岩手県久慈市にあるうえき芸術
15日目:岩手県宮古市〜岩手県久慈市
走行距離:95.4Km
今日は、おもに石と地層を観た1日でした。泊まろうと思っていた道の駅がお祭りのためあやうく駐められず他に行かなければならないところでした。
道の駅 たろうの朝です。清々しい朝です。昨日ここで買ったホヤキムチは、とても美味しかったです。キムチとほやは合いますね。また、三陸産のタコも買ったのですが、これも柔らかくてとても美味しかったです。
ここの道の駅の南側に隠れるように小さな24時間トイレがあります。こんなに広い駐車場なのに大が1つしかないのは足りないのではないかと思っていました。
ところが、中央に立派なトイレが有りました。普通2箇所にトイレがある場合には片方は夜使えなくなるのですが、両方開いてました。こちらのトイレはトラックの駐車エリアの正面にあるので、先ほどの南側のトイレの方に駐めて正解でした。
ただし、唯一地面が若干斜めになっています。写真の左側が下がっています。気にならなければ、こちらの南側に泊まるのがいいと思います。
移動途中に前回も訪れた宮古市の震災遺構 たろう観光ホテルに立ち寄りました。津波が来る前はこのような建物だったのですが、
今は、こうなっています。津波の恐ろしさがよく分かる震災遺構です。
次の道の駅が開くまでには少し時間があるので、宮古市にある三王岩を再訪問しました。
4年前に来た時の記憶があったのですが、55mの高さにある駐車場から降りていくことは忘れていました。地図で見ると駐車場からすぐ近くにあるように見えたのでちょっと寄っていこうという乗りで来ました。
まず展望台に行きました。
松があって、全貌をうまく撮れません。
さらに降りていきます。昨日に続き、朝からハードです。
三王岩のある海岸に降りてきました。
津波に耐えた「不屈の三王松」です。前回来た時には気づかなかったような気がします。
津波で30m移動した「田老の津波石」です。
三王岩です。中央が男岩(高さ約50m)、左が女岩(高さ約23m)、右が太鼓岩(高さ約17m)です。前回はそそり立つ岩があるくらいにしか思っていませんでした。
このあたりの地層は、1億1千万年前の白亜紀の地層(宮古層群)です。この男岩は下半分が礫岩で上半分が砂岩になっています。
左の女岩も同じ地層から出来ています。
しかし、右側の太鼓岩は層が縦になっていました。自分が思うに津波でも殆ど動いていないくらい大きいので、男岩の上部に載っていたものが折れて、ここに転がっているのだろうと思います。
手前の崖は地層が斜めになっているので、おそらく男岩の礫岩層の下の層に相当する地層がここにある層だと思います。
少し離れたところには、地層がほぼ垂直になっている層がありました。ダイナミックな変動があったのですね。
黄色い岩がありました。どうしてこの岩だけ黄色なのかわかりません。砂岩なのだろうと思います。ふたたび55mの石段を登って駐車場に戻りました。
駐車場から浪打崎(なみだざき)の方を見ると畳岩が見えます。
田野畑村にある道の駅たのはた 思惟の風に立ち寄りました。ここはWiMAX +5Gが入りませんでした。
普代村にある道の駅 青の国ふだいにも立ち寄りました。
ここは、本当の駅でもありました。駅舎の中が売店になっているような道の駅でした。
美味しそうなちゃんぽんが売っていましたので買ってみました。よく見たら長崎風と書いてありましたので、ここの名物ではないのかもしれません。たぶん違いますね。
野田村にあるほたてんぼうだいに立ち寄りました。二階から観る景色が素晴らしいのかなと思っていたのですが、二階建てではなく、一階建てで二階はありませんでした。
ここにある東日本大震災 大津波記念碑です。
ここから下の十府ヶ浦海岸に降りてみました。
小豆砂と呼ばれている赤い色したチャートが落ちているらしいです。
あずきのような赤い色をしたチャートがたくさん落ちていました。緑など他の色のチャートも落ちていました。大きな砂岩のような石は、赤くない紅簾石片岩のようなキラキラした石で何と言う石なのかはわかりませんでした。結晶片岩かもしれません。
紅簾石片岩がマンガンを含むチャートなどからできたと考えられているため、チャートに関係する石ではないかと思います。
野田村にある大唐の倉(だいとうのくら)を観に行きました。白い層は火山灰と灰が水に流されて堆積した凝灰岩層で、発見された多数の亜熱帯性植物化石から、およそ6,000万年~3,000万年前の地層と考えられているらしいです。それにしても、これだけの厚みの火山灰が降り積もったってどういうことですかね。
野田村にある道の駅 のだにも立ち寄りました。カミさんが、以前ここでソフトクリームを食べたことを思い出し、甘くて美味しかったと、はしゃいでいました。
久慈市にあるうえき芸術(無料)です。
この写真の3倍くらいの植木の量がありました。それにしても芸術ですね。器用な人がいるものだと思いました。
今日のお昼は、久慈市にある農家食堂はるなでいただきました。
味噌野菜岩手山盛990円です。野菜の量が550gもあり食べ応えがあります。スープはまろやかな味噌味です。付いていたおろしニンニクが味噌味によく合いました。麺は細麺の縮れ麺です。美味しかったです。もやし率を下げて、他の野菜がもっと入っているとさらに良かったと思います。
今日のご満悦おばさんは、せいろまぜごはん定食(焼豚蒸しまぜごはん)1,166円でした。この内容は、この値段でいただけるものではないとご満悦のご様子でした。
久慈市にある久慈琥珀博物館に行きました。第一駐車場はいっぱいで第二駐車場に駐めました。人気のある施設なのでしょうか。
久慈琥珀博物館500円(JAF400円)です。
琥珀は樹液の化石で、久慈市ではこの琥珀がよく産出されるのだそうです。琥珀についていろいろ学ぶことが出来ました。
ジェットと言われるものがありました。初めて知りました。黒玉(こくぎょく)とも言われるようです。高貴な方々が装飾品として用いられているような事が書いてありました。
炭みたいです。
本館の方では、琥珀を用いた美術品を展示していました。
琥珀採掘坑道跡も観ることが出来ました。
足元に琥珀が落ちているのではないかと思われるような洞窟でした。
道の駅 くじに着きました。大きな山車が建物の中に展示してありました。
特別純米酒 福来 300ml 563円と
特別純米 八重桜 300ml 605円を買いました。東北になるにしたがって、もっと高いお酒が多くなってきました。高くて美味しいのは当たり前なので、600円程度で美味しいお酒を探したいと思っています。
その後、久慈市のジョイス 久慈長内店で食材を調達し、
今日のお風呂である久慈市の久慈健康ランド 古墳ノ湯500円に行きました。
所感:古代の遺跡の雰囲気があるだろうと言われれば、そうかなぁと思うような浴槽でした。中は広々としています。
浴場諸元 泉質:沸かし湯、内湯3(28㎡、2.2m x 1.5m 電気風呂、2.2m x 1.5m 薬湯 ただし、今日は中止)、露天1(お湯なし)、サウナ1(4人 3段 ドライ)、水風呂1、洗い場25ヶ所
道の駅 くじに戻ろうとしたところ町の雰囲気が先ほどと違っていました。人がたくさんいるのです。どうやら夜祭のようです。
やばいです。道の駅が夜祭の駐車場になっています。ただでさえ48台と小さい道の駅なのに満車で入れないかもしれない。
ちょうど空いて、駐められました。ここの道の駅は地面が斜めになっています。
道の駅の正面が入口になっていて、100mくらいの屋台が並んでいます。
その先にも多数の屋台が出ていました。助手の調査によるとべっぴん夜市といって5月から9月の第4金曜日に開催されるようです。ばっちりあたってしまったようです。
ここでつまみを買って飲みたいところですが、今日は飲みません。残念!
では、また明日です。