旅レポート

厳島神社、弁天島(古代島、巨鯛島)遊歩道、伊豆の長八美術館、長八記念館(浄感寺)、伊那下神社、浄泉寺、岩科学校

静岡県松崎町にある長八記念館(浄感寺)

本日のサマリー

70日目:静岡県松崎町

走行距離 23.3Km

今日は、おもに入江長八さんに関する施設を巡りました。また、弁天島遊歩道は、なかなか楽しめました。今日のブログは長くなってしまいましたが、そのおかげで出くわしたくない出来事に合わずにすみました。神様のおかげです。

道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎の朝です。ここは、夜になると真っ暗になっていたのですが、街灯が設けられてトイレに行くにも安心していけるようになりました。しかし、夜中には消えていました。段差や柱があるので、懐中電灯を持っていった方が良いと思います。真っ暗になったおかげで、星がとてもきれいでした。

松崎町にある弁天島(古代島、巨鯛島)の近くの海岸の駐車場に車を駐めました。

写真の中央にある小島が弁天島です。そこまで歩いていきます。

アオサギがいました。

動きものを狙うには、iPhoneでは厳しいものがありますね。

弁天島(古代島、巨鯛島)です。

このあたりは礫岩で出来ているようです。

鳥居をくぐって石段を登っていくと、厳島神社が見えてきました。

厳島神社(広島県安芸の宮島の分社)です。御祭神は市杵島比売命です。この神社の横に道がありましたので行ってみましたが、途中で行き止まりでした。遊歩道ではありませんでした。

一度、下に降りて見てみると遊歩道の入口がありました。ただし、神社の右側の防波堤の嵩上げ工事をやっているため、「遊歩道は通り抜けできません」と書いてありました。引き返す前提で行けるところまで行ってみることにしました。

弁天島の周りに沿って周回する遊歩道でした。

和歌山県の鬼ヶ城を思い出させる道でした。ただし、鬼ヶ城ほど恐くはありません。

礫岩で出来た島の周りを歩いていきます。

行き止まりかと思っていると、トンネルになりました。

トンネルの中ほどには、波の高低にしたがって、水が湧き出る水たまりがありました。

トンネルを抜けました。

工事をしている防波堤のところに出ました。

本来であれば、ここを上がって終わりなのでしょうけれど、この先は工事をしているので、ここで引き返すことになりました。ただし、遊歩道のすべてを観ることが出来ました。

引き返す帰り道です。

来る時とは、また違った景色が楽しめました。

礫岩の礫は、安山岩のようです。

大きな礫岩がごろごろしていました。

帰りも十分楽しめました。工事をしていたおかげで2倍楽しむことが出来ました。まるで、好きな曲のシングルレコードを買ったら、B面の曲もいい曲だったみたいな得した気分になりました。若い人にはわからないでしょうけど…。

帰り道、浜辺で石を見ながら歩いていると、きつね石(リストベナイト)のような石が落ちていました。

松崎町にある長八美術館 無料駐車場に車を駐めて、伊豆の長八美術館500円に行きました。(岩科学校とのセット券650円)

ここは、以前行ったことがあるのですが、やまとペディアを書き始める前であり記録が残っていないこと、札幌市の豊平館で聞いた長八の話を伝えるために訪問しました。

ここは、漆喰の神様である長八の美術館ということもあり、全国から左官屋さんが集まって建てられた建物だそうです。美しいです。

館内は、写真撮影してもよい作品が限られていました。信じられないくらい素晴らしい作品は撮影禁止でした。ただ、撮影しても、その素晴らしさは肉眼で見ないとわからないかもしれません。この作品もただの絵にしか見えないと思います。

拡大しても、凹凸があることがわかりませんよね。

この作品の左下の人や、建物を拡大してみます。

写真では、凹凸がまったく感じられないのでイマイチ伝わりません。

建物の天井にある漆喰彫刻は、現代の名工 手塚忠四郎氏の作品でした。

この写真の下の方にある船を拡大してみました。

実物は岩の起伏が感じられ素晴らしいものでした。ぜひ、実物を見ていただきたいと思います。

目的のひとつである札幌の豊平館の話を伝えたかったのですが、そのもとになる「豊平館のシャンデリアの上の漆喰は長八の作品である」という記載が、ここの美術館には見当たりませんでした。どこで得た知識なのかわからなくなりました。

松崎町にある長八記念館(浄感寺)に行きました。長八美術館に行った人は500円が400円に割引されました。

ここの天井には、長八の書いた雲龍がありました。見る場所によって表情が違って見えました。

漆喰で描かれた飛天の像です。

この唐獅子は、石田半兵衛の作で、

こちらが長八の作です。阿吽の関係になっていました。

このお寺の入口の梁には、石田半兵衛の彫刻がありました。

波の表現などが、石川雲蝶並みに素晴らしいものでした。

もしかすると、先日観た大瀬神社の海老虹梁は石田半兵衛の作なのではないだろうかと思いました。場所も近いし、可能性は高いと思います。

入江長八さんの胸像です。ここと東京にお墓があり分骨されていました。

松崎町にある伊那下神社です。

拝殿です。

本殿はよく見えませんでした。御祭神は、彦火火出見尊、住吉三柱大神、龍谷水神です。

ここの宝物館(無料)がすごかったです。中を観ていくように勧められて入ったのですが「どうして、ここに」と思うものが展示されていました。これは、長八の作品なのですが、福井県坂井市にある三國神社の境内にあった八幡神社の向拝下の像と同じ、武内宿禰(たけのうちのすくね)が御幼時の応神天皇を抱き上げているところの像がありました。

拡大しますが、これ漆喰の像なのです。

源頼朝の寄進と伝えられる松藤双鶴鏡です。

山岡鉄舟の書を入江長八が漆喰で仕上げた伊那下の大額です。

フクロウの伊那ちゃんです。とてもかわいかったです。(置物ではなく、生きたフクロウです)

こんなところに坦庵(江川太郎左衛門)の高札がありました。

奥には、もっといろいろな地図などがありました。

これ三島大社です。他にもたくさんあって、それで無料でした。こんな神社は他にないのではないかと思います。

松崎町にある浄泉寺です。

中には入れそうもありませんでした。

今日のお昼は、松崎町にある井むらでいただきました。

漬け丼、ミニうどん付き1,700円です。美味しい漬け丼でした。

このあたりのお店は、前回来た時と比べて、いくつか無くなっているお店がありました。

松崎町にある岩科学校の駐車場に車を駐めました。

岩科学校300円(長八美術館とのセット券を利用しない場合)です。

以前、来たことがあるのですが、やまとペディアに記録を残すために再訪問しました。

ここは、明治6年(1873年)に「中央の文化に遅れるな」と教育に対する志が高い佐藤源吉が私財を投じて開設した学校です。当時の学校の様子や、

当時の農機具などが展示されていました。

先日行った松本市の国宝開智学校と姉妹館提携をしているそうで、開智学校に関する展示もありました。

長八の作品です。

欄間の絵画も長八の漆喰です。

138羽の鶴が姿形を変えて描かれていました。

長八の美人賞蓮図です。板に直接漆喰で描かれていました。

昔の教科書や

明治の学舎写真展もありました。

最後に、入口の唐破風の下の龍の彫刻が長八の作品でした。

その後、西伊豆町にあるフードストアあおき西伊豆店で食材を調達し、松崎町にあるコインランドリー 洗乾 大和で洗濯をしました。

今日は風呂上がりに飲みたかったので、昨日泊まった道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎でブログを、ここまで書き上げ、昨日と同じ大沢温泉 依田之庄に行きました。すぐ近くなのですが、途中狭い道があってすれ違えないところがあります。

前から来なければいいねと話しながら行くと、なんと前から救急車が来るではありませんか。バックで戻っていたのでは時間がかかってしょうがない、横が暗くてよく見えないものの、他人の家の前に車を突っ込み、救急車に通ってもらいました。

待てよ、この先は温泉だよな。まさか。

温泉につきました。予感は当たっていました。湯当たりで倒れた方が出て、男湯を汚してしまったため、今日は使えませんとのことでした。こればかりはしょうがないです。

自分は、以前、温泉で倒れた方を救助したことがあるのです。人助けが出来たことは良かったのですが、しばらくトラウマになりました。また、同じ目に合うことになるところでした。今日のブログはいつもより、長くかかってしまったのが功を奏しました。あんな思いは二度としたくないです。

救急車で運ばれた方がご無事であることを祈っています。

というわけで、今日はお風呂なしです。

すっかり真っ暗になった道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎に戻ってきました。

今日は、ここに泊まります。

お風呂入ってないけど、飲みます。たぶん。

POSTED COMMENT

  1. star-cruiser より:

    わかっちゃいます。GARO(ガロ)のシングルレコード「美しすぎて」を買ったらB面が「学生街の喫茶店」でした。今は歳をとりすぎてA面のメロディも思い出せません ^_^ ご安全に。

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