旅レポート

南串山棚畑展望台、瀬詰崎展望台、有馬キリシタン遺産記念館、原城跡、大野木場砂防みらい館

長崎県南島原市にある旧大野木場小学校

昨日の日没後は、このような景色を観ながら夕食をいただきました。

となるところだったのですが、助手と翌日のルートの話をしているうちに、すっかり暗くなってしまいました。

今朝は、このようなどんよりとした天気だと思っていましたら霧雨になり、その後、雨になりました。ラジオ体操は出来ませんでした。

しかし、朝食を終えて出発する頃には、先ほどの天気は何だったんだと言いたくなるくらいいい天気となりました。ここ石合公園は、道路に面していますが車中泊できると思います。ただし、駐車台数がそれほど多くありませんので、大勢の車中泊者が駐車場を専有するのはまずいと思います。今回は自分たち以外に1台くらいでした。

今日は、まず南島原市にある南串山棚畑展望台に行きました。

広大な段々畑が広がるところなのですが、写真ではよくわかりませんね。

それよりも、ここの石垣は農家の人たちが作ったとは思えない石垣でした。石垣の写真が撮れそうなところで車を駐められるところがありませんでしたので、この写真くらいになるのですが、谷積みという石の対角線が垂直になるように積んでいく方法が取られていました。この石垣を積み上げた人たちは一体何者なのだろうと思いました。

次に南島原市にある瀬詰崎灯台を観に行きました。道が狭いということはわかっていたのですが、途中、樹が生い茂った道になり、窓をこすりながら降りていきました。(助手は、わーわー言ってましたが)

ずっと降りていくと、この海に面した道路にある電柱の右側に出るのですが駐車場に行くには左折する必要があるもののスパロンでは、車が長すぎで直角の角を物理的に曲がれませんでした。バックで100m以上戻る羽目になりました。

それでも、戻ったところに車を駐めて、瀬詰崎展望台(瀬詰崎台場跡)に行き灯台を観ることが出来ました。

本当は、瀬詰崎灯台までつながる道を歩いて灯台まで行きたかったのですが、途中がなくて行けないことがわかりました。動画ではないのでわからないのですが、海の流れがものすごく早かったです。波が立っているのがわかるでしょうか。

ここには、ハートのオブジェがありました。恋人の聖地なのでしょうか。

移動の途中で、車中泊をする場所の候補にしていた南島原市の古野公園に寄ってみました。昨日駐まったところよりも駐車場が狭いです。身障者を除けば4台しか駐められません。ここに車中泊をするのは、ちょっと気が引けますね。

ここには、オブジェと碑が立っていました。

古野清孝さんと古野清賢さんの碑でした。世界初の魚群探知機を作ったことや、プロジェクトXにも取り上げられたことなどが書いてありました。残念なのは、この石が花崗岩だったことです。字が読みにくくて折角の功績が読みづらくなっていました。

ここから見える海は透き通っていてきれいです。

南島原市にある有馬キリシタン遺産記念館300円に行きました。

この殉教記念碑は、長崎の平和記念像の作者として有名な彫刻家・北村西望が作られた大分県のキリシタン殉教記念公園にあるものを復刻したものです。

天草四郎時貞の活躍など潜伏キリシタンに関する話を中心に展示してありました。最初に12分のビデオを観せてもらいました。展示方法はわかりやすく展示してありました。

活版印刷機です。天正18年(1590年)、天正遣欧少年使節と共に来日したイエズス会の巡察師ヴァリニャーノは、ヨーロッパから持ち帰った活版印刷機を南島原市加津佐のコレジヨに設置しました。少年使節が持ち帰った印刷機は、ドイツのグーテンベルグが1450年に発明した鋳造金属活字を原稿によって組み立て、油性の印刷インクを用い、ブドウの絞り器の要領でプレスするという近代印刷術の要素を備えたものでした。この印刷機により南島原市で日本で最初に活字印刷が行われました。

活版です。

この活版で印刷した書物です。

今回、ここで学んだキリシタン大名 有馬晴信は覚えておくようにしようと思いました。

勉強になりました。

天草四郎時貞が籠城した原城跡を観に行きました。車は原城温泉 真砂にある原城跡駐車場(無料)に駐めました。

ここの真砂で電動自転車を無料で借り、原城跡を観に行きました。

埋門跡(うずみもんあと)です。

本丸跡です。

三層櫓跡です。

見晴らしの良い場所にあった城です。

天草四郎時貞の銅像がありました。

葉っぱが虫に食べられまくってました。

幕府軍は、ふたたび籠城に使われることがないように、島原・天草一揆の終結後、原城跡の石垣を隅や上部を中心として徹底して破壊しました。

島原・天草の一揆勢の首謀者たちが蜂起について話し合った湯島が見えました。

二ノ丸跡です。

今日のお昼は、南島原市にあるお食事処 味太櫓(あじたろう)でいただきました。開店前に着いて開店と同時に入ったのですが、団体さんなどが入って大忙しでした。

あか牛(熊本産)ステーキ丼1,500円です。柔らかくて美味しいお肉でした。味は甘めです。ご満悦おばさんも「めちゃくちゃ、おいしい」とご満悦のご様子でした。

その後、南島原市にあるイオン有家店で食材を調達した後、南島原市の道の駅 ひまわりに行きました。

ここには、土石流被災家屋保存公園があります。

平成4年(1992年)8月9日の雲仙普賢岳の土石流により埋没した家が保存されています。

外にも、そのままの状態で保存されていました。

ここに住んでいた人は避難していて無事だったそうです。

南島原市にある大野木場砂防みらい館(国土交通省 大野木場監視所) 無料に行きました。

15分のビデオを観て、雲仙普賢岳の噴火に関する資料を拝見しました。

隣りにある旧大野木場小学校も観ました。

ここは、火砕流の直撃は免れたのですが、熱風に襲われてボロボロになっていました。

大野木場砂防みらい館の3階は展望台になっていました。

火砕流が流れていった場所を観ることが出来ました。

島原市にある上木場火砕流被災遺構「定点」にも行ってみたのですが、立入禁止になっていました。本日2度めのバックでの退却です。

今日のお風呂は、島原市にあるHOTEL シーサイド島原500円です。展望風呂(15:00〜)と湯治湯のいずれかを選べるようになっていました。

湯治湯を選択しました。

所感:2種類の源泉があり、ひとつは1900ppmの国内トップクラスの高濃度炭酸泉で掛け流しです。ただし、炭酸泉は他の人が入っていて入ることができませんでした。炭酸泉の泉質が珍しいです。

温泉諸元 泉質①(島原温泉):マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉(低張性 中性 高温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH7.3、源泉温度 61.8℃、メタけい酸 120.1mg、炭酸水素イオン 1551mg、泉質②(炭酸泉):含二酸化炭素ーマグネシウム・カルシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉(低張性 中性 低温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH6.3、源泉温度 26.5℃、メタけい酸 128.5mg、炭酸水素イオン 1493mg、内湯2(3m x 2m 島原温泉、1.8m x 2.4m 寝湯3 炭酸温泉)、外湯2(6㎡ 島原温泉、甕湯 炭酸温泉)、サウナ1、水風呂1、洗い場9ヶ所、とろみ度 なし、気泡 なし

南島原市にある道の駅 ひまわりに戻ってきました。今日は、ここに泊まります。

平成新山の頂上には雲がかかっていて見えませんでした。明日は、見えるとよいのですが。

では、また明日です。

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