大分県日出町にある致道館
58日目:大分県日出町〜大分市
走行距離 31.7Km
今日も、いろんな話を聞いて知的満足度の観点で、ご満悦おじさんになりました。いろいろな知識が増えれば増えるほど旅が楽しくなるのはまったくそのとおりだと思う1日でした。唯一の難点は、覚えるスピードより忘れるスピードが早いことなのです。
Contents
出発
大分県日出町 回天大神訓練基地記念公園
昨晩お世話になった駐車場です。
トイレです。
小2、大1(洋 洗浄弁ではない)の小さなトイレです。
夜は、街灯が点いていて明るかったです。
トイレの横にある自販機が地面を照らしていました。トイレは電気が消えていますが、入ると点灯しました。
静かでよいところです。
朝になると、ものすごい数のカラスが飛び回っていました。野鳥の会の会員ではありませんが、ざっくり数えて200羽くらいいたと思います。
ゆっくりと珈琲を入れて…と思っていると、6時から芝刈りなどの清掃をやる日のようで、近所の方々が続々と集まってこられました。
駐車場はいっぱいになり、ここに駐めているのは迷惑という雰囲気になってきましたので、助手に入れかけの珈琲を持ってもらって、車を移動しました。
訪問先
大分県日出町 住吉ふれあい公園
やってきたのは、すぐ近くにあるこの公園の駐車場です。
トイレもあって、第二の車中泊候補だったところです。ここで朝食を済ませて、すぐ移動しました。
大分県日出町 深江港・襟江亭(きんこうてい)
次の目的地に行くには時間が早かったので、港を観に行きました。
助手が、近くに遺構があると言うので歩いて観に行きました。
今では海から少し奥まっているところにありますが、昔はこの建物の隣に舟が着いて、ここから参勤交代のための舟が出るようになっていたそうです。(このあとの資料館に、そのような資料がありました)
中は、改修中で解体作業中でした。いずれきれいに復元されて観光名所になるのだと思います。
大分県日出町 日出城址(ひじじょうし)
二の丸館の駐車場に車を駐めました。
二の丸館(にのまるやかた)
ここでパンフレットをいただき、城下町の回り方などを教えてもらいました。
瀧廉太郎像
どうして、ここに瀧廉太郎?と思いました。
ここにあるように瀧家の初代は木下延俊に召し抱えられていたのだそうです。木下延俊は、豊臣秀吉の正室「ねね」の甥にあたり豊後国日出藩初代藩主になります。瀧廉太郎は良家の生まれだったのですね。
日出城址
日出城は、この木下延俊が、義兄であった細川忠興の支援を受けて築いた城です。
この城の縄張りも細川忠興が行ったそうです。
観光マップがありました。
歩いていると、お掘りに降りられそうです。
何か穴が開いていますね。
何だろう?
向こうまで行けるようです。
行ってみました。
お掘りが続いていました。
石垣も立派ですね。
ふたたび、この穴を通って戻りました。
日出城の時鐘です。
大東亜戦争の時にも供出を逃れたようです。
天守台の石垣です。本丸は小学校になっていて入ることができません。
この石垣は、木下氏家臣の穴太理右衛門(穴太衆)が組んだようです。
写真ではわかりにくいですが、かなりの高さがある石垣です。
乱積みと布積みの中間に当たる「布目崩し積み」という積み方なのだそうです。
確かに布積みを少し崩したような積み方になっていますが、言われないとわからないですね。
天守台に上がる道がありました。行けないはずなんですけどね。
やはり、校庭につながる道で行けなくなっていました。
高浜虚子句碑
高浜虚子がここに来たことがあるのだそうです。
城下海岸
日出城は、海に面した海城なんですよね。
正面に見えるのは、別府の町と由布岳ですかね。それにしても天気悪いです。
空母 海鷹(かいよう)の碑
この海岸には、半分沈没した空母があったのだそうです。その乗組員戦没者の鎮魂と世界恒久平和の願いを込めた石碑です。
人柱祠
細川忠興は、城の裏鬼門にあたるこの位置に人柱を立てたと言われています。
続いて、致道館に行きました。
大分県日出町 致道館
ここ致道館(無料)は、藩校です。
こちらの方にいろいろな話を教えていただきました。
ここは、すごく眺めが良いところで、いいところで勉強できたのだと思っていたところ、この致道館は、もともと中学校があるところにあって、こちらに移設されたと教えていただきました。
この致道館には藩主も先生として教えに来ていたそうです。手前の部屋が藩主が利用する部屋で、奥の部屋に比べて天井が高くなっていました。
藩主が利用するトイレです。この前の手すりは、手で持つところではなく、衣服が汚れないようにかけるためのものだそうです。

二階も拝見しました。
ここは塾生が寝泊まりしたところです。
黒鍬組の話で盛り上がりました。これから自分でも調べてみるつもりですが、合戦後の遺体処理を担当したのが黒鍬組なのだそうです。もちろん、それを専門としていたわけではなく、石工などもやっていたようです。と言った話をいろいろ伺いました。
大分県日出町 鬼門櫓
鬼門櫓を観に行きました。
日出城の本丸東北隅に築かれたので、鬼門櫓と呼ばれています。さらに建物の東北部は隅を欠いた構成になっており、他に類を見ないのだそうです。
いろいろ伺った話などが記載されていますので、ギャラリー形式で残しておこうと思います。
二階も拝見しました。
一時は、ぼろぼろになっていたのですが、よくここまで復元・改修されたものだと思いました。
昔の様子を損ねないようにうまく改修されていました。
大分県日出町 日出町歴史資料館/帆足萬里記念館
ここは無料なのですが、写真撮影は禁止でした。
帆足万里さんの記念館でもあり、その資料などがありました。
帆足万里さんの像です。
帆足万里さんに関してはこちらをご覧ください。
大分県日出町 観音の水
小さな駐車スペースがあります。
ここは2度目になります。
人がいなかったので、汲めなくなったのかと思っていましたが、最近検査した証が貼ってありました。
僕らのあとから、次々と人が汲みに来られていました。いいタイミングで行けて良かったです。ちゃんとお賽銭は収めてきました。
大分県別府市 別府市竹細工伝統産業会館
建物の前に駐車場がありました。
ここは、入館料が390円です。ほとんどの作品が撮影禁止です。
入口にあったラグビーボール
数少ない写真撮影可の作品
エジソンのランプです。確かにフィラメントが竹ですもんね。
この写真ではありませんが、人間国宝の作品などがあり、ため息が出るほどすごい作品もたくさんありました。写真を撮って、世界中の人たちにその素晴らしさを広めたらいいのになぁと思うのが僕の感想です。ちょっと値段が高いですが、一見の価値はあると思います。
お昼ごはん
大分県別府市 資さんうどん 別府店
今日のお昼は、こちらでいただきました。ここは、福岡三大うどんチェーンのひとつです。
そのお店で、大分名物 焼きうどん(ネギ多め)839円をいただきました。魚粉をかけていただきました。すき焼きの割り下で作ったら、こういう焼きうどんになるだろうなと言った味でした。資さんうどんでは、やはりお汁のあるうどんにすべきだったかなとも思いました。
今日のご満悦おばさんは、おかめうどん(ネギ多め)799円です。油揚げが厚めでおいしかったそうです。とろろ昆布大好きおばさんは、それが取り放題で、ごっそり投入され、いたくご満悦のご様子でした。
食材調達
大分県別府市 マルショク関の江店
ここのマルショクは二階に上がるスロープの高さ制限が2.5mというのがいいですね。でもスパロンは重いので、できるだけ下に駐めた方がいいかなと下を探して駐めました。スーパーは、いつものマルショクです。
お風呂
大分県別府市 浜脇温泉
浜脇公共駐車場に車を駐めました。
入浴料は200円です。
所感:ユニークな温泉です。ロッカーは100円ですが戻って来ません。その代わり、脱衣所と浴室は壁がなく繋がっています。脱衣所が1mくらい高くなっているので浴室から脱衣所の棚に入れた荷物がよく見えます。お湯は、かけ流しでコンコンと流れ出ています。助手の調査によりますと、ホース付きのシャワーが着いたのは最近の話で、浴槽が2つに分かれたのも、最近のことらしいです。14:00〜15:00は清掃の時間なので注意が必要です。
温泉諸元 泉質:単純温泉(低張性 中性 高温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH7.4、源泉温度 64.1℃、メタけい酸 159.0mg、炭酸水素イオン 142.0mg、内湯2(2m x 3m x 2 熱めとぬるめ)、洗い場4ヶ所(うちホースシャワーは2)、とろみ度 なし、気泡 なし
到着
大分県大分市 道の駅たのうらら
令和5年(2023年)にできたばかりの道の駅です。人気があるところで人が多いです。
今日は、こちらのお世話になります。
では、また明日。


















