写真は島根県出雲市の一畑寺にある八万四千仏堂
ふとした事から、面白いことに気づきました。
自分のご先祖さまは、どれくらいいらっしゃるのだろうかということです。
自分の親(1世代昔と呼びます)は2人です。そのまた親(2世代昔)は、父母それぞれに両親がいたわけなので4人です。そのまた昔の世代である3世代先はというと8人です。
つまり、n世代昔のご先祖さまは、2^n人ということになります。
この世代間の年代を仮に28年とすると江戸時代の始まり1603年頃に生きていた自分のご先祖さまは、2^((2021-1603)/28)=32,768人だったことになります。この当時の日本の人口は約1200万人でしたので、日本人の約0.3%が自分のご先祖様だったと思われます。
ここで、この32,768人のうち、誰か1人でも子供(自分のご先祖さま)を産む前に亡くなっていたり、あるいは子供を作らなかったとしたら、自分はここにいません。もの凄い歴史の結果として今の自分があるのだと思います。
では、平安時代の900年頃を計算してみると、2^((2021-900)/28)となり1兆人となります。その当時の日本人の人口は550万人なので1兆人には、同じ人がカウントされていることになります。1兆人は550万人の20万倍なので550万人を20万倍してカウントした数字に相当します。実際には、ご先祖さまのAさんとご先祖さまのBさんが兄弟でお父さんが同じ人のような場合があって、その時の人口を越えることはないのですが、平安時代に生きていた日本人の大部分の人が自分のご先祖さまだったのではないかと思えてきます。そして、その人たちの生きてきた結果が今の自分につながっているのだと思います。
これら多くのご先祖さまに改めて感謝するとともに、その方々の期待に応えられる生き方をしなければいけないと強く思いました。
このことは何も自分だけに言えることではなく、今生きているすべての人に言えることなのです。