秋田県大仙市にある高梨神社
24日目:秋田県大仙市
走行距離 39.2Km
平安時代の古代城柵跡である払田柵跡は、整備が行き届いていて律令時代を偲びながら拝見することができました。高梨神社は思っていた以上に彫物が素晴らしかったことに加え、本殿を間近で観ることができました。花火伝統文化継承資料館 はなび・アムは大曲の花火の素晴らしさを知ることが出来ました。
Contents
出発
秋田県大仙市 道の駅 なかせん

道の駅 なかせんの案内図です。この図を見てわかるように24時間トイレの位置が普通車用エリアからすごく離れています。

トイレは中くらいの規模のトイレです。

トイレの横には休憩所があります。8時から21時半まで使えるようですが7時過ぎには入ることが出来ました。(夜中は入れません)Free Wi-Fiが使えます。

ここの道の駅にはトマトジュースなどを作る工場が入っています。稼働日には無料でジュースの試飲ができます。

ニューヨークラーメングランプリで三連覇したラーメン屋さんもあるようです。

機会があれば食べてみたいと思っています。

ここ大仙市はドンパン節の発祥の地のようです。毎年8月16日にドンパン広場でドンパン祭りが開催されるようです。

そして、朝です。雨が降ったり止んだりの天気です。

前回は、大型車がほとんどいなかったので、トイレに近い大型車のエリアに泊まりました。今回はやめたのですが正解でした。エンジンをかけたトラックが数台駐まっていました。
訪問先
秋田県大仙市 払田柵跡

大仙市にある払田柵総合案内所の駐車場に車を駐めました。10台ほど駐めることができる駐車場です。

払田柵(ほったさく)跡を観に行きます。払田柵跡は、今から約1,200年前の平安時代の初め頃、律令国家によって秋田城などとともにこの地方の蝦夷を支配するために造られた、政治と軍事の拠点となった古代城柵官衙の遺跡です。

霞んでいて全貌が見えません。

案内図です。
ここからはギャラリー形式で掲載します。
- 外柵南門
- 橋
- 南大路
- 西建物跡
- 外郭南門跡
- 模型
- 説明
- 東建物跡
- 外郭南門跡と石塁
- 石塁
- 東前殿跡
- 西前殿跡
- 政庁南門跡
- 東脇殿跡
- 西脇殿跡
- 正殿跡
- 正殿後方西建物跡
- 政庁北門跡
- 外郭北門跡
- 正殿後方東建物跡
- 政庁西門跡
- 政庁東門跡
- 政庁東方建物群
- 地面
- 政庁跡の説明
- 政庁跡から
- 外郭南門
- 外郭南門裏
- 外郭南門跡の説明
ここにある外郭南門は、寺社で言えば、三間一戸の八脚門なのですが、大きな違いとして寺社にある門は礎石の上に載っているのに対して、ここの門は掘立柱となっている点です。この違いは何なのか知りたいです。時代によるものではなさそうだし、長期に使用するものか、そうでないかの違いなのでしょうか。知りたいところです。
ここは、きれいに整備されているおかげで、当時の姿を想像しながら拝見することが出来ました。
秋田県大仙市 払田柵総合案内所

ここにある案内所にある資料を観に行きました。無料です。
資料を観ながら思ったのですが、古代城柵跡は東北地方に多く見ることができ、それ以外では観ることができないような気がします。なぜなのか知りたいです。
秋田県大仙市 秋田県埋蔵文化財センター

無料の施設です。
学芸員さんがいらっしゃれば、先ほどの疑問を聞いていみたいと思っていたのですが、みなさん奥にいらっしゃって聞けるような感じではありませんでした。
ここの資料を拝見していて面白いと思ったのは、
縄文土器は、縄文時代早期中頃の東北地方や関東地方では、縄の代わりに主に貝殻を使って文様を描いており、その後、貝殻から縄へと道具が移り変わっていったそうで、これを実例をもとに展示されていた点です。
秋田県大仙市 払田分家庭園

無料で拝見できる庭園です。




庭園と言えるほどの立派なものではありませんが、歴史的価値があるのだろうと思います。

この石灯籠は覚えておこうと思います。日本のどこかで見かけるかも知れませんからね。でもすぐ忘れそうな気もしています。
秋田県大仙市 高梨神社・堀田城跡

堀田城跡を観に行きました。

高梨神社と合わせて観に行きました。

かなり朽ちた神明鳥居です。

堀田城跡は、曲輪の跡を少し確認できるだけのようです。


すぐに境内に着きました。


姥杉です。

高梨神社の拝殿です。
彫刻が凄いのでギャラリー形式で掲載します。

本殿は、以前は柵で覆われていたようです。今は、柵は一部を除き無くなっていました。本殿も上がって観ることが出来ました。これだけ凄い彫刻を間近で観ることができる神社は今までになかったと思います。
凄いのは彫刻だけではなく、御祭神の数も凄いです。
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、邇々杵尊(ににぎのみこと)、応神天皇(おうじんてんのう)、素盞嗚命(すさのおのみこと)、瀛津島比売命(おきつしまひめのみこと)、大国主神(おおくにぬしのかみ)、猿田彦神(さるたひこのかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、木華咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、豊受大神(とようけのおおかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、武甕槌神(たけみかつちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)、大宮比売命(おおみやひめのみこと)、比売神(ひめのかみ)と16柱になります。

境内にあった、この建物は一体何なのでしょうか。

凄い神社でした。
秋田県大仙市 花火伝統文化継承資料館 はなび・アム/別館

入館料は無料です。
花火に関する映像を2本(8分と10分)鑑賞しました。もともとは諏訪神社に奉納するために花火を上げていたものが、花火師が腕を競う場にもなってきたために、明治34年(1901年)から目的を奉納から花火師の技術を競う場に変えて今に至るのだそうです。
内閣総理大臣賞を手にすることができる花火大会は、茨城県土浦市とここ大曲の2箇所だけなのだそうです。また一度賞を手にしても、それはその時に日本一になっただけであって、すぐにそれを上回る技術の花火師が出てくるので、絶えず技術を磨かなければいけないと花火師の方が話されていたのが印象的でした。

自分のオリジナルの花火を作って、ディスプレイ上で打ち上げることができるようになっていました。中央の大玉を模したものに左側の色のついた花火を埋めて行きます。

こんな感じで埋めました。

それを30秒間だけ、好きなだけ打ち上げることが出来ました。面白いです。
それ以外の目に留まった資料はギャラリー形式で掲載します。
蒙古来襲の「てつはう」が出てくるとは思ってもいませんでした。確かに花火みたいなものですものね。
お昼ごはん
秋田県大仙市 焼肉大同門大曲店

今日のお昼ごはんは、こちらでいただきました。

冷麺ランチ、玉露入り緑茶1,400円です。

リンゴカルビは、柔らかくて美味しかったです。これとご飯をいただいた時点で、いい感じにお腹が膨れてました。

冷麺は盛岡・中野製麺の麺を使用とのことでした。盛岡には行かないので、このあたりでいただいておこうとここに来たのでありました。お腹いっぱいになりました。

今日のご満悦おばさんは、リンゴカルビランチ、ジャスミン茶です。11時から11時半の間に限って1,100円が900円になりました。お肉が美味しかったこともさることながら、このお値段にいたくご満悦のご様子でした。単純なおばさんなのであります。
食材調達
秋田県大仙市 グランマート 中通店
ここのスーパーは、お刺身からお惣菜まで、少量にパックされたものがたくさんあります。お年寄りや一人暮らしに優しいスーパーですね。
お風呂
秋田県大仙市 大仙市八乙女交流センター内 八乙女温泉さくら荘

入浴料は、400円です。
所感:白タイル貼りの福祉施設系浴室です。泉質名がなしという珍しい温泉です。
温泉諸元 泉質:泉質名なし、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 塩素系薬剤、pH7.7、源泉温度、メタけい酸 90.8mg、炭酸水素イオン 72.1mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯1(3m x 4m)、洗い場8ヶ所、とろみ度 なし、気泡 なし
到着
秋田県大仙市 道の駅 なかせん

昨日泊まった道の駅に再び戻ってきました。
今日も、ここに泊まります。
では、また明日。