旅レポート

旧瀬戸常蔵邸、稚内市樺太記念館

北海道稚内市にある副港市場

本日のサマリー

46日目:北海道稚内市

走行距離 7.5Km

今日は雨のため先へ進まず、稚内市にいることにしました。今まで何度も来ているので行くところはないと思っていたのですが、じっくり見て探したところ行ってないところがありました。しかも、いろいろと勉強になるところでした。

出発

北海道稚内市 道の駅 わっかない

朝です。相変わらず車が多いです。

駐車場の脇に鹿が3頭いました。車の横まで来る鹿もいました。警戒はしているようですが、ある程度は近づいても逃げません。

訪問先

北海道稚内市 旧瀬戸常蔵邸

5台駐められる駐車場が建物の横にありました。

入館料は200円です。

ここには、4人家族とお手伝いさん2人の6人が住んでいました。非常にお客さんが多いところで、部屋3つをつなげて、もてなしができるようになっていました。

この家を作るにあたっては、秋田から大工の棟梁を呼んで建ててもらったそうです。そのため、天井にいろいろな意匠上の工夫がされていました。また北海道には孟宗竹のような太い竹が生えていないので、貴重な孟宗竹を使った設計がされていました。

相撲取りの大鵬を迎えるために大きな茶室が増築されていました。

この建物は、映画 北の桜守のロケで旅館の設定で2階の和室が使われました。撮影にあたって吉永小百合さんの控室に茶室が、堺雅人さんの控室に津軽タンス部屋が使用されました。

石(ジャスパー)と宝船が好きな方で、家の至る所に飾ってありました。ジャスパーを磨くときれいになることを知りました。

これらをギャラリー形式で掲載します。

ここからは漁業に関する資料になります。

本当は、いろいろ質問をしたかったのですが、小学生の団体が見学に来るために、自分たちへの説明は駆け足になり、あまり質問は出来ませんでした。仕方のないことですが、ちょっと残念でした。

北海道稚内市 稚内市樺太記念館

今まで何度も来ている副港市場の2階にあったのですが、これまでこのような施設があることに気づいていませんでした。

ここは、樺太に関する資料を展示している施設でした。映像も5本ありました。非常に勉強になる施設でした。

この真岡郵便電信局事件は、よく存じ上げておりましたが、他にも知らないことがたくさんありました。

樺太は思っていた以上に発展していました。南樺太(樺太上の北緯50度以南の日本の領土)には、製紙工場(王子製紙)が9つもありました。その当時、日本の製紙の80%をここ樺太で生産していました。その製紙工場の電力などを賄うために発電所があり、良質な石炭の発掘がされていました。南樺太における人口は40万人でした。

しかし、昭和20年(1945年)8月9日のソ連軍の侵攻を境に大きく変わっていきました。

樺太からの引揚者は船で引き揚げましたが、小樽に向かう途中3隻の船が国籍不明の(のちにソ連とわかる)潜水艦の魚雷により2隻が沈没、1隻が大破となります(三船殉難事件)。このうちの1隻に大鵬が乗っていたものの、母の船酔いのため事前に寄港した稚内で下船をしたため命拾いをしています。

樺太には、北原白秋や宮沢賢治などが訪れていました。

また、稚内港にある北防波堤ドームは何度も観ていましたが、単なる防波堤ではなく、ここは駅であったことを知りました。稚内駅に線路の最北端がありますが、それがこのドーム内に引き込まれていて、ここまで列車で来て、船に乗り換えて樺太に行けるようになっていました。その写真や資料、ジオラマが展示してありました。

これらの資料をギャラリー形式で掲載します。

ここは無料の施設とは思えないくらい充実した資料と映像があります。おすすめの施設です。

お昼ごはん

北海道稚内市 北の台所なごみ

今日のお昼は、副港市場の2階にあるこちらでいただきました。

とろとろオムライスセット1,350円(JAF会員のみドリンクバー無料)です。稚内まで来てどうしてオムライスという人もいましたが、人気のオムライスを僕が家で作るオムライスの味向上の参考にしようと思って注文しました。

そのオムライスは、僕が家で作るオムライスと同じ味でした。強いて言えば、僕のオムライスの方がコショウが効いていて美味いと思います。(ちょっと自信が付いた)

今日のご満悦おばさんは、チャーメン1,200円です。塩味であるというところが、非常にお気に召されたご様子で、どこが美味しいのかを何度聞いても塩味としかお答えになりませんでした。ちなみに、少しだけ味見をさせていただきましたが、麺がちょっとボソボソした感じで、僕の口には合いませんでした。人それぞれだと思いました。

食材調達

北海道稚内市 稚内丸善㈱ マリンギフト港店

今まで何度も来ている副港市場の横にこんなお店があることに今更ながら気づきました。昆布や海産物の冷凍品などを扱っているお店です。お土産を発送するのに良いところのような気がします。

北海道稚内市 稚内副港市場

ここは、海産物などを扱っています。一部、地元のスーパーに並んでいるものと同じものがありましたが、観光地価格なのではないかと思うものがありました。

北海道稚内市 西條 稚内店

というわけで、地元のスーパーに来ました。

昨日、ここで買った煮だこの頭は、やはり美味しかったです。煮だこは、ここのものが一番美味しいのではないかと思います。

同じく昨日、ほっけの干物を焼いたものを買ったのですが、これが絶品で今まで食べたほっけの中で一番美味しかったです。本日、ご満悦おばさんがお買い上げになられました。

お風呂

北海道稚内市 ヤムワッカナイ温泉 港のゆ

最近良く入っている温泉です。今日は、人が少なかったです。

所感:2種類の源泉があります。浴室は3階にあり露天から稚内の港を眺めることができます。スーパー銭湯のような施設です。

温泉諸元 泉質:①ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(低張性 弱アルカリ性 冷鉱泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 あり、pH8.1、源泉温度 16.1℃、メタけい酸41.2mg、炭酸水素イオン 829.4mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、② ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(低張性 弱アルカリ性 冷鉱泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 あり、pH8.0、源泉温度 16.6℃、メタけい酸39.0mg、炭酸水素イオン 1230mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯3(5m x 6m 、5m x 4m、1m x 2m ジャグジー付き)、露天1(2.5m x 5m)、サウナ1、水風呂1、洗い場21ヶ所、とろみ度 ★★☆☆☆、気泡 なし

到着

北海道稚内市 稚内北臨港駐車場

道の駅 わっかないの駐車場は、最近いつも満車状態です。

隣にも駐車場があるのですが、舗装をしていないことと、トイレがないために泊まろうと思ったことはありませんでした。

ところが、その駐車場の隣に中央公園があり、その公園のトイレが駐車場に面した側にあることに気づいたのです。車を駐車場に駐めた状態で見えている白い建物がトイレです。道の駅の駐車場はトイレが遠いので、こちらに駐めたほうがいいと思いました。

これがそのトイレです。小3、大(和1)です。

多目的トイレもありますし、洋式を使いたかったら道の駅のトイレまで行けばいいのです。

水道もありました。

もっと早く気がつけばよかったです。

今日は、こちらに泊まります。

では、また明日。

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