奈良県十津川村にある玉置神社
14日目:三重県熊野市〜奈良県十津川村〜和歌山県田辺市
走行距離 76.6Km
玉置神社は、すごいところにある、すごい神社でした。
道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里の夜です。
泊まったのは自分たちだけでした。電飾が寂しい雰囲気を変えていました。ここも星がきれいなところでした。
そして朝です。今日も天気が良さそうです。
ラジオ体操をしている時に、遠くの山に懸造のようなものがあることに気づきました。
これです。出発する前に歩いて行ってみることにしました。
坑道で採掘した銅などを選別する紀州鉱山選鉱場の跡でした。看板に当時の写真がありました。
立ち入ることは出来ませんでした。建物の柱になる部分が残っているのでしょうか。
横には運搬用のトンネル(立ち入り禁止)がありました。
ふたたび道の駅に戻り、約50Kmほど離れた次の目的地へと向かいました。
途中、トンネルを抜けるちょっと手前で、あっ、ここはもしかしてと思った瞬間、目の前にかつて感動した景色が広がりました。
ここにあることをすっかり忘れていました。
ここを通り過ぎ、クネクネした山道を登り始めてしばらくすると、
目の前に通行止めの看板が現れました。えー、ここまで来て通行止めかよ。
よく見ると、チェーン装着車以外通行止めと書いてあります。この先は、積雪、凍結しているのか?
もう一つの看板にも目をやると、ん?
凍結時、積雪時と書いてあるではありませんか。最初の看板もよく見ると、字が、いや時が薄っすらと書いてあるではありませんか。危うく引き返すとこでした。
その後、かなり長い時間、クネクネした山道を登っていきました。ずいぶん登ってきただけあって、眺望は良好です。
奈良県十津川村にある玉置神社 第一駐車場に着きました。そこは標高933mにあるとても寒い駐車場でした。雪がチラチラと舞っているだけでなく、風が吹くと手の指が千切れそうなくらい痛いです。
熊野三山奥の院 玉置神社(たまきじんじゃ)です。
ここから参道を歩いていきます。すぐに着くのかと思いきや、なかなか着きません。
山の神です。
大きな丸い岩がありました。枕状溶岩と名付けられたこの岩は、海底火山の噴火により噴出した玄武岩質の溶岩が水中に流れ出し冷えて固まったもので、長い年月の地殻変動などで地表に現れたものなのだそうです。
長い参道をてくてく歩いていると鳥居がありました。
このしめ縄は大麻ですね。このような参道の小さな鳥居にかけられているしめ縄が大麻であるところから、この神社は普通の神社じゃないなと思いました。
途中参道から少しそれて大杉を観に行きました。
周囲が11mある奈良県随一の杉の木です。比較のために隣に自分がいますが、あまり大きく感じませんね。
ちかくにあった別の杉の木の方が大きく感じます。
ようやく境内に着きました。
ここは拝殿がなく、いきなり本殿です。千鳥破風唐破風向拝付き入母屋造平入の本殿です。御祭神は、国常立尊(くにとこたちのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冊尊(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)です。
この本殿の石垣は、切込み接ぎ布積みになっていました。やはり普通のところではないですね。
本殿の裏に夫婦杉と
神代杉がありました。この杉は樹齢三千年なのだそうです。
三柱神社です。
御祭神は、倉稲魂神(うがのみたまのかみ)・天御柱神(あめのみはしらのかみ)・国御柱神(くにのみはしらのかみ)です。稲荷神社ですね。
出雲大社玉置教会です。明治になり、十津川郷中すべて廃寺され、全村民が大社教に属したことから、その総元締めとして設立されたそうです。
真名井社(真王水神)です。
ここから、さらに山道を登っていきます。
玉石社がありました。社殿がなくご神体の玉石に礼拝する古代の信仰様式を残していました。
最後に白山社をお詣りして
駐車場に戻ってきました。参拝に1時間40分かかるすごい神社でした。
雪がチラついていて、遠くの山が微かに白くなっていました。
本日のお楽しみ、お昼ごはんです。
十津川村にあるピットでいただきました。
ご満悦おばさんは、オムカレー850円で
自分は、オムカレーカツのせ950円です。カツ3切れをご満悦おばさんがいただきました。
まず、卵が自分には真似できないくらいふわふわの仕上がりで、オムライスはこれだけでいただいても十分美味しいです。カレーと合わせることによりオムライスがどこかにいってしまっていて残念です。合わせて食べるより別々にいただいたほうがいいと言うのが二人の感想でした。それにしてもカツを追加するのに100円だなんて安すぎですよね。
今日のお風呂は、十津川村にある公衆浴場 憩の湯600円です。
駐車場は、7台しか駐めることができません。混んでいるとスパロンを駐めるのは至難の業(バックで入る?)となるかもしれません。よって、早めに行きました。
所感:源泉かけ流しでお湯が湯船から流れ出ていました。匂いは感じませんでしたが、助手は硫黄臭がしたと言ってました。このあたりにしては安い方ですが、全国的視点で見るともう少し安く出来るのではないかと思います。
温泉諸元 泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 中性 高温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH7.9、源泉温度 58.0℃、メタけい酸 23.0mg、炭酸水素イオン 930.6mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯1(1.5m x 1m)、洗い場2ヶ所、とろみ度 なし、気泡 なし
和歌山県田辺市にある道の駅 奥熊野古道ほんぐうに着きました。
ここは、小さなスーパーのような売店があります。
今日は、ここに泊まります。2年前にも泊まったことがあり覚えていました(笑)
では、また明日です。