富山県富山市にある富山市民俗民芸村
民芸合掌館
61日目:富山県射水市〜富山県黒部市
走行距離 67.8Km
今日行った富山市民俗民芸村は、なかなか面白いところでした。
道の駅 カモンパーク新湊の朝です。上空は晴れていますが、
これから向かう方は曇っています。
ここの道の駅には、今回を含めて7回泊まっていますが、いつも、この場所に夜になると現れて朝になるといなくなる方がいらっしゃいました。今回は、いらっしゃいませんでした。お元気であればいいのですけれど…。
今日は、富山市にある富山市 民俗民芸村(1館だと100円で全館では530円:JAF420円)に行きました。まず、民俗資料館です。ここを皮切りに陶芸館まで9箇所を歩いて回ります。
昔の道具が展示してありました。
天秤ばかりですね。懐かしいです。子供の頃、お店で使われていたことを覚えています。
靴がよくできています。本当かどうかは知りませんが、北海道で「濡れると暖かくなるんだよ」と教えてもらった記憶があります。本当なんですかね。
この回転式こたつは、布団の中に入れて使ったそうです。一酸化炭素が出たりしないんでしょうかね
冠婚葬祭の行事を各家で行っていたそうで、集まった親戚や近所の人々に料理を出すために、多くの家庭で、このような塗御膳一式が30人分ほど用意されていたそうです。
これは自分たちの世代より古いですね。左から「よびりん」で交換手を呼び出すもの、ハンドルを回して発電し交換手を呼び出すもの、同じハンドルを回すタイプですが交換手ではなく決められた相手と話をする電話です。
中2階です。
そして2階です。
養蚕関連の道具です。
昔使ったいろいろな道具が展示されていました。
篁牛人記念美術館です。篁牛人は、たかむら ぎゅうじんと読むそうです。
篁牛人さんの絵画が展示されていました。
この方が篁牛人さんです。
篁牛人さんが66歳の時に描かれた「山姥と金時」です。写真では細線が消えてよく見えませんね。篁牛人さんは、渇筆(かっぴつ)という技法で絵を描かれました。渇筆とは、線やしわを描くとき、水を使った滲みの効果によらず、渇いた筆に唐墨をつけ、かすれや濃淡を出す筆法のことです。
篁牛人さんが使用された画材では、にじみを抑え、麻紙に濃墨を擦り付ける「渇筆画」技法のために特化された、極端に毛足の短い筆を使用されていました。
細線が写らないのでアップで撮ってみました。
もう少しアップです。独特の技法ですよね。
売薬資料館です。中は写真撮影禁止でした。
富山売薬の起源については諸説あるらしいのですが、ここに書いてあった説としては、富山第二代藩主 前田正甫(まさとし)の頃、岡山の医師 万代常閑(まんだいじょうかん)が正甫に反魂丹(はんごんたん:腹薬)を献上しました。正甫は富山の商人に、まず中国・九州方面に行商させました。元禄時代になり、正甫が参勤交代で江戸城に登城した際、城中で急に腹痛を起こした大名にこの反魂丹を与えたところ直ちに治り、諸大名はその効能に驚き領内への販売を懇望し、そこから富山の売薬は全国に広がったとの「反魂丹伝説」が記載されていました。
と、ここまでメモを取ったところで助手がパンフレットに書いてあるよと教えてくれました。トホホ。
民芸合掌館です。
古民家の美しさですね。
今は箪笥展をやっている最中で、箪笥がたくさんありました。
古民家、いいです。
民芸館です。
茶室 円山庵です。有料でお茶をいただくところなのですが、お庭の紅葉を拝見しました。
とやま土人形工房です。
土人形を展示販売していました。体験制作もできるようですが、先まで予約でいっぱいのようです。運が良いと開いていて体験できるらしいです。
制作工程がわかるものが置いてありました。
考古資料館です。
遮光器土偶の頭だけです。
この壁の遮光器土偶の写真は、先程の頭に亀ヶ岡遺跡で出土した遮光器土偶の胴体を合成したものであることを見抜いた自分って、偉い!
この土器は平安時代のものですが、顔が書いてあります。珍しいですね。この土器をモデルにして出来たキャラクターが
バン爺です。ジャンプはしません。
陶芸館です。
日本の代表的な地方の陶磁器が展示してありました。
皿に絵を描いて、焼いてもらえる体験もできるようです。
ここ富山市民俗民芸村は、とても楽しいところでした。
今日のお昼は、富山市にある8番らーめん 飯野あらや店でいただきました。いろんなところで見かけるので、美味しいに違いないと思い、ここでいただくことにしました。
野菜こく旨らーめん880円、8番餃子6個286円(ふたりでシェア)です。スープは豚骨なのですが、味噌を薄くしたような味でした。見た目はこってりしてそうですが、あっさりしていました。
麺は太麺です。自分はちょっと想像したものと違っていました。餃子も王将の餃子の方が良いと思いました。
ご満悦おばさんは、野菜らーめん醤油759円です。「美味しい、美味しい」と言いながら召し上がっておられました。太麺は好きではないはずなのですが、この麺はお気に召されたようです。いたくご満悦で、次は塩をいただくとおっしゃっていました。しかし、その日は来ないと自分は思うのでした。
黒部市にある道の駅 うなづきに立ち寄りました。ここの宇奈月麦酒館のライスエールがとても美味しいので、何時までやっているかを確認して、今日のお風呂に行きました。
入善町にあるふなみの湯500円です。
所感:少し歴史のある福祉施設系の温泉といった感じです。前回から値上がりしていました。
温泉諸元 泉質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 中性 高温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH不明、源泉温度46.4℃、メタけい酸 54mg、炭酸水素イオン1430mg、内湯1 (30㎡ ジャグジー2基付き)、洗い場11ヶ所、とろみ度★☆☆☆☆
遠くの山に雪が降っていました。
黒部市にある道の駅 うなづきに戻ってきました。宇奈月麦酒館でライスエールを買ってこようと思います。でも、雨がひどくなって車から出られそうもないです。
では、また明日です。