えるように覚えておくようにしようと思います。例えば千葉県で買ったピーナッツならぬQナッツは美味いことを家に帰って来てから(食べて初めて)知りました。
- 3週間も車の中で暮らしていると家に帰って来た時に我が家がすごく広く感じます。
- 家に着いた途端、疲れがどっと出ました。
- 旅の最中は、ストレッチ、ラジオ体操、ウエイトトレーニングを全くやらなかったために、体が硬くなっているし腕が細くなって筋力も落ちました。今後の旅では何か考えなければいけないと思っています。
- 人の体は環境に適応することを身をもって知りました。寒いところから帰って来たら旅に出る前と同じ気温であるにもかかわらず暑く感じました。
- 本当に出逢えることが出来て良かったと思える温泉を見つけました。幸運であったと思っています。
- 人の心の優しさにたくさん触れることが出来ました。旅でなくては経験できないことではないかと思います。
以上、簡単ではありますが、今回の旅の無事に感謝してまとめとさせていただきます。(礼)