長野県駒ヶ根市にある光前寺本堂の海老虹梁
70日目:長野県伊那市〜長野県飯島町
走行距離 56.8Km
異なる年代の地層を隣り合わせで観ることができる断層は、やはり面白いと思いました。

道の駅 南アルプスむら長谷の朝です。

晴れました。昨日の黄色い世界とは別世界です。

伊那市にある中央構造線公園の駐車場に車を駐めました。

溝口露頭(中央構造線溝口露頭)を観に行きます。駐車場の隣りにある、この入口から降りるとすぐに露頭に着きます。

中央構造線溝口露頭です。ちょっと見づらいのですが、左と右に2本の境目を観測することができます。それぞれを写真に撮りました。

左側の境目です。

右側の境目です。

左側の約1億年前の岩です。

中央の約1,500万年前の岩です。
1,500万年前にマグマが中央構造線の亀裂に流れ込んできたものと思われています。

右側の約8,000万年前〜7,000万年前の岩です。色が黒いですね。

今日は、昨日とはまったく違って中央アルプスが霞んではいながらも見えています。

伊那市にあるかんてんぱぱガーデンの駐車場に車を駐めました。ここは、いろいろな施設が集まっていて広いので、行きたい施設の近くの駐車場に車で移動しながら利用するのがよいと思います。

まずは、工場見学とショップに行きました。

出来た製品を袋詰する設備を観ることができるようになっていました。

実に多くの製品に寒天が使用されていました。たとえば、コンビーフなどにも使われているようです。この写真は拡大できます。

日本では、良質な原料が減少しつつあることから、韓国、インドネシア、モロッコ、チリなどで、海藻の採取及び生産を行っているのだそうです。

野村陽子植物細密画館(無料)に行きました。

ここは、写真撮影不可でしたので、写真がありません。野村陽子さんが書かれている植物細密画は、実物大の大きさにこだわっておられました。牧野富太郎さんも植物の細密画を書かれていました。自分が思うに違いは、牧野富太郎さんの細密画は学者として細かく、野村陽子さんの細密画は画家として細かく描かれているなと感じました。
それにしても、これだけ細かい絵をたくさん描かれていることに驚きを感じました。ここに保管されているだけで700点あるそうです。そして、今も精力的に書き続けておられるそうです。旅をしていると人間の力ってすごいなぁと感じることが多いです。野村陽子さんもそのひとりです。

monterina(食をメインとしたセレクトショップ)です。日本中の選りすぐりの食品を売っていました。こういうお店が近くにあるといいですね。
伊那市にあるBOOKOFFPLUS伊那店に立ち寄り、3冊をお買い上げのBOOKOFFおばさんなのでありました。

今日のお昼は、伊那市にある「みのりや」に行きました。開店の5分前に着き2番目に入店しました。開店1分後には満席となり、すぐに待っている列が出来ました。おそるべし人気店です。今日木曜日は、カツカレーが700円で頂ける日とあって、みなさんカツカレーを注文されていました。自分は、揚げ物禁止の令を科していることと、地元のご当地グルメを食してレポートするという使命から、ローメン2玉950円にしました。
が、しかし、みなさんのカツカレーのカツがすごく厚いのを見て、これは700円のカレーに載っているカツではないと思いました。1,400円くらいしてもいいくらいのカツカレーでした。

口コミで「初老の自分は2玉で、ちょうどいい」と書いてあったので2玉にしたのですが、想像以上に多かったです。味は、ウスターソース味で、開店待ちの時に自分の前に並んでいた人の話によりますと、炒めてあるのではなく、蒸してあるらしいです。そして、自分で味付けをして(薄ければソースをかけたり、酢をかけたり)いただくものらしいです。
おなかいっぱいになりました。もう一度口コミを見直したら「初老の自分は2玉では、ちょっと多い」と書いてあり、見間違ったみたいです(笑)

今日のご満悦おばさんは、五目ラーメン800円です。「シーフードがたくさん入っていてよかったけど、ラーメンとしては普通だった」とのことでした。しかし、「エビが3つ、ホタテが3つ、イカが3つと、お肉が7枚くらい入ってた」と、にこにこで、ご満悦のご様子でした。
ここまで数えながら、いただく人がいますかね。

駒ヶ根市にある「あかはね ツルヤ赤穂店」で食材を調達したあと、駒ヶ根市にある光前寺 第2駐車場に車を駐めました。

光前寺です。仁王門です。

参道を歩いて行きます。

ここには早太郎伝説なるものがあります。詳細は、こちらをご覧ください。

三門が見えてきました。

とてつもなく、大きな三門です。

すごく重厚さを感じます。

三手先がずらりと並んでいます。

礎石に載っているだけの柱

霊木の三本杉です。

一切経蔵です。600年前に遠州見付の天満宮より奉納された大般若心経600巻他、多数の宝物が秘蔵されているらしいです。唐破風向拝付き杮葺き入母屋造の蔵って初めて観ました。

光前寺 本堂です。唐破風向拝付き杮葺き入母屋造です。

懸魚や持送りの彫刻が素晴らしいです。

海老虹梁の龍もなかなかのものです。付け根を餓鬼のようなものが持っています。これも、珍しいですね。

反対側(右)の海老虹梁です。

霊犬早太郎の墓です。

三重塔です。文化5年(1808年)に再建されたました。

初重と二重が平行垂木で、三重が扇垂木でした。自分は、初重だけが扇垂木の方が美しいと思っています。

四隅に龍が彫られていました。
なかなか見応えのあるお寺でした。

今日お風呂は、駒ヶ根市にある早太郎温泉 こまくさの湯700円(JAF650円)です。

ところが、どっこい。
配管工事のため休業でした。が、すかさず、
大丈夫、近くに3箇所ある
どこがいいか決めよう
計画案作成の助手とは言え、いい仕事してます。
が、3軒のうち2軒は、定休日で、残りの1軒である

駒ヶ根市の早太郎温泉 駒ヶ根高原リトリート すずらん颯700円に行きました。



所感:こげ茶色のタイルを使用した浴室です。浴槽の横にチャートなどの石が積んであり、そこから源泉(冷たい)が流れ出ています。詳細な成分表が無いのでわかりませんが、とろみのある良いお湯です。
温泉諸元 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 低温泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 塩素系薬剤と紫外線殺菌装置、pH不明、源泉温度 28.4℃、メタけい酸 ーmg、炭酸水素イオン ーmg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯1(12㎡)、洗い場10ヶ所、とろみ度 ★★★★☆、気泡 なし

飯島町にある道の駅 田切の里に着きました。朝は、黄砂の影響はなくなったかなと思っていたのですが、午後から視界が悪くなってきました。花粉なのか目がかゆいです。

ここの道の駅は、ゆったりとして、いい感じの道の駅です。
今日は、ここに泊まります。
では、また明日。