長野県飯田市の飯田市美術博物館にあった
浮彫七福神養蚕絵馬
73日目:長野県豊丘村〜長野県下條村
走行距離 26.5Km
今日行った飯田市美術博物館は、石好き・地質好きにはたまらなく面白いところでした。また、今日は「元」という字に縁がある日でした。

道の駅 南信州とよおかマルシェの夜です。適度に車中泊の人たちがいて淋しくもなくいい感じでした。

そして朝です。道の駅の建物の裏に展望台らしきところがありました。おそらく中央アルプスを観るための展望台なのだろうと思い、夜が開けるのを待って行ってみました。

むむむ


期待した雪の中央アルプスは観られませんでした。冬になるといい感じになるのですかね。

ここの道の駅は、新しいだけでなくおしゃれな感じです。このようなタペストリーが飾ってあったり、

ストリートピアノが置いてあったりします。

そうそう、今日は晴れです。

この旗は何なのでしょうか?
ウクライナ関連ですかね。

飯田市にある元善光寺(もとぜんこうじ)に行きました。ここは駐車場が分散して複数あります。

この石段を登って参拝します。

門をくぐると、

桟瓦葺き入母屋妻入の本堂です。元善光寺は、今から約1,400年前の推古天皇10年に本多善光公によって開かれました。ここ元善光寺の名は、本多善光公の名に基づき、元は、本元(ほんもと)の意味を表しているのだそうです。

鐘楼です。劣化のため除夜の鐘の時しか撞けないようです。

大きめのビー玉が敷き詰められた手水舎です。

本堂の中は撮影禁止でした。本堂の横から地下に降りて一周するお戒檀巡りなるものがありました。
そこは、まったく何も見えない真っ暗な世界でした。
したがって、写真がありません。

手すり伝いに歩いていくと、ようやく出口が見えてきました。

出ました。目を開けているのに、まったく何も見えないというのは、すごいです。
後ろから付いてくる人(またの名をご満悦おばさん)が、「どうしよう」「何も見えない」などうるさかったです。


350m先に舞台桜があるようです。行ってみました。

途中、「金的中」と書いた額がたくさん飾ってある射小屋がありました。金的中(きんてきちゅう)とは、弓道で金的(まん中に金紙を張った的(まと))を射止めたことを意味します。金的を射止めることは名誉なことで、後日金的を当てたことを板の額に書いて、神社の拝殿や射小屋に奉納したのだそうです。左の方に的を置くところがありました。

さて、歩いて行った先にありました。これが舞台桜ですね。まだ咲いていませんでした。咲いたら、見事な桜の木になるだろうと思いました。

飯田市にある飯田市美術博物館の駐車場に車を駐めました。

ここは、城跡でもあるようで、それを感じさせるデザインにもなっていました。

飯田市美術博物館の建物は変わった形をしていました。

プラネタリウムも楽しみにしていたのですが、「チコちゃんに叱られる」じゃなぁと観るのをやめました。美術館もパスし、博物館の方だけにしましたので、自然・文化常設展示150円でした。

中も、面白い造りをしていました。

入口には、あけぼの象の骨格レプリカなどが展示してありました。

グアンロンという後期ジュラ紀(約1億6000万年前)に生息していた恐竜です。最古のティラノサウルス類のひとつで、体長3メートルほどの小型の肉食恐竜だそうです。今の時代に生きていなくて良かったですね。

自然展示室です。

このあたりの地質です。中央構造線や糸魚川静岡構造線以外にも複数の断層が走っているようです。

中央構造線の太平洋側(西南日本外帯)と日本海側(西南日本内帯)の石の展示がありました。
西南日本外帯の石です。(クリックで拡大できます)
次に西南日本内帯の石です。

パレオパラドキシアの全身骨格復元レプリカがありました。福島県伊達市で見つかった約1,800万年前のものだそうです。実物は福島県立博物館で所蔵とのことでした。行ってないです。

日本には、この中のギフチョウとヒメギフチョウが生息しているようです。見つけたいですね。

飯田市には約3万年前に直径40〜50mの小惑星が落ちてきて、大きなクレーターが出来たのだそうです。その一部を今も観ることができるようです。

南アルプスは、深い海の底だったようです。

ライチョウの1年を観察した動画を拝見しました。冬になると真っ白になるのですね。確かに目立ちますものね、

人文展示室です。

このあたりの祭りなどを展示していました。

浮彫七福神養蚕絵馬を展示していました。

詳細は、こちらをご覧ください。

飯田城はこんな感じの城だったのですね。ちなみに元和3年(1617年)に脇坂保元が城主を努めていました。よく見ると、脇坂安治ではなく、安元でした。安治の次男です。

以前、ここで22年間ほど使用していた光学式プラネタリウム投影機だそうです。

特別投影として「星よりも、遠くへ」(45分、無料)をやっていました。プラネタリウムの能力を観たかったのですが、映像は鮮明ではありませんでした。内容は東北の震災が起きた3.11の星空と被災者のつながりを描いたドキュメンタリーでした。
映像の中で引用されていた谷川俊太郎さんの「遠くへ」が、自分の考えている「意識とは何なのか」と共通する点があって共感を覚えました。谷川さんはわかっているんだなぁと思いました。
遠くへ
心よ 私を連れて行っておくれ
遠くへ
水平線より遠く
星々よりももっと遠く
死者たちと
微笑(ほほえ)みかわすところができるところ
生まれてくる胎児たちの
あえかなる心音の聞こえるところ
私たちの浅はかな考えの及ばぬほど
遠いところへ 心よ
連れて行っておくれ
希望よりも遠く
絶望をはるかに超えた
遠くへ
というわけで、お昼の時間になるまで、約2時間半ほど、ここにいました。

今日のお昼は、飯田市にあるピノキオ 鼎店でいただきました。

茄子とベーコンのアラビアータスパゲティー 1,300円です。

鷹の爪が効いたピリ辛味がトマトソースの旨味を引き立たせていました。自分は好きですが、ご満悦おばさんには辛すぎる辛さでした。茄子もいい感じでした。

今日のご満悦おばさんは、ほうれん草としめじのグラタン1,300円(自分と同じスープとサラダ付き)です。家庭的な味で優しい味だったそうです。久しぶりにグラタンを食べたとしみじみ語っておられました。

タバスコの瓶を楊枝入れに使っていました。おしゃれだなと思いました。
その後、飯田市にあるおよりてふぁーむ農産物直売所で食材を調達したあと、

今日は、晴天なのに洗濯の日でもあり、飯田市にあるLandryAに行きました。

好きなアクアです。が、少しここは高いです。

今日のお風呂は、下條村にある下條温泉郷 コスモスの湯500円です。
所感:白タイルを基調にした温泉です。硫黄温泉ですが硫黄の香りはしません。少しとろみがあります。
温泉諸元 泉質:アルカリ性単純硫黄温泉、加水 不明、加温 不明、濾過循環 不明、消毒 不明、pH9.67、源泉温度28.9℃、メタけい酸 ーmg、炭酸水素イオン 23.2mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯1(27㎡ ジェットバス2)、露天1(20㎡)、洗い場15ヶ所、とろみ度 ★★☆☆☆、気泡 なし

下條村にある道の駅 信濃路下條に着きました。

回廊の中に、このお店やお城みたいなレストランなどがあります。

回廊の外にも車を駐めることができます。

ここの売店で、近所のおばあさん方が作られたという三年味噌を買いました。800gで880円でした。あたりだといいのだけれど…。
今日は、ここの道の駅に泊まります。
では、また明日です。