ダニエル・ピンクのモチベーション3.0をご存知でしょうか?
ダニエル・ピンクとはアメリカのゴア副大統領のスピーチライターを務められた方でモチベーションをコンピューターのOSに例えて説明をされている方です。面白い考え方なので簡単に紹介すると
- モチペーション1.0
人類が生まれた時点でインストールされているOSで、生理的欲求(食べたい、寝たいなど)に根ざすモチベーションです。 - モチベーション2.0
人類が集団で生活をするようになってインストールされたOSで、人が人を使う上で必要なインセンティブによるモチベーションです。例えば、100円もらえるなら、やろうと言ったやる気(外発的動機付け)などがこれに相当します。これによって、人は人を使うことが容易になり組織の統率ができるようになりました。 - モチベーション3.0
2.0には大きな欠陥がありました。最初は100円でやる気が出たものの、いずれ慣れてしまって100円ではやる気が出なくなってしまう。値段をあげてもその時はやる気がでるけれども長続きしません。それを補うために新しいOSが出来きました。人は認められたいとか、自分の能力を高めたいと言った自己実現に根ざす欲求があります。これに根ざしたモチベーションが誕生しました。(内発的動機付け)
この3.0が大事だというのがダニエル・ピンクの提唱するモチベーション3.0です。
ここからが、このコラムの本題です。モチベーションには、もっとすごいモチベーションが存在することに気づきました。自分の命さえ惜しまないモチベーションです。ダニエル・ピンクに敬意を表して(勝手に)モチベーション4.0と名付けさせていただきました。
- モチベーション4.0
(愛する)人のために行動する動機付けです。特攻隊の方々が愛する人を守るために自分の命を捧げられました。その動機付けは3.0まででは説明がつきません。命とまではいかなくても、人のために何かをしてあげたい、子供のためだったら何でもできると言った動機付けは、まさしくモチベーション4.0と呼ぶにふさわしいものだと思います。
これからの日本は、このモチベーション4.0で世界をリードする国になると信じています。
このブログも、これからの日本人がもともと持っていた精神を思い出させるものになるといいなと思っています。自分がこのブログを作る動機付けになっているのもモチベーション4.0だと思っています。がんばって良いブログにします。