23日目:愛媛県西予市〜愛媛県伊方町
走行距離:56.8Km
今日は、侘び寂びの世界に浸り、石垣の美しさを感じ、今まで知らなかった煉瓦積み(イギリス式)を知り、昭和のレトロ感を体験した1日でした。
充実しすぎて、写真が非常に多くなりましたので、メニュー形式にしてみました。
Contents
西予市 道の駅 どんぶり館の朝
道の駅 どんぶり館の朝です。朝起きた時には小雨が降っていましたけれども、すぐにあがりました。
午前中は、小雨がぱらつくかもしれないと思ったのですが、降ることはありませんでした。
第二駐車場にも車が停まっていました。
大洲市 臥龍山荘(がりゅうさんそう)
今日の最初の目的地は、大洲市にある臥龍山荘 550円(JAF割引で495円)です。臥龍山荘の駐車場に行く道が狭くて自分の車は直角に曲がれませんでした。結局、曲がるのをやめて、そのまままっすぐ行って川沿いの堤防を出て検討をしたところ、臥龍山荘のすぐ近くに無料の駐車場があることに気づきました。
ここから堤防を登ると、なんと
臥龍山荘の駐車場に出ます(笑)
ここの駐車場に来る道は非常に狭いです。
臥龍山荘の横を通って来れば、来ることができたかもしれません。
臥龍山荘の入り口です。
反対側に降りる道があります。降りると先ほど車を止めたところがあります。
なかなか風情のある入り口です。
石垣に目がいくようになりました。
この角を観るのがポイントなのですよね。(と勝手に思っている)
建物に入っていきます。
清吹(せいすい)の間
高台寺の蒔絵を模した欄間「花筏」の透かし彫りです。
その上には神棚が作ってありました。
隣に河内寅次郎氏の仏壇と思われる間がありました。
壱是(いっし)の間
格調高い書院座敷です。畳を上げると能舞台になるように作られています。床下には音響を良くするための備前壺が並んでるらしいです。
霞月(かげつ)の間
農家の侘びた風情を感じさせる間です。
壁の漆喰をわざと塗らない部分が作られています。
この床板は一枚の仙台松で出来ていて、わざと溝が引いてあります。
入り口側の床板も同じ1枚なのですが、こちらは溝が引いてありません。茶室なので落ち着きを出すために、庭側の床板は普通の床に見えるように作られています。
この丸い窓の向こうには月が映るように作られています。
観る角度を変えることによって、欠け具合が変わります。
この棚は、掛け軸の富士山にかかる雲をイメージしたものになっています。下に柱がありません。
この丸い窓の奥には先ほどの仏壇があり、ここに明かりをつけると丸い窓が光るようになっています。
この部屋の壁は、もともと黒漆喰で塗ってありました。暗い部屋のため襖の引き手がコウモリになっています。
立派な一枚板を、そう見せないところが侘び寂びの世界です。
先ほどの清吹の間のこの丸い窓の向こう側は、仏壇の間になっていますので、ここも同じように光るのだと気づきました。
同じような観点で見てみると、壱是の間の窓の外側は丸いです。
中から見ると月が映ったように見える仕掛けになっています。
石庭
石灯籠の白い部分は苔がないのではなくて、ぼたん苔が生えています。非常に生育が遅い珍種の苔です。
苔が剥げているようにしか見えませんが、
さらに拡大してみると、何か生えています。
潜龍洞です。かつて氷室(冷蔵庫の代わり)として使われていました。
不老庵(ふろうあん)
臥龍淵を足下に見る崖に舞台造りに建つ数寄屋造りの不老庵があります。
月光の反射を狙った竹網代張り天井になっています。
床下が懸造になっていました。
知止庵(ちしあん)
かつて浴室だった建物を茶室に改造したものです。
いろいろな石垣
いろいろな積み方をした石垣を観ることが出来ます。乱れ積み
流れ積み
末広積み
ものすごく、侘び寂びを感じさせる建物でした。臥龍山荘の横の道を歩いて大洲神社に向かいます。
大洲市 大洲神社
鳥居の前が駐車場になっています。
これは、別ルートから上がってくる石段です。
拝殿です。
本殿です。御祭神は、事代主命(コトシロヌシノミコト)、大国主命(オオクニヌシノミコト)、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)です。
境内社の拝殿の天井です。すいません、神社の名前を見て来ませんでした。
ところで、えびす様は七福神の中で唯一の日本の神様であることは知っていました。しかし、事代主命であることは知りませんでした。今日初めて知りました。
大洲市 おはなはん通り
おはなはんって何だろうと思っていたところ、NHKの連続テレビ小説のことだったのですね。テレビを観ないので知りませんでした。
ここは風情のある街並みです。
大洲市 おおず赤煉瓦館
おおず赤煉瓦館(無料)です。
ハガキに書いた煉瓦に関する絵のコンテストの展示をやっていました。絵の描き方として参考にある絵もありました。
このレンガの積み方をイギリス積みと言うそうです。フランス積みしか知りませんでした。日本では、1880年代半ばまでは、外観の美しいフランス積みが用いられていました。しかし、耐震性の観点からその後、イギリス積みが主流になりました。
大洲市 ポコペン横丁、思ひ出倉庫
ポコペン横丁は、今日は休みでした。しかし、看板などを観て歩くことが出来ます。
ポコペン横丁の奥に、思ひ出倉庫200円があります。
しばらく、写真をご覧ください。
よくも、ここまで集めたものだと思いました。ここの建物は市が提供し、ある人が集めたものを展示しているのだそうです。まだ倉庫に眠っているものがあり、たまに入れ替えをしているそうです。楽しめました。
ふたたび、ポコペン横丁を歩いて帰ります。
大洲市 分油屋
今日のお昼は、大洲市にある分油屋でいただきました。
ご当地名物のとんくりまぶし1,300円です。豚肉と栗が入っています。たれはウナギの蒲焼のたれと同じ味でした。
途中から鶏がらスープをかけていただきます。美味しかったです。
お店はこのような感じで洒落た感じでした。他にもお客さんがいましたけれど、人がいない部分を撮っています。
八幡浜市 道の駅 八幡浜みなっと
今日、宿泊予定でした八幡浜市の道の駅 八幡浜みなっとです。
広いです。
魚市場もありました。
八幡浜市 パン メゾン 八幡浜店
塩パンの元祖である八幡浜市のパン メゾン 八幡浜店に行きました。明日の朝いただく塩パンを買いました。
八幡浜市 八幡浜黒湯温泉 みなと湯
今日のお風呂は、八幡浜市にある八幡浜黒湯温泉 みなと湯600円に行きました。
温泉諸元 泉質:含鉄(II)ーナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉(低張性 アルカリ性 冷鉱泉)、pH8.7、内湯1(24㎡)、外湯1(12㎡)、サウナ1、水風呂1、洗い場24ヶ所
モール温泉なのですが、モール温泉っぽくありませんでした。また、露天は塩湯との情報もありましたけれど、塩っぱくありませんでした。一応、事実のみ記載させていただきます。
伊方町 道の駅 伊方きらら館
先ほどの道の駅 八幡浜みなっとに泊まるのをやめて、もう一つ先の伊方町の道の駅 伊方きらら館に行くことにしました。思った通り風が強いです。
道の駅に大きな水槽があって熱帯魚が泳いでいました。
水槽の横に穴が開いていて、そこから餌をやることができるようになっています。
ここのトイレは改修工事中でした。2月から3月にかけて工事が多いですけれど、トイレも例外ではないのですね。
九州が見えます。周防灘にある山口県の島々が見えます。
風を避けるために奥の方に駐めました。その隣が仮設トイレです。電気付くかな?
風の音がゴーゴーと鳴ってます。
では、また明日です。
大洲は通り過ぎるだけで、一度も行ったことがありませんでした。夏には、鵜飼漁とかもあり、カミさんと行こうと話していたので、残念です。
これからでも、奥様と行かれではいかがですか。十分その価値があるところだと思います。