コラム

リフレッシュ休暇を何倍にも増やす方法

写真はケニア山レナナピーク(4985m)2008年9月25日

以前、キリマンジャロに挑戦したと言う話をしました。そのチャレンジで気づいたことがあります。それはリフレッシュ休暇(慰労休暇)は何倍にも増やすことができると言うものです。

キリマンジャロの最高峰ウフルピークの登頂率は約50%と言われています。実際、自分がチャレンジした時は参加者が8名でした。しかし、そのうち1名が事前の高所順応のために行ったケニア山レナナピーク(4985m)の登頂途中で足を負傷して断念しましたので、7名でチャレンジすることになりました。この7名全員が頂上のギルマンズポイント(5685m)まで行けたものの、そこから最高地点のウフルピーク(5895m)に行く途中で2名が断念しました。したがって5/7=70%と言った結果でした。

事前の調べで甘い考えで挑戦できる山でないことは十分認識していました。行くからには絶対みっともない結果になりたくないという一心で過酷なトレーニングを科したり装備を整えたりしました。また、確実に休暇を取れるようにするために会社の上の方の人にまで話をとおしました。突然、大きな仕事が降ってきて休暇が取れなくなることを避けたかったのと、公言することによって途中でめげてしまわないように退路を断つという意味もありました。必要な健康診断を受け、黄熱病の注射を打ち万全の準備をしました。トレーニングの途中で膝を負傷したり、いろいろなことがありましたけれど精一杯の努力をし、なんとか登頂することができました。

終わってみれば約1年前から準備した体力づくりなどの期間中も自分をリフレッシュするための貴重な時間だったことに気づきました。ただ単に休暇の期間だけをリフレッシュの時間として捉えるのではなく事前の準備の期間もリフレッシュさせる期間だと言えるようなリフレッシュ休暇の使い方があることに気付きました。

例えば、リフレッシュ休暇はドイツに旅行に行くとしましょう。ドイツで現地の人とコミュニケーションを取れるように事前にドイツ語を勉強すれば、その期間も含めて自分をリフレッシュ(成長)させるための期間と捉えることができるのではないでしょうか。

自分をリフレッシュするための休暇は、その休暇期間だけでなく準備をする期間も含めて自分がリフレッシュ(成長)するための期間と考えることで何倍も有意義なものにすることができます。すべてはリフレッシュ休暇に対する考え方次第です。

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