真脇遺跡、能登長寿大仏、能登鹿島駅

石川県能登町にある真脇遺跡縄文館

道の駅すずなりの朝です。曇りです。これからしばらく晴れにはなりそうもありません。

今日は、まず能登町にある真脇遺跡を観に行きました。真脇遺跡縄文館が開くのが9:00からなので、先に遺跡を散策しました。縄文時代の小屋を再現したものです。

板敷土壙墓です。放射性炭素年代測定法の結果から4,520〜5,200年前に作られたものであることがわかっています。写真は、それを再現したものです。

その前に立っている3本の木柱列（復元品）です。この木柱列は祭儀に用いられたのではないかと思われていますが実際のところはよくわかっていません。

環状木柱列（復元品）です。石川県と富山県に多く確認されています。放射性炭素年代測定法の結果から約2,800年前に作られたものと考えられています。

ここ真脇遺跡は国指定史跡で指定面積は3.7万㎡あまりになります現在発掘が済んでいるのは、わずか３％しかありません。約20年前に発掘調査が行われて以来、発掘作業は行われていません。それは出土品の整理が終わっていないためです。次に発掘調査が行われるのがいつになるのか決まっていません。

土製仮面を大きく拡大して作られたモニュメントです。本物の土製仮面は後ほど出てきます。

上の方にも遺跡があるのかもしれないと行ってみたのですが、あったのは縄文温泉の宿真脇ポーレポーレでした。

ただし、桜が満開で素晴らしかったです。

9：00を過ぎましたので、真脇遺跡縄文館 330円に行きました。

ここは写真を撮るために申請書に記載をして提出する必要があります。提出済みです。

サメの骨は軟骨で出来ているため歯以外は化石として残ることはほぼないのですが、数千年レベルではまだ残っているようです。

ここの縄文土器は下部だけでなく全体が真っ黒です。全部がススで黒くなっているのだそうですが、ちょっとそうは思えませんでした。出土した時の土の影響ではないのだろうかと思ってしまいました。

一番下が地上から3.5mで約5,500年前の縄文時代前期中頃の地層で、そこから順に年代を追って約1.3mのところで縄文時代後期中頃から後期に相当します。それぞれの年代に使われていた土器が出土しています。

環状木柱列として出土した実物です。

先ほどのモニュメントも元になった土製仮面です。

ここは、想像していた以上に勉強になり面白かったです。いずれ発掘が進むと三内丸山遺跡並みかそれ以上の遺跡になる可能性があるところだと思いました。（期待も含めて）

穴水町にある能登長寿大仏を観に行きました。北陸最大級の青銅製大仏です。ここの施設は、穴水町で建設会社を起こした堀内秀雄氏が私財を投じて整備を進め平成15年（2003年）に完成した施設です。堀内氏が百歳の天寿を全うしたことにちなみ能登長寿大仏と呼ばれるようになりました。

三重塔です。正直申し上げて作りが少しばかり簡素でした。ただし、個人で建てたものと考えると素晴らしい三重塔だと思います。

この石灯籠を歩いていくと

観音堂があります。他にもいくつかの建物などがありました。

次に、穴水町にある能登さくら駅（能登鹿島駅）を観に行きました。広い駐車場があるのですが、駐めてすぐに満車になりました。

実は、昨日もここを通り過ぎたのですが人員整理の警備員さんはいませんでした。それほど人出がなかったのだと思います。今日のこの人の多さは昨日の新聞に載ったからではないかと珍しく的を得たことを言う助手なのでありました。（温泉で見た新聞に載っていたらしいです）

今日のお昼は、石川県七尾市にあるエレファントでいただきました。

ひれかつ丼930円です。カツ丼はロースだろと思ったのですが、口コミにカツ丼好きにはぜひ食べてもらいたいと書いてあったためいただきました。やはり、カツ丼はロースだと確心しました。さっぱりしているので、それが好きな人もいると思われます。

今日のお昼は、七尾市にある和倉温泉総湯490円（前回より30円上がりました）です。

所感:前回来た時には（いい意味で）場違いなところに来たのではないかと思うくらい（日帰り温泉としては）高級感があり緊張しましたが、今回は慣れたせいか何とも感じませんでした。いい温泉だと思います。

温泉諸元：泉質ナトリウム・カルシウムー塩化物泉（高張性弱アルカリ性高温泉）、加水不明、加温不明、濾過循環不明、消毒不明、pH7.8、源泉温度85.6℃、メタけい酸 84.7mg、炭酸水素イオン 13.9mg、外湯1（3m x 3m 42.0°C）、内湯3（6㎡立ち湯）（4m x 5m 41.7°C）（3m x 5m 42.2°C）、サウナ1、水風呂1、洗い場20ヶ所