新潟県三条市にある石動神社
14日目:新潟県長岡市〜三条市
走行距離 25.7Km
今日は、石動神社で石川雲蝶の彫刻を心ゆくまで堪能し雲蝶の作がわかるようになってきたなとふたりで満足し、次の本成寺は雲蝶作ではない欄間を雲蝶作と勘違いし、写真を撮りまくり、肝心な雲蝶の作品は見ずに帰るという失態をやってしまいました。ただし、ここにある雲蝶のお墓はしっかり拝んで帰ってきました。
次の燕市産業史料館では、職人さんたちの作品や技に触れ、これでもかというくらいに見せつけられて頭がお腹いっぱい、いや頭いっぱいになってしまうのでありました。日本の匠のわざって、想像を絶するものがあると思った1日でした。
Contents
出発
見附市 道の駅 パティオにいがた

ここの道の駅の案内図を載せておきます。駐車場が分散しているのがわかります。車中泊をするのであればトイレがある第一駐車場になると思います。

案内図に大凧伝承館とあるように、六角大凧が有名なのだろうと思います。伝承館が見られるのかわかりませんが行ってみればよかったです。

ここのトイレは、平成27年(2015年)に日本トイレ大賞を受賞したのだそうです。

トイレに入ると、どこが男子トイレなのか迷ってしまうくらい複雑な作りになっています。

デザインには工夫がされていて受賞したのだろうと思いますが、

夜は、多目的トイレが男女兼用で2つしか使えなくなります。慌てて用を済ませると、外でおじさん、おばさんが待っているということがありました。もう少し数がないと困る人が出てくるのではないかと思います。ちなみに朝の7時にはトイレがすべて使えるようになりました。

そして朝です。霧雨が降る天気でした。

車中泊の車が10台くらい駐まっていました。また、6:30には、みなさんでラジオ体操をやられるようで、車で来られている方々がたくさんいらっしゃいました。
きれいな道の駅だけれど夜のトイレが男女合わせて2つになるということが、今ひとつイケてないと言える道の駅でした。
訪問先
三条市 石動神社

このあたりに石動神社(いするぎじんじゃ)はたくさんあります。これから行く石動神社は三条市吉野屋甲3936-2にある神社です。駐車場は、三条市にある吉野屋フォーラム 駐車場を利用できます。

一の鳥居です。


雲蝶の彫刻についての説明があります。

一の鳥居をくぐるとすぐ石段になります。登って終わりと思っていると、この石段が現れます。

登り終えたかなと思っていると、また石段があります。

登り終えると、また石段がありますが、遠くに神社が見えます。がんばって登ります。

しかし、石動神社とは別の神社です。

最後の石段(結局400段)を登り終えると石動神社の両部鳥居に着きます。ここは神仏習合の名残がある神社です。

手水舎です。

彫刻の説明です。

石動神社境内です。

拝殿です。銅板葺 千鳥破風 向拝付き入母屋造です。ここからは、ギャラリー形式で掲載します。
- 向拝中備の龍
- 向拝中備の龍
- 向拝中備の龍
- 木鼻(右)獅子
- 木鼻(左)獅子
- 手挟(右)
- 手挟(右)
- 手挟(左)
- 手挟(左)
- 脇障子(右)神功皇后と武内宿禰
- 加藤清正公と高麗人
- 斗栱は二手先
- 蟇股に十二支
- 蟇股に十二支
- 本殿は神明造(覆屋かも)
- 扁額
- 拝殿内
- 賓頭盧様(雲蝶作)
- 百足退治
- 蜘蛛退治?
- 蜘蛛退治
- 鵺退治
- 天井
- 雲蝶の説明
- 由緒
- 彫刻の説明
じっくり拝見させていただき石段を降りて帰りました。石川雲蝶を知ったのは、6年前になります。それから、日本中のこの手の彫刻をいろいろ観てきましたが、やっぱり、雲蝶の彫刻は違うなぁとつくづく思いました。
三条市 本成寺

9年前にも来た三条市 本成寺を参拝します。前回はお寺の前の駐車場に駐めましたが、今回は来た方向が違っていて、三条市の本成寺・保育園専用駐車場に駐めました。参拝者も利用できる駐車場です。





鐘楼です。

多宝塔です。説明は先ほどの看板の写真を参照ください。

本堂です。事前の調査で本堂には雲蝶の彫刻はないということを知っていたはずなのですが、すっかり忘れて欄間の写真を撮りまくりました。あらためて観ると明らかに雲蝶の作ではないとわかるものが、多数ありました。何をやっているのだろう。


ここには、大きな建物が多数あります。ここか、

ここに、雲蝶の彫刻があったものと思われます。また来ます。

山門です。

一階は三手先で平行垂木ですね。

二階は三手先で尾垂木が付いてます。垂木は扇垂木ですね。雨がひどくなってきました。

こちらに詳しく書いてありました。

三条市 石川雲蝶の墓地

ここのお寺を参拝した理由は、もう一つありまして、石川雲蝶のお墓にお参りに来たのです。お花を持ってくればよかったと思いました。このような素晴らしい彫刻を残してくださったことに対するお礼を言って帰ってきました。
燕市 燕市産業史料館

燕市産業史料館の前に駐車場があります。ここは、400円ですがJAF割引で300円です。
とにかく、ここは凄いです。これでもかというくらい職人さんの技術を見せつけられます。
信濃川は河口に近くなると勾配が緩やかになります。そうやって出来た土地がこのあたりになるそうです。そのため昔は大雨が降るとすぐに洪水になってしまいました。度重なる洪水で困窮した農民に和釘作りを副業として奨励したのが金属加工の始まりなのだそうです。
あわせて、原材料(銅)、燃料(木炭)、職人と技術、流通と4つの条件が整っていたこともあり発展したのだというビデオを観てスタートしました。
展示内容の一部をギャラリー形式で紹介します。
燕の金属産業 歴史と技術
金属の板を叩いて丸めてキセルを作るところや、彫金のビデオを鑑賞しました。とてもすごい技術だと思いました。
燕の職人と銘品
銘品と言われるだけあって、どれも素晴らしいものばかりでした。もっと見る目があったら楽しいだろうなと思いました。
鎚起銅器の美の世界
細かい模様がとても美しくて見入ってしまいました。
体験工房室

ここは有料で作品を作れる場所です。数名の方が実際に作品を作っておられました。休憩時間に写真を撮りました。
丸山コレクション 矢立煙管館
この中に清水次郎長の愛用品があります。風格があります。
企画展「メッキの世界展」
メッキの美しさに魅了されました。
日本の金属 洋食器展示室
洋食器について、学びました。
一般展示室
賞を取っただけあって、どれも素晴らしいものばかりでした。
ものづくり発見室
ここは、面白いものがいろいろありました。金属によって音が変わることや、普通の平面から字が出てきたり、加工精度の凄さを知ることが出来ました。
伊藤コレクション 世界のスプーン館
世の中には凄いコレクターがいるものだといつも感心します。
ここに載せただけでも、ごく一部になります。ぜひ、ご覧になることをおすすめします。お腹いっぱい、いや頭いっぱいになりました。ブログを観ていて、いっぱいになったでしょ。(所要時間 約1時間半)
お昼ごはん
燕市 中華蕎麦 おか部

今日のお昼は、燕市にある中華蕎麦 おか部でいただきました。自分たちの次の人たちで満席となり、待っている人たちがいらっしゃいました。人気店のようです。

特製中華そば(A5和牛チャーシューと味玉)1,650円です。

ストレートの長めの麺は醤油味のスープと良くあっていました。

自販機に写真がなく、名前だけで注文をしましたので、これが最初に出てきたときには驚きました。A5和牛チャーシューということだったので、てっきりローストビーフのようなものがラーメンに載っているのだと思いました。甘くてとても美味しかったです。

今日のご満悦おばさんは、ワンタン塩そば1,250円です。スープが想像を絶するくらいに美味しかったらしく、お店を出るなり、「すごい、ものすごく美味しかった」と絶叫されていました。超ご満悦おばさんになっておられました。
食材調達
燕市 イオン 県央店

先日、美味しかったクロンバッハのヴァイツェンを箱買いしました。ピルスもあったので、味見のために1個買ってみました。これ、ほんと美味しいんですよ。
到着
三条市 道の駅 燕三条地場産センター

ここの道の駅に来るのは3回目くらいなのですが、道の駅っぽくないところです。


売っているものが農産物などではなく、地元の金属加工製品などだからでしょうかね。とても、素晴らしいものがたくさんあります。でも、今日は、たくさん見ましたのでもういいです。
では、また明日。
疲れた