つぶやき

桜散る

2020年東京都知事選挙が終わりました。今は東京都民ではありませんけれど毎回興味を持ってみています。特に今年は時間があったこともあり、公示前から詳細にみていました。

残念ながら応援した候補者は落選しました。当選は無理でも次回に繋がる選挙になると思っていました。しかし、思っていたほど得票数が伸びなかったことが残念です。今回この選挙をみていてわかったことを愚痴にならないように注意して、少しつぶやいてみたいと思います(笑)

愚痴は言わない自分には、守ると決めたいくつかの「決め事」があります。 その中のひとつに以下の決め事があります。 飲み屋で愚痴は言わない...

マスコミに誘導された都知事選挙

かつて、国民はマスコミの「政権交代」という言葉に煽られて民主党政権を選択し痛い目をみました。それにも関わらず、まだ目が覚めていない人がかなりいるように思います。復習の意味を兼ねて民主党政権選択時におきた間違いについて少しだけ触れてみたいと思います。

民主党政権を選択した国民の間違い

国や国民の生活をさらに良くする目的で行う政権交代であるはずなのに、いつの間にかその目的を忘れてしまい、手段であるはずの政権交代が目的になっていました。

将来を誓い合ったカップルの話会社にいた頃、飲みに行くとよく若い人たちに考えるための話をしてました。その話の中でも気に入っている話のひとつを紹介しましょう。木下晴弘さ...

おかげで大変な政党が与党になり、とんでもない総理大臣が誕生しました。東日本大震災などの大きな出来事に対応できず国民は大変な目にあいましたし、二度と元に戻れない傷を負いました。長い歴史とともに育んできた中小企業の匠の技や優れた仕組みなど無くなってしまったものがたくさんあります。

ラーメン屋の手抜き むかし、むかし、ある街にうまいと評判のラーメン屋がありました。その店は開店前から多くの人が行列を作るほど人気のある店でした。 ...

「コンクリートから人へ」というキャッチフレーズにも国民は騙されました。コンクリートはお金を使いません。公共投資としてお金を使うことによって橋や道路ができます。それにかかった費用として使われるお金はコンクリートではなく、建設業者など(人)に支払われ、そのお金がさらに消費として動くことにより価値(対価)を生みながら経済が循環していきます。一方、人へ直接配布した場合、本来お金が動く時に発生する価値がまったく発生しません。よって、援助などの場合を除き直接お金を配ると言うのはやるべきではない政策なのです。それにも関わらず、マスコミによっていやでも耳に入ってくるキャッチフレーズに騙されて国民はそちらの方向に靡きました。

今回の都知事選挙も選挙に当選することが目的の候補者がたくさんいたように感じます。日本をダメにしたいマスコミの思惑と一致するためにマスコミはそう言った候補が有利になるように放送をします。先に述べたレベルの国民は、知らないうちに誘導され投票してしまいます。

マスコミの意思が入った選挙報道

今回の立候補者は22名いるにも関わらず、マスコミは「おもな候補者」として5名を選び、この5名についてしか報道しません。報道されない立候補者は、同じように供託金として300万円を支払っているにも関わらずスタート時点で一切報道されないというハンデを追ってしまうのです。しかもこの報道されない候補者のことは泡沫候補、特殊候補と呼ばれ都民に問われる前にマスコミから粗末な扱いをされています。確かに全員報道していては放送時間、紙面に限りがあるでしょうから、そのためにおもな候補者を決めるのはわからなくもありません。しかしながら、おもな候補者として扱われなかった候補者の中には、少なくとも前回11.4万票(今回の候補者の中では2位)をとった桜井誠氏(日本第一党)や七海ひろこ氏(幸福実現党)のように、真剣に東京都を変えようと考え立候補している候補者もおり、まったく納得がいきません。七海ひろこ氏は、前回の都知事選で一切報道されなかったことを抗議したにも関わらず、また同じ扱いを受けたため途中で辞退をしました。ちなみに暴走族だった人や、政見放送でおむつ姿になった人も、ネットの動画でよくよく話を聞いてみると、それなりの考えを持っているし、そうせざるを得なかった理由もわかります。しかし、マスコミによって居なかったことにされています。

では、マスコミはなぜこのようなことをするのでしょうか。

1967年の第31回衆議院議員総選挙を前に、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の3社は法務省、自治省と共謀の上、泡沫候補を紙面から締め出すための取り決めを行いました。このカルテルは1977年ごろ立ち消えになったと言われています。しかし、内容はほぼ引き継がれているようです。詳細はWikipediaの泡沫候補を参照のこと

確かに気をつけて報道をみていると明らかに避けていると思われるシーンを多数見つけることができます。

しかし、百歩譲って、よく考えてみると、このような反日マスコミが、どうしても当選して欲しくないと思っている候補者の中にこそ、自分みたいな「日の丸大好き愛国精神溢れる国民」が応援するにふさわしい候補者がいるのではないかと妙に納得したりするのです。(暴走族やおむつの人ではありませんので、念のため)

写真は、静岡県伊東市うさみ観音寺の日章旗 2019年1月1日撮影

保守の分断

今回の知事選には、いくつかの特筆すべき現象がありました。そのひとつに保守の分断があります。左翼が得意とする街宣活動を保守でありながら行う「行動する保守」がいます。選挙運動の1番目に、普段は抗議活動ができない中国大使館前で抗議活動を行ったのには、さすがに驚きました。他にもアメリカ大使館前にある共同通信ビルに入った虎ノ門ニュースの上念司氏(上念氏が侮辱し発端を作った)や、自由民主党本部などに抗議に行くという計算づくと思われるその行動には頭が下がります。しかし、こう言った行動が、特殊候補と位置付けられる理由を作ることになっているのも歯痒い気がします。でも、言っていることは、すべて正しいし、自分が当選することより日本のことを思っている姿が伺えて大変よろしいと思います。(口が悪いのが玉に瑕(キズ)だけれど)

この行動する保守とは別に、上念氏のように報道番組などで活躍する言論保守と言われる人たちがいます。本来、行動する保守が行動によって「改めるべきタブー」を世間の注目するところとし、言論保守がそれを突破口とする形で世論を正しい方向に導くはずのものが、言論保守が行動する保守を後ろから打つという状況が起きました。たくさんの事例となぜそれが起きたのかを調べていくうちに言論保守と言われる人の中には、ビジネスとして保守活動をやっている(信念を持たない)似非保守がいることがわかりました。何人かの方が、「えっ、こんな人だったのか」と思えるようになりました。

メッキが剥がれたとでも言うのでしょうか。これは、自分にとっては目の前の鱗がまたひとつ取れたような気がして、とても勉強になりました。その人の名前はここでは言いませんけれども、保守派っぽい感じの方です。

ネット対メディアの戦い

今回の都知事選は、マスコミが選んだ「おもな候補者」に対して、ネットしか活躍の場がない候補者がどれだけ食い込めるかがひとつの焦点になったと思います。残念ながら、まだまだメディアの力は大きいと言わざるを得ない結果になりました。しかし、ネットの影響力はメディアを上回ったと言われていること、新聞やTVと言ったメディアを見ない若者がどんどん選挙権を得ることなどを考えるといつの日か大逆転が起きると思います。

日本のことが好きで好きでたまらない自分にとって今回の都知事選はひとつの関心事でした。そのため、今日はいつもと違う内容でつぶやかせていただきました。

日本の首都東京には、百合より桜が似合うんだなぁ

再選された都知事は、来年、オリンピックが終わった後に知事を辞めて国政に戻られることと思います。初の女性総理を目指しておられ、都知事と言うお立場はその踏み台とお見受けします。日本国民には何とか目を覚ましていただきたいと思います。何失礼なことを言っているんだと、おっしゃるお方には、ぜひこちらの記事をおすすめします。

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冒頭の写真は、静岡県三島市三嶋大社 2018年3月31日撮影

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