考え続ける訓練をするためには、絶対解の問題を考えるより、納得解しかない問題を考えた方がいい
菊池省三
この言葉、ずっと前から好きだったのですけれど誰が言った言葉だか定かではありませんでした。適菜収さんだったかな?くらいしか記憶になかったので、改めて探してみました。
2014年に保存したEvernoteの記事の中にありました。菊池省三さんという方の言葉でした。少し話がそれるのですけれど、この菊池さんという人はすごい人ですね。この言葉を知った時にもう少しきちんと調べておくべきでした。そうすれば、この人の本を読んだと思います。部下に対する接し方も変わったに違いありません。部下をお持ちの方はお読みになられる価値があるのではないかと思います。(読まずして言うのも何ですが^^;)
本題に戻りましょう。絶対解の問題というのは、例えば1+1=2と言ったように、誰が答えても同じ答えを有する問題のことです。一方で、納得解の問題というのは、例えばここに建てる建物は何階建にするべきかと言ったように、人それぞれ答えの異なる問題のことです。納得解の問題は、考える訓練をするのに最適だと自分も思います。考えるに最適な問題を見つけ出すと考えていて楽しくなります。今まで以上に納得解の問題を考える時間があるのでこの時間を大切に使いたいと思います。
ところで、この言葉は、てっきり適菜収さんの言葉だと思っていました。どうして勘違いをしたのだろうと思って少しみてみました。そうしたところ同じようなことを言われてました。
よい問いとは、答えが容易に見つからず、かつ答えが存在する(と思われる)問いである。簡単に結論が出るような問いは「問い」としての価値はない。
適菜収
適菜収さんは日本の哲学者で、大好きな人です。共感できる考えが多いです。ニーチェのことが好きになったのも、この人のおかげかも知れません。
考えて、考えて、考え抜く
この言葉、会社で偉そうに言ってたなぁ〜(^^)
考えてみれば、この世に絶対解なんて存在するのだろうか。というのは、例題の1+1=…だって、こういう決め事にしたほうが合理的で都合がよいというだけで、必ず2になるとは限らないのではと、考えるからです。(私はひねくれものです)
実際のところ完全な絶対解は存在しないんでしょうね。何でも納得解の問題にして考えればいいんですよ。これで納得かい?