旅レポート

藤白神社、和歌山県立自然博物館、黒江の町並み、中言神社

和歌山県海南市にある紀州漆器伝統産業会館 うるわし館
黒江塗の製造工程と職人の居住形態を描いた「黒江椀器挽」

本日のサマリー

28日目:和歌山県湯浅町〜和歌山県海南市

走行距離 34.7Km

今日は博物館で和歌山県の自然について学び、漆器の町 黒江を散策しました。

湯浅町観光用駐車場の朝です。夜中、雨が降っていましたがあがりました。車が10台ほど駐まっていたものの車中泊をしている人ではなさそうでした。ここはトイレもきれいで車中泊にはよい場所です。

今日は、まず海南市にある藤白神社を参拝しました。この写真をまっすぐ行って右にまがったところに参拝客用の第一駐車場があるのですが道が狭くなっていて行けそうにありません。左側に第二駐車場があるのですが、鋭角過ぎてどうやって入れようかを考えているうちに前から車が来たので、とりあえず右の道に退避して奥でUターンをしようと思ったら、そこが第一駐車場でした。わかりにくいです。

藤白神社です。ここは、熊野九十九王子の中でも格式の高い五躰王子のひとつ藤白王子跡(藤代王子跡)になります。

助手
助手

このあたりでは王子という言葉をよく目にしますが何ですか?

隊長
隊長

非常に簡単に言ってしまうと、熊野古道沿いにあった特別な神社のことだね

助手
助手

なるほど、ハンカチ王子みたいなものかと思ってました。

三本のご神木クスノキです。もう1本は右側にありました。

南側のクスノキ

正面に周って鳥居をくぐって参拝します。

ここ海南市は鈴木姓のふるさとをアピールしています。なんでも日本一鈴木姓が多い浜松市に勝負を挑んだのだそうです。どうしても鈴木さんを増やしたい海南市は、東京23区に在住、もしくは通勤している鈴木さんが海南市に移住した場合、移住支援金(世帯の場合100万円)を支給する制度を設けていました。ただし、そのお金をもらって移住した人はまだいないそうです。

小野田寛郎さんの写真がありました。小野田さんは今の海南市の出身でした。若い人は、小野田さんを知らないでしょうね。以前まとめた記事がありますので、よければご覧ください。

小野田寛郎(ひろお)小野田寛郎(ひろお) 1922年ー2014年 和歌山県海草郡亀川村出身 なぜ、小野田さんについて書こうと思ったか この2週間ほど、ず...

 

ドランクドラゴンの鈴木拓さん、鈴木砂羽さん、鈴木亜美さんも、ここを訪れたようでメモが貼ってありました。

拝殿は、瓦葺き唐破風向拝付きの入母屋造でした。

本殿はよく見えませんでしたが銅板葺の流造と思われます。主祭神は邇芸速日命(にぎはやひのみこと)です。

他にも多くの境内社がありました。

藤白王子権現本堂

有間皇子神社(有間皇子は、この地で暗殺されました)

楠神社がありました。

鈴木さんは、ぜひ一度、参拝されてはいかがでしょうか。

次に海南市にあるスーパーセンターオークワ 海南店で食材を調達し、

和歌山市にある自然博物館駐車場に車を駐めました。

和歌山県立自然博物館480円です。

ここは水族館になっていました。鯛や鯵など身近な魚から、聞いたこともない魚などいろいろいました。

エイは、ステルス戦闘機にそっくりですね。いや、ステルス戦闘機がエイに似ているというのが正しいのでしょうけれど。海の忍者みたいです。改めて美しい形をしていると思いました。

水族館だけでなく、鳥、昆虫

鉱物、岩石などの展示がありました。

「試金石」というのは、那智の黒石のことなのだそうです。その金属が金かどうかを試すためには黒石にこすりつけると写真のように跡が残るので、そのために使用された石を試金石と言ったのだそうです。確かにこれら3つの鉱物は見た目ではわかりませんものね。

大好きな石のコーナーがありました。その岩の名前に、だいたい納得がいくものでしたが、

これだけは、流紋岩ではなく溶結凝灰岩なのではないかと思いました。石を肉眼のみで見分けるのは不可能だとわかっていても、見てしまうんですよね。

海南市にある海南黒江観光用駐車場に車を駐めました。10台分のスペースがありますが、すでに7台駐まっていました。口コミに、なぜかいつも駐まっているのは和歌山ナンバーだと書いてあったので見たのですが、確かにみなさんそうでした。和歌山県は広いですからね(笑)

紀州漆器伝統産業会館 うるわし館です。漆器の展示や、蒔絵の展示を拝見しました。

黒牛茶屋です。黒牛を中心にお酒を販売しているところでした。

中言神社(なかごとじんじゃ)です。

桜が咲くといい感じの神社でしょうね。

拝殿です。瓦葺き唐破風向拝付きの入母屋造です。

本殿です。銅板葺一間社流造です。御祭神は名草彦命(なぐさひこのみこと)、名草姫命(なぐさひめのみこと)、八王子命(はちおうじのみこと)です。由緒によれば、中言とは、神と人との「中」を執りもつ「こと」(言)から来ているようです。

漆器の町である黒江の町並みを拝見しながら、今日のお昼である古民家カフェ 黒江ぬりもの館に行きました。

古民家を利用したお店でお雛様が展示されていました。

スタッフの気まま定食1,100円です。生姜の佃煮のせご飯、千切り大根の煮物、漬物、味噌汁とメイン料理を1品選べます。自分はからあげを選びました。からあげは、胸肉で味があまりついておらず、塩を付けていただくようになっていました。

今日のご満悦おばさんは、同じくスタッフの気まま定食1,100円で、豆腐ハンバーグ(鶏ミンチ入り)を選んでいました。さっぱりとしたハンバーグでとても美味しかったようです。

なんと、追加でコーヒー善哉700円を注文されました。これ以上のコメントはしません。

ご満悦おばさん
ご満悦おばさん

満足! 満足!

 

今日のお風呂は、海南市にあるきのくに温泉900円です。

所感:2億年前の地層の700m、800m、900mの深さの三層から成分の異なる源泉を汲み出しています。使用する源泉により茶褐色、深緑、透明と色が変わるようです。今日は深緑でした。高張性も単にナトリウムイオンが多いだけでなくマグネシウム、カルシウム、硫酸、炭酸水素イオンと様々な成分が豊富に含まれます。このような高張性の温泉に入るのはおそらく初めてだと思います。値段が高いですがその価値はあると思います。

温泉諸元 泉質:ナトリウムー塩化物・強塩温泉(高張性 中性 低温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH7.4、源泉温度 27.5℃、メタけい酸 15.2mg、炭酸水素イオン 224.1mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯2(2m x 4m ジャグジー付き、1.5m x 2.4m 寝湯3 ジェットバス付き)、サウナ1(3人 1段 ドライ)、水風呂1、洗い場8ヶ所、とろみ度 なし、気泡 なし

海南市にある道の駅 海南サクアスに着きました。令和5年(2023年)に登録になった新しい道の駅です。大型車と普通車の分離もしっかりされていますし、コンビニも隣りにあります。

お刺身やお惣菜を売っています。いい道の駅だと思います。

今日は、ここに泊まります。

では、また明日。

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