旅レポート

埼玉ピースミュージアム、桶川飛行学校平和祈念館

埼玉県東松山市にある埼玉ピースミュージアム

道の駅 かわもとの朝です。駐車場が国道に沿って配置されている道の駅です。普通の車で車中泊をするのは少しうるさいかもしれません。また、仮設トイレ(男性側)は電気がなく、ドアをあけて用を足していました。ドアを閉めるとかなり暗いです。次回からこのあたりに泊まる時には、道の駅 はなぞのの方を利用すると思います。

東松山市にある吉見百穴に行きました。広い駐車場には誰もいません。

受付の前から見たところです。奥に見えるのが吉見百穴で古墳時代後期のお墓であることがわかっています。

入場料300円を支払う前に地下軍需工場跡地にも入れるのかを受け付けて尋ねたところ、崩落の危険があって入れないと言われました。百穴以外に何を観ることができるのかを確認したところ、階段をのぼると景色がいいということと、天気が良い日は富士山が見えるということと、出土遺物の資料館を観ることができるとのことでした。少し検討した結果、拝観しませんでした。地下軍需工場跡地を観ることが出来ないのに300円は高いと思ったからです。100円であれば入ったと思います。広い駐車場が閑散としている理由がわかったような気がしました。

東松山市にある埼玉ピースミュージアム埼玉県平和資料館) です。明治時代の先人は横文字の言葉を工夫して日本語にしたというのに、最近は何でも横文字にしたがる風習が有るように思います。なぜ、埼玉県平和資料館から変えたのでしょうか。展示物から言って漢字の方がよいと思います。ただし、入館料が無料というのは素晴らしいと思いました。

ここは、撮影をする際には許可が必要です。個別の資料などをアップで撮らないこと、企画展はすべて写真撮影禁止であることを説明された上で、許可済みの名札をもらって入ります。

常設展示から観ました。

戦前の住宅を復元したものから始まります。

学校の教室があり、

ここで戦時中のある1日を疑似体験できるようになっていました。参加はしませんでしたけれども、教室にいると修身の授業の途中で空襲警報が流れ

教室の外にある防空壕に避難するようです。その後、音と光と振動で空襲を疑似体験できるようです(所要時間15分)

戦時中は光が外に漏れないように、電球に覆いを掛けていたと聞いたことがあります。こんな感じだったのですね。照明を覆いの中の電球のみにした方が実際の雰囲気に近くなって良いのにと思いました。

その後、講堂で「最後の空襲くまがや」(30分)を貸し切りで観ました。内容に関しては、ちょっとどうかなと思う部分がありました。詳しくは書きません。

戦争当時の物品などが展示されていました。

海抜147.5mの展望室にも上がってみました。眺望は良かったです。

下を見ると中庭に落書きがしてありました。

観終わって、通路にある尖閣諸島、北方領土、竹島は日本固有の領土であるという掲示物を観ながら出口に向かったのですが、尖閣諸島と北方領土のパネルは6枚ずつ説明があるにもかかわらず、竹島だけ1枚になっていました。内容も尻切れトンボでした。よく見ると真ん中のスペースが空いていて、ボードが撤去されたように感じました。おそらくこのボードに5枚のパネルがあったはずです。さてはクレームがあって日和ったかな?

これが展望塔です。エレベータであっという間に上まで行けます。

お昼は、東松山市にある「から好し」東松山高坂店でいただきました。

から好し定食(唐揚げ4個)759円です。前から一度食べたいと思っていたから好しの唐揚げの専門店でした。唐揚げは美味しかったです。コロモは必要最小限でサクサク、肉にも味が染みていました。 10点満点で中津市の「中津からあげ 総本家もり山 三光本店」を9点とする採点基準に基けば7点と言ったところでしょうか。満足です。

その後、桶川市にある桶川飛行学校平和祈念館(無料)に行きました。

ここは、熊谷陸軍飛行学校の分校として設置された桶川分教場があったところです。戦後、分教場の建物は引揚者のための市営住宅として使用されましたが、令和2年(2020年)に復元整備され桶川飛行学校平和祈念館として開館しました。

桶川分教場で使用されていたトラックなどの軍事車両を格納・整備するための車庫棟です。

おもに生徒たちが居住していた兵舎棟です。

その内部は、長い廊下に沿って部屋が並んでいます。

その部屋は展示室になっていました。

航空力学など当時の教科書が展示されていました。

復元整備された寄宿室です。

日中戦争ではなく支那事変と書くべきではないのだろうかと思いながら観てました。

先程のピースミュージアムもそうなのですが、大東亜戦争と書くべきだと思います。この手の施設に来るといつも思います。ちなみに、今まで訪問した中で正しく大東亜戦争と記載していたのは海上自衛隊の管理する青森県むつ市大湊町の北洋館だけです。

ピースミュージアムの映画で学んだのですが熊谷空襲は終戦の1日前の悲劇だったのです。死者266名、罹災者15,390名にもおよびました。歴史に「もしも」は無いのかもしれませんが、1日早く戦争が終わっていたら…と思いました。

桶川分教場で教官を務められた伍井芳夫さんの話が書いてありました。

伍井さんの次女や面識が会った方々の証言です。

少し話がそれますが、ここで使用されている電球(LEDかもしれません)が、昔風の感じでとてもいいなと思いました。

今日のお風呂は、東松山市にある野天風呂 蔵の湯 東松山店750円です。

所感:650円で天然温泉ということで行ったものの値上がりして750円になっていました。それでも温泉ならいいかと思っていたのですが温泉設備故障のため沸かし湯になっていますとのことでした。埼玉は温泉代が高いです。その割に人が多かったです。若い大学生らしき人たちもたくさんいました。どうなっているのでしょうか?

浴場諸元 泉質:沸かし湯、内湯3、外湯5(外湯の詳細は下記写真参照)、サウナ2、水風呂1、洗い場30ヶ所

その後、吉見町にある道の駅 いちごの里・よしみに着きました。今日はここに泊まります。暗くなってしまったので道の駅の写真は明日撮ります。

では、また明日。

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