和歌山白浜町にある白良浜
22日目:和歌山県田辺市〜和歌山県上富田町
走行距離 32.4Km
今日は南方熊楠(博物学者、生物学者、民俗学者)と、植芝盛平(合気道の創始者)のお墓がある高山寺を参拝しました。そのあと、勝手に海鮮丼祭りです(笑)

道の駅 紀州備長炭記念公園の夜です。ドアを開けると雪が舞っていました。車にも薄っすらと積もっていました。

明日の朝起きて、びっくりという景色になっていなければいいのですが…。

そして朝です。雪のゆの字もありませんでした。快晴です。しかし、かなり寒いです。

車のフロントガラスの内側は結露した水分が完全に凍結していました。横のバイザーには、つららの赤ちゃんがいました。

田辺市にある高山寺(こうざんじ)を参拝しました。

ここには、仁王門があります。仁王門の近くには駐車場がありませんので、境内に車を駐めたあと、石段を下まで降りる必要があります。200mくらいでしょうか。

仁王門です。

目がキラリと光った仁王様でした。


仁王門の裏側には、何か祀ってあった形跡がありました。

ふたたび石段を登って戻ります。

脇には柱状節理の崩れたような岩場があります。よく見ると柱状節理ではありませんでした。凝灰岩のようです。

その凝灰岩を使って作られた切込み接ぎの石垣です。

ここは、昭和13年(1938年)に貝塚が発見されています。同時に縄文土器や石器も出土しています。

ここには、南方熊楠のお墓があります。南方熊楠(みなかた くまぐす)は、和歌山市出身の学者で、その学問は博物学、民俗学、人類学、植物学、生態学など様々な分野に及んでいます。

もうひとり著名な方のお墓があります。合気道の創始者である植芝盛平(うえしば もりへい)です。ここに来るまで存じ上げておりませんでしたが、Youtubeで演武を拝見すると凄い人であったことがわかります。

お墓参りを済ませると、高山寺(こうざんじ)を参拝しました。多宝塔や

多くの建物があるお寺でした。

蓮の花が咲く時期に来ると、美しい光景が拝見できそうです。


高山寺を参拝したあとは、田辺市にあるグルメシティ 新庄店で食材を調達し、

一昨日行った白浜町のとれとれ亭 ランチバイキング温泉セット1,650円です。行ったばかりなので、またかという気もしないでもないですが、ここは工夫をして楽しもうと思いました。名付けて「海鮮丼祭り」です。

お刺身は、やはり海鮮丼にしていただくに限るとお刺身もりもりの海鮮丼にしました。ここのお魚は、道路を挟んで向かい側にあるとれとれ市場から持ってくるらしく、すごく新鮮で美味しいお刺身です。美味しくて、これで、すでに半分以上もとを取った気分になりました。

次に、鯛の天ぷらそばです。一昨日いただいたものと同じそばとは思えないくらい良い組み合わせでした。おそらく鯛の天ぷらそばは、ここでしかいただくことができないのではないかと思います。
お味噌汁に、アサリの酒蒸しのアサリを入れて、アサリの味噌汁にする計画だったのですが、今日はアサリがありませんでした。実は、昨日の夜からどのように工夫をしていただこうかと、そればかり考えていました。

ここで、事前に考えてきたネタが尽きてしまいましたので、前回なかったものや美味しかったものなどをいただきました。

そうだ。海鮮丼祭りだったのだということを思い出し、海鮮丼のおかわりです。海鮮丼のおかわりなど、そう出来るものではありません。
気分的には、完全にもとを取った気分です。(そんなことはないのだろうけれど…)

そう言えば、野菜を食べてないとサラダを取りに行き、

果物とデザート(巨峰ゼリー)で終わりにしました。

最後は、先日インスタントのようなレギュラーコーヒーだと思った珈琲を頂きました。先日の味で慣れてしまったのか、思っていたよりレギュラーコーヒー感がありました。

今日のご満悦おばさんです。まるでアリさんのように、せっせこ、せっせこと食べ物を運んでこられました。これだけ真剣に働いて、いや動いている姿は久しぶりに見たような気がします。

まあ、よくお食べになるお方だと思います。

アイスコーヒーにアイスクリームをトッピングするというおしゃれなことをして、いたくご満悦なご満悦おばさんなのでありました。
ここのランチバイキング温泉セットは、おすすめです。
お風呂に入る前の休憩を終えて、ふと海を見るとおとといは白波が立っていたのに、今日は穏やかそうに見えるではありませんか。近くの白良浜に行ってみることにしました。

白浜町にある白良浜駐車場に車を駐めました。有料駐車場ですが時期により価格が変わり、シーズンオフの今は無料になっていました。

緑色片岩が敷き詰められています。

きれいな砂浜ですね。



この砂は、石英の粒みたいだなと思っていたところ、石英を主成分とする珪砂砂岩が砕かれたものだそうです。ここ白良浜の砂は、明治から大正にかけてはガラスの原料として採取されていたほど豊富だったそうです。ところが観光や宅地開発が進んだ結果、砂の供給が減って、オーストラリアのパースの砂を約12年間で約14トンも継ぎ足していったのだそうです。苦労されたのですね。

そして、今日のお風呂は、一昨日も入ったとれとれ亭 カタタの湯です。詳細は一昨日の投稿を御覧ください。

上富田町にある道の駅 くちくまのに戻ってきました。ただいま〜と言いたくなるような感じです。
今日は、ここに泊まります。
雨が降り出しそうです。では、また明日。