仕事を辞めて、いろんなところに行くようになって、それを「旅」と呼んでいました。感覚的に「旅行」と言う感じではなかったからです。
自分なりの「旅」と「旅行」の解釈
旅:それは、進む方向が大まかに決まっているだけで、それ以外は明確に決めず気ままに行くこと。行く先々で見つけた美味しいものを食べたり、面白そうなところに行ったりすることにより感性を磨いて人としての心の豊かさを身につけること。
旅行:それは事前に計画を立てて、その計画に従って行動すること。決められた日に予約をしたホテルに行かないと違約金を取られたりするので、厳格な行動が求められる。途中で面白そうなところがあっても計画があるので自由に行動することは難しい。
このように思っておりました。改めて意味を調べてみたところ概ねこの感覚はあっているようです。
そして今、自分の人生を振り返ると会社を辞めるまでの(サラリーマン)人生は「旅行」だったような気がしています。そして、辞めてからの人生は「旅」になったような気がします。最終的な目的はあるけれども細かい制約がなく自由にやりたいことがやれるようになり、その「旅」を楽しんでいるような気がします。
毎日を忙しく働いておられるサラリーマンの方が見ておられたら、ぜひ考えていただきたいです。今、あなたが生きている人生は「○○観光旅行」といったパッケージ商品かもしれません。
そして、あなたが会社を辞めた時、「旅行」は終わり「旅」が始まります。今まで右手に持っていた「○○観光旅行」のガイドブックは、自由という名の地図に変わります。
会社を辞めてから途方に暮れないようにコンパスの使い方くらいは学んでおきましょう。
え、ナビがあるって。
一生ナビ様の言う通りに生きるのですか?