コラム

宿題をもらう

これから日本中に蜘蛛の糸を張り巡らせるかの如く、いろいろな所を旅したいと思っています。ただし、行くだけでは、それぞれ行ったところが点として存在するだけでイマイチ感がありました。

何とかいい方法はないものだろうかと漠然と考えておりました。ありました。おそらくこれを意識してやり続ければ、日本中で知り合った人が点ではなく線として、いずれは面として繋がるはずだと、そう思える方法を思いつきました。それは…

ふと、社会人だった時に意識してやった事を思い出しました。

この人にもう一度会って話をしたい。

そして自分を覚えてもらいたい。

そして、自分の思いを伝えたい。

そう思う人がいるとします。例えば雲の上の存在である社長など、一般の社員が顔を覚えてもらうことなどかなり難しいです。相手からすると、自分は多くの社員のひとりにしか過ぎないからです。

自分は、まだ若い頃に、ある事を意識的にやって顔を覚えてもらったことがあります。しかも、その結果、その雲の上の人の素の姿を垣間見ることができました。その人は普段他の人たちが見ている人とは全く違う、とても人間的に魅力のある人であることを知ることができました。

この時に意識したことをこれから初めて会う人で、もう一度会えたらいいなと思う人たちに対してもやっていけばいいのだと思いました。

それは、

宿題をもらうと言うことです。

そうすれば、その宿題をやることによってもう一度会ってもらう理由(必然性)が出来るからです。それを繰り返すことによって面識が出来ます。もし自分に伝えたい思いがあれば、それを分かってもらえる可能性が高まります。

先ほどの件に話を戻すと、自分は若かった頃、たまたま会社の雲の上の人と言葉を交わす機会がありました。その時に、その人が疑問に思っていることを「調べて報告に行きます。行ってもいいですか」と自らから言って、それを報告に行ったことがあります。普通は、そのような大それたことはやらないと思います。でも、それをやりました。しかも何度も繰り返しました。そして顔を覚えてもらいました。その人が辞められることになった時に参考になるからと、若い時に自分でまとめた名言集などをコピーしていただきました。今でも宝物として持っています。

これから、日本中を廻る際に出会った素晴らしい人には、必ず宿題をもらうようにしよう。

余談:これは先に述べた「雲の上の人」が会社の偉い人と言うだけでなく、自分は相手にしてもらえないだろうと思える異性、つまり「高嶺の花」の人にも使える技ではないかと思います。使ったことはありませんが。

と言うか今頃気づいた(笑)

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