自分がもといた会社の決算が発表になりました。厳しいだろうと思っていましたけれど、想像以上の厳しい結果でした。
もう違う世界に住んでいるとは言え、一緒に苦楽を共にしてきた人たちが今厳しい状況に置かれているのは何とも言えない気持ちです。
そんなことを思っていたら、会社にいる時に考えていた「新陳代謝」に関することを思い出しました。自分は兼ねてから組織は生き物だと言ってきました。環境に合わせて進化もしなければいけないし、新陳代謝も大事だと思っています。
自分は会社を辞める時に就いていた役職を6年間務めました。その役職になった時に1クールを3年として2クール務めても、まだその役職にいたら上司にお願いしてその役職を外してもらおうと思っていました。裏方みたいな仕事でも構わないし、どこか他の職場でもいいし、とにかく変えてもらって、その立場を次の人のために空けようと思っていました。
それは無責任ではなくて、どんなにやる気があったとしても2クールもやると意識の中に、ある種の慣れに近いものが出来てしまい、本来組織として発揮されなければいけない貪欲性が落ちてしまうと思ったからです。(おそらく気づいていない人が多いと思います)そのためには新しい考え方をもっている若手と選手交代するのが一番いいと思ったからです。
実際に仕事をやってみると、厳しい仕事でしたけれどもやりがいのある仕事でした。自分はその立場で仕事をさせてもらって本当に良かったと思っています。しかし、そうであればなおさらのこと、より能力のある後進に経験させてあげたいと思う気持ちが強くなりました。
実際には、考えてもいなかった早期退職という形で退くことになり、幸か不幸かその願いは叶ったわけです。次の世代の人がさらに組織をよくしてくれていると確信しています。
「組織は生き物」
ひとりの人が、ずーっと同じ立場でやり続けると組織も硬直化してしまうと思います。したがって意識的に若返りを図った方が良いと思います。もっとも、その人がやった方が組織として最高のパフォーマンスを発揮できるというスーパーマンみたいな人がいることも事実だと思いますので一概には言えません。しかし、そのスーパーマンにしても永遠はあり得ません。スーパーマンがいなくなった時に次に引き継いだ人たちが困ったことになるようでは真のスーパーマンではないと思います。
あくまでも一般論として新陳代謝は、生き物にも組織にも大事なことだと思っています。
組織も人も、「若さ」は元気の源
がんばれ! 若い人たち
お断り:本内容は、自分の事例について述べたものであり、ある特定の人物を意図して書いたものではありません。嘘ではありません。本当です。本当なのです。本当だって言ってるでしょ。失礼しました。取り乱してしまいました。