旅レポート

廣八幡宮、濱口梧陵碑、広村堤防、稲むらの火の館、濱口梧陵記念館

和歌山県広川町にある濱口梧陵記念館

道の駅 SanPin中津の朝です。晴れました。ここの道の駅に泊まる際には、これまでこの写真の右側に駐めていました。道路から離れているからです。しかし、今回は写真に写っているように道路に近い左側に駐めることにしました。

今まで駐めていた右側のさらにその右側は川になっています。草が生えていてよく見えないのですが、かなり急な壁になっているように感じます。万が一、大きな地震が来た時に、ここが崩れて重い車ごと下の川に落ちてしまうかもしれないと思ったからです。

一方、先程駐めたところの更に先には山があるのですが50m以上離れていて、万が一、崖が崩れてきても、土砂がここまで来そうにありません。

唯一、気がかりなのは車の上を電線が通っていることだけです。鳥の糞が車に落ちてくるかもしれません。ハイルーフのために天井に落ちた糞は見えませんし、気づいたとして、それを落とすのがひと苦労なのです。手が届きません。

まあ、こんなことを気にしながら車を駐める位置を決めるのは自分くらいかもしれません(笑)

今日は、広川町にある廣八幡宮に参拝しました。

楼門です。

楼門を入ると目の前に舞殿があります。

楼門の左側にある絵馬殿には風鈴が吊り下げられており、涼し気な音をたてていました。

拝殿です。

拝殿奥の本殿では宮司さんが祝詞をあげられていました。祝詞が終わった宮司さんと挨拶をしたのですが、静岡から来たとお伝えしたところ、いろいろ話をしてくださいました。

ここの廣八幡宮は、安政元年(1854年)に大津波が広村を襲った際、濱口梧陵が稲むら(ススキと言う稻束を重ねたもの)に火を放ち村人を避難させた場所になります。

この話は、小学生の教科書に乗っているらしく、今の大学生から小学3,4年生までであれば、6割強の生徒が習っていて濱口梧陵を知っているのだそうです。

それ以外にも、淡路島にある伊弉諾神宮の鳥居は上下に動くようになっているとのことでした。地震が来ても壊れにくいように固定していないのだそうです。ここ廣八幡宮の楼門も礎石と呼ばれる石の上に置いてあるだけで固定はされていないそうです。

地震でズレてしまわないように礎石はわざと平らでない石を選び、その上にその礎石の形に合うように木や石を削って載せているそうです。これにより地震が来ても楼門が倒壊したりすることがないようになっているそうです。いろいろな話を約1時間ほどしてくださいました。とても勉強になりました。

ここの本殿を始め多くの社殿が国の重文に指定されています。近くでじっくり見たかったものの、建物の構造上、見えませんでした。

その後、境内の左にある濱口梧陵碑にお参りしました。

濱口梧陵碑です。

その後、濱口梧陵が私財を投じて作った広村堤防を観に行きました。宮司さんの話によると、この堤防を造るに当たって濱口梧陵は日当という形で給料を支払っていたそうです。おそらく、日本で始めて日当という形で支払った事例ではないかと言われていました。

稲むらの火の館500円に行きました。

元内閣総理大臣 小泉純一郎さんの書です。

ここには、今の上皇上皇后両陛下、天皇皇后両陛下がお見えになっておられます。

ここは、津波防災教育センターと繋がっていて、津波に対する非難の鉄則を学ぶためのゲームや3Dシアター(約25分)があります。最初に、こちらで勉強しました。

その後、濱口梧陵記念館(無料)に移動し、濱口梧陵に関する資料を拝見しました。

濱口梧陵の甲冑です。

広村堤防を作っているジオラマがありました。

茶室です。

庭も素晴らしい施設でした。

今日のお昼は、稲むらの火の館の正面にある道あかり レストランでいただきました。

おすすめ御膳 牛すき鍋1,380円です。ボリューム、味ともに満足しました。

すき焼きに目がない奥様は、もちろん同じものを注文されました。「唐揚げが美味しい」「締めのうどんがついているのは、めったにない」などと、最初から最後まで庶民風の解説を交えながら召し上がっておられました。ご満悦であったことは言うまでもありません。

すぐに、満席になった店内の他の方々の料理を拝見しましたが、どれもボリューム、見た目も美味しそうで、また利用したいお店になりました。

その後、湯浅町にあるスーパーエバグリーン 湯浅店とマツゲン 湯浅店で食材を調達しました。お惣菜における食品添加物の観点からのみ言えばマツゲンの方が良いと思いました。

そして、湯浅町にある湯浅町観光用駐車場です。

ここには24時間使用できるトイレがあります。前回、ここの駐車場を利用した時に車中泊できそうだと思ったので、今回ここを利用させていただくことにしました。

とても、きれいなトイレです。

そして、ここの観光駐車場からも見える宝栄湯200円(16:00から営業)に行きました。

所感:典型的な町の銭湯です。石鹸やシャンプーはないものの、ホース付きのシャワーがあります。

浴場諸元 泉質:沸かし湯、内湯12m x 2m x 4 Tの字形 ジャグジー付き)、洗い場12ヶ所

そして、先程の駐車場に戻りました。今日は、ここに泊まります。

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