島根県奥出雲町にある奥出雲たたらと刀剣館
49日目:広島県三次市〜鳥取県日南町
走行距離 107.7Km
大きな岩に笑いが止まらなかったり、たたら製鉄を勉強し直したりしました。
道の駅 ゆめランド布野の朝です。
霧が出ていました。移動途中も霧が濃い中を走りました。
三次市にある道の駅ふぉレスト君田に立ち寄りました。お店は開店前で観ることができませんでした。ここは温泉付きの道の駅です。ただしWiMAX +5Gが入りません。
次に、庄原市にある道の駅 たかのに立ち寄ろうと思ったのですが霧が濃くて何も見えず素通りしました。
島根県奥出雲町にある鬼の舌震(したぶるい) 宇根駐車場に車を駐めました。
ここから入っていきます。
この散策マップにあるような見どころがあります。(写真はクリックで大きくできます)
舌震の恋吊り橋です。
助手は怖いと言っていましたが、それほど怖い吊り橋ではありません。
ここ鬼の舌震は、黒雲母花崗岩地帯を斐伊川の支流大馬木川の急流が長年にわたって侵食し、また摂理や甌穴によって作られた約2kmにわたるV字渓谷です。よく見ると花崗岩であることがわかります。
先ほど渡ってきた舌震の恋吊り橋です。意外と高いところだったことがわかります。
渓谷に沿って作られた木道を歩いていきます。
水瓶岩(はんどいわ)です。水を貯めておく水瓶(はんど)に似ていることから、こう呼ばれるようになりました。
畳岩です。節理によってできた大きな広い平面をもつ岩です。
この一つひとつの岩は、とても大きく10m以上の大きさがありました。
甑岩(こしきいわ)です。断崖絶壁の川面部分が節理により水平に幾重にも割れています。四角の木枠を何段にも重ね、湯気により米や豆などを蒸す道具「甑」に見立て、こう呼ぶようになりました。
千畳敷です。節理により、巨岩が板状に割れたものです。
鬼の試刀岩です。節理により巨岩がきれいに真っ二つに割れています。鬼が刀の試し切りをした岩といわれています。
舌震上橋です。とても良く滑る橋でした。この先は見どころがないので、この橋で引き返すのが良いと思います。
ここから下高尾駐車場までは600mほどあります。名所を示す看板もないですし、川がよく見えないところもあります。
このような道を歩いていくと
下高尾駐車場に着きました。トイレがあります。
路線バスが来るようで、時刻表が貼ってありました。駐車場と言うよりロータリーといった感じのところでした。
ふたたび来た道を引き返すのですが、
途中から、来た道の下を通る道を通って帰りました。
岩により近くなり迫力があります。
来た時の道と同じような木道を歩いて行きます。
来る時は木の枝が邪魔になってよく見えなかった小天狗岩です。高さ60mにも及ぶ大絶壁です。
面白い形をした岩がたくさんあります。
驚くほど大きな岩が転がっています。この写真の岩より大きな岩がたくさんありました。大きさの比較のためにイケメンを置いておきました(笑)
来る時に渡ってきた舌震の恋吊り橋が高いところを通っています。ここからあの高さまで急な道を登っていきました。
入口のところに着きました。
駐車場です。所要時間1時間45分でした。ここはおすすめの場所です。
奥出雲町にある奥出雲たたらと刀剣館530円(JAF410円)です。
最初に11分のビデオを観ました。刀を作る過程と、砂鉄を採るために山を削った跡地が棚田として今に至るところが自然に優しいという内容でした。
刀が出来るまでの説明と刀の展示でした。砂鉄から玉鋼を作り、それを刀に仕上げるのですが、その際、砂鉄から鉄を作る「たたら製鉄」に関しては、これまでもいろいろなところで資料を観てきました。ただし、たたら製鉄が残っているのは、ここ奥出雲町だけだと知りました。
また、砂鉄から作る鉄と鉄鉱石をもとにした鉄との違いは何だろうと思っていたのですが、かつては砂鉄から作られる鉄・鋼は、リン(P)や硫黄(S)の含有量が少ないために、鉄鉱石から作られるものよりも良質とされていたのだそうです。
今では技術革新も進みそうではないのだろうと思っていたところ、たたら製鉄で作られる玉鋼は、今でもたたら製鉄以外の方法では作ることができないのだそうです。たたら製鉄では、炭のカーボンが砂鉄に作用して質の高い鉄を作ることが出来ると言っていました。
これは、たたら炉の断面模型です。
ここ奥出雲町は、素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した舞台となったところということで、ヤマタノオロチを退治するアニメを上映していました。
製鉄に使うフイゴに関しても、いろいろなタイプのものを展示していました。
今まで知っていた知識の隙間を埋めてくれる展示内容でためになりました。
奥出雲町にある「たたら」に行きました。お店の名前に惹かれていきました。
しまね和牛焼肉定食1,500円です。ここは、横田蔵市というスーパーの精肉部の直営店ということでお肉が美味しいらしいのです。確かに柔らかくてボリュームがありました。これでこの値段というのが信じられませんでした。
ご満悦おばさんは、笑顔が絶えませんでした。他にも美味しそうなメニューがあり、「また来る」と言いながら食べていましたが、あまり通りそうもないところにあります。
その横田蔵市というスーパーが近くにありましたので行ってみました。今日の食材はここで調達できました。買いたくなるものがいろいろありました。
今日のお風呂は、日本三大美肌の湯のうちの1つ奥出雲町にある斐乃上温泉 斐乃上荘(ひのかみ)500円(JAF450円)です。
所感:山の中にある旅館の温泉です。日本三大美肌の湯のうちの1つと言われているもののメタけい酸 0.0mgです。ちなみに炭酸水素イオン 0.5mg未満でとろみがあるという不思議な温泉です。
温泉諸元 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 低温泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 塩素系薬剤、pH不明、源泉温26.4℃、メタけい酸 0.0mg、炭酸水素イオン 0.5mg未満、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯1(6㎡)、洗い場6ヶ所、とろみ度 ★★★☆☆、気泡 なし
途中、鳥取県日南町にある旧日野上小学校の大銀杏を観ました。大きいけれど感動するほどの大きさではありませんでした。
日南町にある道の駅 にちなん日野川の郷に着きました。WiMAX +5Gが入りません。ただし、売店前であれば道の駅のWi-Fiスポットにアクセスできます。
今日は、ここに泊まります。
では、また明日。