北海道江差町のかもめ島
20日目:北海道厚沢部町〜北海道上ノ国町
走行距離:45.4Km
前回入口まで来たものの天気が悪くて行けなかったかもめ島に行きました。思っていた以上に楽しめるところでした。
昨日泊まった道の駅 あっさぶです。夕方になると車中泊をされる方が続々と入ってこられました。
車の中でジンギスカン(うまく出来た)を頂きながら、外を見ると日本ではないみたいな景色でした。遠くが霞んでいて赤っぽく見えました。
そのせいか沈む夕陽も真っ赤でした。iPhoneで撮りましたが色を付けているわけではありません。
ここの道の駅は、車中泊をするにはとてもいいところです。トイレはきれいで交通量も少なく静かでした。
そして朝です。5時くらいからトイレの掃除をされていました。通路の床もモップをかけて、トイレの端にも髪の毛ひとつ落ちていません。清掃員の方に感謝です。
ところが、清掃が終わって30分くらいしてトイレに行くと、泥だらけの靴で入った人がいて、入口が泥だらけで、通路にも靴についていたと思われる泥の塊が落ちていました。すごく残念な気持ちになりました。先ほど一生懸命モップをかけていた掃除のおばさんが、これを見たらどう思うだろうと思うと居た堪れない気持ちになりました。わざとやったのではないにしても、酷いと思いました。
今日は、まず江差町にあるかもめ島に行きました。前回来た時には雨のため鳥居の写真だけ撮って帰ったのです。
車は鳥居のすぐ近くの駐車場に駐めました。
厳島神社の鳥居です。
ここからかもめ島を一周する散歩道を散策しました。右にあるのは瓶子岩(へいしいわ)です。
このかもめ島は礫岩で出来ていました。
ゴロンベェ浜で石を見てみたのですが、貝殻の方が多い浜でした。チャートが少し混じっていました。
この散歩道を歩いていきました。
北前船の係船跡です。近代的な港が整備されるまではかもめ島が江差の港でした。江差にやってきた北前船は、かもめ島の周囲に立てた木杭に綱を渡して係船していました。
かもめ島は思っていた以上に面白い地形を有する島でした。礫岩で均一に侵食されないで、このように残るのはなぜなのだろうと言う疑問が湧きました。
もちろん、均一に侵食されている部分もあります。
釣りをしている人と少し話をしました。ここでは、いろんな魚が釣れるらしいです。今朝は、85cmのブリを釣り上げた人もいるようです。
波打ち際には、カラス貝や亀の手がたくさんありました。このあたりの人は採らないのでしょうか。採ってはいけないのかもしれませんね。
先ほどの岩にある階段を昇ると、きれいに整備された芝生のエリアに着きました。かもめ島キャンプ場です。
ここのキャンプ場の端にある厳島神社(やらずの明神)を参拝しました。
狛犬が独特の尻尾をしていました。
これは本殿ではなく、覆屋ではないかと思います。
奥尻島から戻ってきたフェリーだと思います。
ここから見下ろすと礫岩が侵食されて砂漠みたいです。このあたりの地層は水平のため、このように平たく侵食されるのだと思います。
ふたたびキャンプ場です。かなり広いです。
グランピングですね。
海に面した側は、透明になってカーテンが掛けてありました。
鴎島灯台です。昭和26年(1951年)にそれまでの木造の灯台を引き継ぎ、このコンクリート製の灯台が造られました。
江差追分節記念碑です。長野県追分で歌った馬子唄(まごうた)が全国各地に広がり、ここの江差追分も全国的に有名になりました。それを記念して立てられた碑です。
神威岬みたいになっていました。先まで行けそうですが行きませんでした。
開陽丸が見えます。
キャンプ場を次に来る時のためによく見ました。炊事場に相当するところですね。他に少なくとももう一箇所ありました。
トイレは、洋式1できれいでした。女子トイレもきれいだったそうです。
最初の鳥居のところまで戻って来ました。ここの石段を上って先ほどのキャンプ場に荷物を運ぶ必要がありますが、2往復くらいであれば行けるくらいの高さでした。次はコンパクトなキャンプセットを考えて、ここでキャンプしたいと思いました。ただし、風が強くない時です。
砂浜を整備されていました。毎年7月の第1土日にかもめ島祭りが開催されるので、その準備をされるのだそうです。今年は、6、7日ですね。かなり楽しいらしいです。
ここで祭りに参加して車中泊するのもありですね。
その後、スプーンを入れる小さな棚を作りたくて入れ物を探しに江差町のダイソー 江差店に行きました。いいのがありました。
そして、江差町にあるサツドラ江差店に炭酸を一箱買いに行きました。THERMOSの真空保冷缶ホルダーに入る炭酸は、北海道ではサツドラが安いと思っています。
今日の食材の調達は、江差町にあるラルズマート 江差店でした。
今日のお昼は、上ノ国町にある道の駅 上ノ国もんじゅのレストラン文珠です。
前回いただいた三色丼はメニューから無くなっていました。てっくい天ざる1,200円です。天ぷらのブロッコリーがとても美味しかったです。てっくい(漁師さんの手を喰うほど大きな口と鋭い歯を持った大きなヒラメのこと。手喰い→てっくい)の天ぷらは普通の白魚の天ぷらのようでした。てっくいは刺し身でいただくのがいいと思いました。
今日のご満悦おばさんは、てっくい天丼1,200円です。美味しかったようですが、やはりブロッコリーの天ぷらがとても美味しいと言ってました。
家で真似して、ここまで美味しく出来るのだろうか?
ここは、海を観ながらいただける席があります。
食事の後は、前回天気が悪くていけなかった上ノ国町の夷王山神社(いおうざんじんじゃ)を参拝しました。小高い丘の上にある神社です。
普通の民家のようです。
入口が閉まっていました。
ここの鳥居は、天空の鳥居みたいです。
そして、同じく前回は霧の中で、はっきり見えなかった北海道夜明けの塔に行ってみました。登る事ができました。
風がとても強かったです。バーデンが可愛いです。
上ノ国町にある大安在浜(おおあんざいはま)に石拾いに行きました。ここは、昨年調べた結果、一箇所しか降りるところがなさそうでした。この駐車場なのですが、昨年は工事車両が駐まっていて駐車できず断念しました。写真に写っているバーデンの後ろ側に降りるための石段があります。
降りると砂浜でした。波打ち際だけ小石がありそうです。
砂岩と泥岩に混じって、チャートと石英などが落ちていました。波打ち際で、かつ風が強いので時折、潮が飛んできました。短時間の石拾いとなりました。
先ほど降りてきた石段を上って車に戻りました。
自分は、きれいな柄のチャートを1個です。
カミさんは、白瑪瑙をたくさんとチャートなどを拾っていました。人間、誰にも特技というものがあるものだなぁと思いました。美味しいものを探すことで鍛えたのか目がいいんですよね。
今日のお風呂は、上ノ国町の花沢温泉200円です。
所感: 3度めの訪問になります。保養施設タイプの浴室です。200円でこの泉質はありがたいです。とてもあったまります。
温泉諸元 泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH7.6、メタけい酸 70.9mg、炭酸水素イオン874.5mg、 内湯2(1.7m x 3.5m 熱め、1.7m x 3.5m 低め)、外湯1(2m x 4m)、洗い場9ヶ所、とろみ度★☆☆☆☆、気泡 なし
その後、上ノ国町にある道の駅 上ノ国もんじゅに戻ってきました。
今日も風が強いです。夜中、雨になるようです。
では、また明日。