2025年旅のまとめ
写真は、今年の旅の全ルートです。
今年は4回の旅に出ました。礼文島など車で行ける島々を巡り、島の良さを認識した年になりました。
令和7年(2025年)旅のまとめ
| 令和7(2025)年 | 令和6(2024)年 | 令和5(2023)年 | 令和4(2022)年 | |
| 日数 | 254泊260日 | 216泊220日 | 214泊219日 | 222泊227日 |
| 総走行距離 | 13,947.6Km | 16,569.7Km | 17,090.1Km | 18,317.6Km |
| 1日あたりの 走行距離 |
53.6Km | 75.3Km | 78.1Km | 80.7Km |
■紀伊半島(1月17日〜4月3日)76泊77日 3058.6Km
雪が降るかもしれない季節をどこで過ごすかいつも考えますが、今年は日本でいちばん好きな県である和歌山県がある紀伊半島をじっくり観て回ろうと思いました。改めて和歌山県をはじめとする紀伊半島の良さを再認識する旅になりました。
紀伊半島を巡ったあとは琵琶湖のほとりを通り、阿寺ブルーが美しい阿寺渓谷を訪れて岐阜まで行き、帰ってきました。戦国時代の歴史にも触れられ、夫婦の会話の中でも戦国武将の話題が増えました。
また、北アルプス・中央アルプス・南アルプスは一本の山脈ではなく、「ミ」を逆さにした形で三本に分かれていることに初めて気づきました。その後の学びで、雁が群れをなして飛ぶときの形(雁行)に似ているため「雁行配列」と呼ぶこと、逆向きの「ミ」は左雁行配列に当たることを知りました。ちなみに知床半島・国後島・択捉島も雁行配列を成しており、「ミ」の向きに当たる右雁行配列になっていること、そしてなぜそのような形になるのかも理解できました。
■山梨県(5月11日〜5月23日)12泊13日 490.3Km
新潟や富山へ翡翠を探しに行き、Kさんに会うつもりでしたが、日程が少し短かったため、手前の山梨県をじっくり見ることにしました。山梨は隣県で、ブログを始める前からよく訪れているつもりでしたが、今回の旅でまだまだ知らない場所が多いと改めて気づきました。古墳や戦国時代の史跡、果樹の多さ、宝飾産業が発達している点などを知ることができました。
また、以前から行きたかったリニアモーターカーも見ることができました。人は想像を超えるもの(今回はスピード)を目にすると、思わず笑いがこみ上げるのだと改めて感じました。
■北海道(6月1日〜8月24日)84泊85日 5332.6Km
かねてから行きたかったものの天候が優れず行けなかった礼文島に、ようやく行くことができました。飽きるまで滞在するつもりでしたが、食料調達が難しいことと天候の悪化を考え、5日で離島しました。当初は礼文島のあと利尻島へ渡る予定でしたが、それはまたの機会になりました。それでも礼文島は景色が素晴らしく、いつかまた長く滞在したいと思っています。
まだ通ったことのない道を選べば、まだ見ぬ景色に出会えるはずだと考え、できるだけ未踏の道を辿る旅にしました。
「北海道ぐるめ旅」と題して出発したのに、いつの間にか「北海道めぐる旅」になってしまいました。それでも11,000円のウニ丼は人生でいちばん高い丼になりました。きれいなお姉さんたちが同席していなければ見栄で食べなかったかもしれませんが、礼文島へ行ったと言うと必ず「ウニ食べた?」と聞かれるので、食べておいてよかったと思いますし、彼女たちと知り合えたことで十分元は取れたと感じています。とはいえ、あまりの高さにしばらく金銭感覚が麻痺し、3,000円の丼が安く感じられるほどでした。この出費や礼文島のフェリー代などもあって、今回初めて予算をオーバーする旅になりました。
■九州地方(9月6日〜12月8日)82泊85日 5066.1Km
車で渡れる島々をあちこち訪れ、瀬戸内海の島々の美しさと人々の温かさに何度も触れました。初対面なのに「遠くから来たなぁ」とねぎらってくださり、時間をかけて作られたであろう栗の渋皮煮をいただいたり、ご高齢にもかかわらず急斜面を昇り降りしてみかんを取ってきてくださったりして、感謝の尽きない旅になりました。
道の駅ではない場所に泊まることも多く、真っ暗で寂しい場所でも平気で泊まれるようになりました(治安上問題なさそうなところに限ります)。
また、日本中に自分の家があるような感覚を抱くようになりました。よく知っている地域に泊まり、外で食事をして車に戻ると、まるで自分の家に帰るように感じます。日本中に「家」があると思える人は多くないと思うので、これはとても幸せなことだと感じています。
- 今年の旅は合計260日で過去最多になりました。一方で総走行距離は最短となり、1日あたりの走行距離が大きく減りました。走行時間が少ない分、じっくり観る余裕のある旅ができていると感じています。ゆとりを持って旅し、旅先の魅力をもっと深く味わいたいと思います。
- 過去のブログを見ると、見やすさを優先した結果、肝心な情報が欠けていることがありました。そこで詳しく書くようにしたところ、今度は記事が長くなり読者にとって負担になるのではないかと悩みました。結論として、情報量を減らすのではなく視認性を高める工夫をすることにし、6月初旬から見出しを追加して読みたい項目へ飛べるようにしました。実際に使ってみて「もっと早くやればよかった」と思うほど効果があり、今後も改善を続けていきます。
- 知識も増え、知識が増すほど旅の面白さが深まっています。もっと吸収したいですが、すぐ忘れてしまうのは悩みどころです。復習して定着させていくほかありません。
- 日本の景色や人々を紹介し、日本の良さを再認識してもらえるブログにしたいという目標に対しては、まだ工夫と努力が足りないと感じています。今後の課題にしていきます。
これらの気づきを与えてくださった神様、仏様、および、ご先祖様、出会った方々、このブログを読んで経験を共有してくださっているみなさま、すべてに感謝します。
本投稿を持ちまして、今年の投稿を終了します。来年は今年以上に素晴らしい経験ができる旅となるように行動したいと思います。
今年1年、このブログをご覧いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
それでは、みなさま
良いお年をお迎えください