旅レポート

吾田神社、郷原神社、潮嶽神社

宮崎県日南市にある潮嶽神社の手水舎

今日は、まず日南市にある吾田神社(あがたじんじゃ)を参拝しました。

東遷で神武天皇に同行した長子の手研耳命(たぎしみみのみこと)が政権抗争で討たれると、「吾田の小椅 (おはし)」に葬ったとされています。吾田神社の下を昔から「小椅」といい、神社の裏山には、大和に行かず息子の無事を祈った母の吾平津姫と手研耳命の御陵があり、大岩2つが親子寄り添うかのように並んでいます。全国でも手研耳命を祀る神社は数少なく、日南の人々の祖として地域の人々から篤く信仰されています。

拝殿です。

本殿の裏には、古墳と見るべき地があるのを手研耳命御陵としている(飫肥伝説録)のですが近くまでは行きませんでした。御祭神は、吾平津媛命(あひらつみめのみこと)、手研耳命、天穂日命(あめのほひのみこと)です。

日南市にある郷原神社(ごうのはらじんじゃ)を参拝しました。

海幸彦・山幸彦の祖父である大山津見神と活津彦根神が祀られています。

日南市にある生達神社(そだつじんじゃ)を参拝したかったのですが、途中の道が細くて断念しました。そして、日南市にある潮嶽神社(うしおだけじんじゃ)を参拝しました。

全国で唯一、海幸彦を主祭神とする神社です。海幸彦は大切な釣り針の貸し借りを発端とした争いで弟の山幸彦に敗れ、満潮時に岩船に乗って流れ着いたのが潮嶽の里と言われています。敗れた海幸彦は、弟の山幸彦に仕えることを約束しました。

本殿です。御祭神は火闌降命(ほすせりのみこと=海幸彦命)です。

彫り物が風化していい感じになっていました。

ただし、正面の木鼻が不気味なものになっていました。

ここの参道は海の砂が敷き詰められていました。海幸彦を祀る神社だからですね。

日南市にある道の駅 きたごうに立ち寄りました。ここは今年の10月1日にオープンした道の駅です。

たくさんの人で賑わっていました。

飫肥観光駐車場に車を駐めて、今日のお昼です。お食事処 さきに行きました。すぐに満席になりました。

チキン南蛮定食950円です。やはり本場宮崎のチキン南蛮は美味しいです。タルタルソースもいろいろあるようで、ここのは少し酸味が強めの味でした。鶏肉は柔らかくて美味しかったです。日南鶏を使っているのだと思います。

ご満悦おばさんは、ワンプレートランチ(エビフライ、チキン南蛮、ハンバーグ)950円です。普通に美味しかったそうです。

その後、飫肥城跡と重伝建を観る予定でした。

ところが、観ようと思っていた施設が多く、駆け足で観ることになりそうなので、明日、出直すことにしました。観光案内所で事前に見ておくべき資料などないかを探しに行きました。静岡から来たと伝えたところ、飫肥と静岡は関係が深いと話をされました。

そうなのです。今回の訪問では、伊豆の伊東と、飫肥藩の伊東の殿様の関係を知りたいと思っていました。ここ飫肥藩の伊東氏は伊豆国の工藤祐経の子孫になるのです。このあたりを明日、詳しく調査したいと思っています。

いろいろ話をさせていただいた後に、参考になるからと安井息軒に関する小冊子をいただきました。今日、これに目を通して明日に臨みます。

では、今日は、この辺で。

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