キャンピングカー

車旅において常温保存品はどうしてる?

車で旅をしていて常温保存の食品や薬などを車の中に置いています。しかし、これは大丈夫なのでしょうか。特に昼間においては駐車している車内の温度は非常に上がります。バーデン(自分のキャンピングカー)は断熱がしっかりしていると言っても、それなりに温度上昇します。

バーデンの冷蔵庫に入れることも考えられますが、常温保存のものをすべて入れられるほど大きくはありませんので、微妙なものに関してのみ冷蔵庫に入れています。

今回北海道に行くにあたり、もともと涼しいところなので車の中の温度上昇を何かの手段で緩和することができれば、さほど温度上昇をせず常温環境を作れるのではないかと考えました。そこで、発泡スチロールの箱を旅の途中で調達し、その中に保管することでどのような温度上昇経過をたどるのかを測定しました。

車内の温度上昇は、どのような経過をたどったのか

北海道に入った日から出る日までの車内の温度と発泡スチロールの箱の中の温度を測定しましたので、条件や結果について記載します。

温度計の設置場所

今回の測定では車内の温度としてバーデンの操作パネルの上部に設置している温度計(使用した温度計の詳細に関しては後述します)の測定データを使用しました。

使用した発泡スチロールの箱

大きさが31cm✕50cm✕15cmで、厚みが2cmの箱を使用しました。これをバーデン後方のベッドの下の空間に置いておきました。この箱の中にもう一つの温度計を入れておき、測定しました。この箱の中に常温保管品を入れておくのですが、開け締めするのは数日に1回の頻度でした。

車内と箱の中の温度推移

縦軸が温度で、横軸は時間です。北海道に入ってから出るまでの温度を30分ごとに測定しプロットしました。少し見にくいので個別に太くして説明します。

青は車内(上部)の温度です。昼間、炎天下に駐めたりしていましたが、北海道が涼しいことと、車の断熱塗装が効いているため、最高でも40℃とそれほど気温が上がっていません。

次に茶色が発泡スチロールの箱の中の温度です。上がっても30℃を少し超えるくらいに収まっています。

緑は車内の温度と箱の中の温度差をプロットしたものです。箱の中の温度が車の中より高くなる場合でも1〜2℃程度に収まっていて、低い場合には10℃以上の差がありました。

一日ごとの平均を取って比較してみました。ピンクが車内、青が箱の中です。この結果を見ると旅の間を通して2℃程度箱の中の温度が低く出ていることがわかります。これは車の上部の温度と箱をおいたところの温度差によるものと思われます。実際にその2箇所の温度を測定しても2℃くらいの温度差がありました。したがって、箱の効果としては、1日における急峻な温度変化を緩やかにする効果しか期待できないことがわかります。それによって昼間の温度の高い状態を緩和できないかというのが今回の狙いでしたので、次にその効果について見てみます。

その前に、8月2日がすごく低くなっています。この日は、釧路付近に居て、当時の気温を見ると最高気温が17.8℃、最低気温が13.1℃、天候は雨と車内の温度が上がりにくい日でした。 

では、狙いであった温度差を緩和する効果がどれくらいあったのかを見てみます。一日における寒暖の差(一番高い温度と低い温度の差)をプロットしました。車内が黄色で、箱の中が紫です。車内の温度変化に対して箱の中の温度変化を半分くらいに抑える効果がありました。

温度に関するまとめ

発泡スチロールの箱を使用することによって、その中の温度を車内の温度変化の半分に抑えることが出来ました。その結果、北海道においては30℃以下の環境を作ることが出来ました。しかしながら、この30℃という温度も保管するものによっては厳しい場合もあるでしょうし、本州ではさらに温度が高いことから、車の中に常温保管品を置いておくことに関しては、もうひと工夫しなければいけないと思いました。

また、低い位置に置いておくことが、2℃とわずかではあるものの良いことが、今回の測定を通してわかりました。ハイルーフでない場合には、それほどの効果はないかもしれません。

今後、もう少し考えて策を講じたいと思います。

車内の湿度は、どのような経過をたどったのか

ついでなので、車内の湿度がどうだったのかをプロットしてみました。青が車内の湿度、茶色が箱の中の湿度、緑がその差となります。細かくてよくわかりませんので、24時間の移動平均でプロットしてみました。

発泡スチロールの箱の中の湿度が上がる場合には車の中の湿度とほぼ同時に上がっているのに対して、下がるのは1日程度の遅れが生じていることがわかります。理由はなぜだかわかりません。

また、8月17日から6日程度、箱の中の湿度が高くなっています。これはいただいたプルーンが柔らかくなるまで箱の中に入れておいたため箱の中の湿度が高くなったことがわかりました。箱に入れる場合には、生ものについては、よく考えて入れる必要があると思いました。

湿度については、あまり気を使っていませんでしたので、もう少し気を使いたいと思います。

測定に使用した温湿度計

今回の測定に使用した温湿度データロガーについても、記載しておきます。

型名:Inkbird IBS-TH2(Bluetooth温度湿度計)
※同じ型名で温度のみのものがあるようです。間違って買わないように!
値段が200円しか違わないので温度湿度計を購入したほうがいいです。

電池の持ち:データの取得間隔を30分設定で半年ほど使用しています。現時点で2つのロガーは残量が67%と68%を示しています。単4の電池2本ですが1年は持ちそうな感じです。

測定データの容量:温度、湿度ともに30分間隔で90日分です。測定間隔次第で日数が変わります。いっぱいになると古いデータから消去されていくようです。

使用方法の概略:データロガーに蓄えた温度、湿度データをBluetooth経由でスマホのアプリに取り込みます。アプリ上でグラフ化して見ることも出来ますが、csv形式でデータを吐き出すことが出来ますので、表計算ソフトなどに読み込んで加工、グラフ化出来ます。

(おまけ)温湿度データロガーは面白い

キャンピングカーで温湿度データロガーを使うと面白いです。

  • 棚にものを入れているけれど、温度はどれくらいまで上がるのだろう
  • 窓が結露する時には、どのような条件になっているのだろう
  • クーラーボックスの温度はどうなっているのだろう

いない間の温度や、箱や棚を開けなくてもスマホで温度を確認できるので、活用次第でいろいろなことがわかります。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。