コラム

ノブレス・オブリージュ

写真は菊花紋章(十六葉八重表菊)2017年3月4日靖國神社

ノブレス・オブリージュと言う言葉をご存知でしょうか。自分は、李登輝さんの『「武士道」解題 ノーブレス・オブリージュとは』と言う本で知りました。

ノブレス・オブリージュとはフランス語で、直訳すると「貴族の義務」と言う意味になります。「社会的に高い立場にいる人は、その立場にあった責任を追う」と言うものです。在職中は自分もノブレス・オブリージュを意識し組織の長として私情を挟まず、その責務を全うして来たつもりです。今、退職しその職責からも解放されノブレス・オブリージュの精神もいつの間にか何処かへ行ってしまっていました。

しかしながら、改めて考えてみると日本人である以上、日本人としてのノブレス・オブリージュなるものがあるはずであり、これを忘れてはいけないと思いました。悠久の歴史の中で培われて来た大和心を持った民族としてその精神を正しく後世に伝えていく必要があると思いますし、世界を牽引していく民族としての自覚を持つ必要があると思います。

そのために、ノブレス・オブリージュを忘れないようにしようと思いました。

少し話がそれますけれど、最近エビデンスだのクラスタだの日本語で言えるはずのものまで横文字にして、いったいこの日本はどうなっているのかと思います。そうかと思えばソーシャルディスタンスのように間違って日本語になった言葉もあったりします。(感染防止の距離確保の意味で使うとするならばソーシャルディスタンシングが正しいです)

世の中グローバル化が見直され反グローバル化の方向に変わろうとしています。賛成です。日本人であれば適切な日本語(やまとことば)を伝いたいものです。

話を戻して、では日本人としてのノブレス・オブリージュとは、どのようなものでしょうか。

我々日本人は万世一系の天皇を中心に平和を希求する民族です。神武天皇の「八紘一宇」が意味するようにこの地球上に生存する全ての民族が、あたかも一軒の家に住むように仲良く暮らすこと、日本人はそのための責務を追っていると思います。

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