静岡県掛川市にある高天神社
1日目:静岡県沼津市〜静岡県御前崎市
走行距離 126.5Km
今日から、また旅に出ます。
今日は静岡県掛川市にある高天神城(たかてんじんじょう)を観ました。武田信玄、武田勝頼と徳川家康が戦った城です。櫓や天守はないものの自然の地形をうまく活かした曲輪や空堀などを観ることが出来る山城です。
今年に入って、ブログの更新を怠っていました。このブログを作成して5年経ちましたので、もう少し役立つものにしようとアレコレ考えているうちに、結局もとの状態のままとなりました。ただし、その過程で、より高速なサーバーに移管しましたので、動きがサクサク動くようになったと思います。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いします。
沼津市にあるすき家 414号沼津三枚橋店です。出発の日は、いつも牛混ぜのっけ朝食(ミニ)370円です。前回の旅の出発時から10円値上がりしましたね。
掛川市にある高天神城 搦手門駐車場(北口駐車場)に車を駐めました。
今日は、この高天神城跡を観ます。高天神城は、掛川市の中央に位置する小笠山から南東に張り出した、標高132mの鶴翁山(かくおうざん)に築かれた山城です。戦国時代には、遠江の覇権をかけて甲斐の武田氏と三河の徳川氏による激しい争奪戦が繰り広げられ、「高天神を制するものは遠江を制す」と謳われた城です。当時はこのような山城だったようですが、今は草木が生い茂り普通の山のようにしか見えません。
北側にある搦手門から登っていきます。
搦手門跡です。
よく整備された山城でいたるところに地図が置いてありました。この地図がいちばん詳細に書かれていました。(クリックで大きく出来ます)
最初は石段を登っていきます。
三日月井戸です。城の守りには欠かせない飲料水でした。
看板にしたがって登っていきます。
的場曲輪跡です。この場所は、弓矢等の練習をしていた場所と言われています。数年前に発掘した時は、砂利が敷きつめてあった事が確認されているそうです。
大河内源三郎政局(まさちか)の石牢を見に行きます。
武田勝頼に攻められ開城となった折、軍監であった大河内源三郎政局は城に残って武田に服さず、8年にわたり石窟に幽閉されました。徳川家康が城の奪回に成功すると政局も救出され、家康から過分の恩賞を与えられたといいます。
牢の横に穴があって自由に出入りすることが出来たので、それほど大変ではなかったらしいという説もあります。見てみましたが、それらしき穴は見当たりませんでした。徳川家康に仕えた大河内源三郎政局は、その後長久手の戦いで亡くなりました。
本丸跡です。建物の跡が見つかったようですが、残ってはいませんでした。
高天神城には、6つの砦があります。そのひとつ火ヶ峰砦が、この写真中央少し上の丸い小山です。
御前曲輪跡です。昭和9年(1934年)に地元出身の軍医少将が、故郷を偲び二層の模擬天守を建てました。残念なことに昭和20年の落雷によって焼失してしまったようです。(一説には陸軍が駐屯していたので目につきやすい事から自ら爆破させたとも言われています)
元天神社です。
ここが自分たちの今年の初詣になりました。
三の丸です。
この山は礫岩で出来ているようです。
この山城は大きな曲輪が左右に繋がったような形をしています。片方を見終わったのでふたたび登ってきた場所に戻り、もうひとつを見ます。
井戸曲輪です。
その名の通り、中央に井戸がありました。
この井戸は、深くて底が見えませんでした。
ここから、西の丸にある高天神社(たかてんじんじゃ)に参拝します。
石段を登り終えると
高天神社の拝殿がありました。瓦葺きの三間社流造ですかね。
本殿は、覆屋の中のようです。この神社は、城が廃城となるまで城中守護の神社でした。約290年前までは御前曲輪跡にあったものが、こちらに移されました。御祭神は、高皇産霊命(たかみむすびのかみ)、天菩比命(あめのほひ)、菅原道真公です。
この神社の横から堀切を渡ると、
馬場平に着きました。馬を繋いでおく場所かと思ったのですが、番場のあて字で見張り番所があった場所だそうです。
確かに眺めが良いです。前方は御前崎です。
馬場平の先には甚五郎抜け道と呼ばれる尾根続きの険しい道があります。ここは天正9年(1581年)の落城時、横田甚五郎尹松が武田勝頼に高天神落城を伝えるべく城からの脱出に用いた道といわれています。
幅1mもない尾根道です。ここを馬で駆けたといいますから普通の人ではないですね。
井戸曲輪跡に戻り、右にある道をさらに奥へと行ってみました。
二の丸跡です。
堀切です。
中央の土塁に沿うように右側に掘ってあるのは横堀で防御能力を高めるための工夫だそうです。珍しいですね。
搦手門跡まで戻ってきました。所要時間は約1時間半でした。ここは、なかなか楽しめる山城でした。思っていたほど広大でもなく、旅の初日には、ちょうどよい運動になりました。
今日のお昼は、掛川市にあるななみ支店でいただきました。1時に伺ったのですが、4人がけのテーブル7つとカウンター席2席は、自分たちで満席となりました。
若鶏からあげ定食1,100円です。実は、これ絵なんですよね。正面に飾ってあって最初は写真だと思ったのですが、じっくり見ているうちに絵であることに気づきました。
こちらが本物の若鶏からあげ定食1,100円です。塩味のよく効いた唐揚げで、満点を10点とし「中津からあげ 総本家もり山 三光本店」を9点とする唐揚げ採点基準に基づけば7点と言ったところでしょうか。柔らかくてご飯が進む美味しさでした。豚汁付きというのもいいですね。
今日のご満悦おばさんは、野菜炒め定食(ライス小)1,020円です。味はいいのだけれど、食感が柔らかくて好みには合わないご様子でした。
他にも食べてみたいと思うものがありましたので、この近くに来た時には、また利用させていただきたいと思うお店でした。
その後、掛川市にあるリベロ 大東店で食材を調達し、
今日のお風呂である掛川市のリバティーリゾート大東温泉800円に行きました。
所感:モノトーンで少し高級感のある温泉です。お湯は褐色をしています。他の温泉と横並びでみて、また内容からして少し高いかなと思います。
温泉諸元 泉質:ナトリウムー塩化物温泉(等張性 弱アルカリ性 低温泉)、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH8.0、源泉温度 33.6℃、メタけい酸 87.0mg、炭酸水素イオン 1114mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯3(20㎡ ジャグジー ジェットバス付き、12㎡ 寝湯3、φ2m)、露天1(10㎡)、サウナ1、水風呂1、洗い場12ヶ所、とろみ度 ★☆☆☆☆、気泡 なし
今日の宿泊先である御前崎市の道の駅 風のマルシェ御前崎に着きました。ここに泊まるのは6年ぶりになります。
では、また明日です。
ご安全に^_^
「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ」by スナフキン
そうなんですよね〜。すべてお見通しですね。