新潟県村上市にある千年鮭 きっかわ
17日目:新潟県新潟市〜村上市
走行距離 59.8Km
新発田城跡は、小さな城跡だと思っていたのですが、見どころの多い城跡で勉強になりましたし楽しめました。特に表門の門扉を動かす体験が出来たのは、よい思い出になりました。また、一度は食べてみたいと思っていた塩引き鮭を食べることが出来たのも良かったです。藤基神社の彫刻は、有磯周斎の籠彫りという技法で凄い彫刻でした。新潟には凄い彫師がたくさんいたことを知りました。
Contents
出発
新潟市 道の駅 豊栄

ここの道の駅 豊栄は、「ほうえい」ではなく、「とよさか」と読みます。

ここは道の駅の制度が始まる前の昭和63年(1988年)11月10日に当時の建設省が作った国道7号新潟バイパス豊栄道路情報ターミナルが前身になっています。そのため造りがパーキングエリアそっくりです。

トイレも広いです。

休憩所

池

喫煙コーナーなど立派な造りです。大きな違いは、ゴミ箱がありません。とても残念です。

日本には、道の駅発祥の地を謳う道の駅がいくつかあります。ここもそのひとつです。

ここには発祥の地の碑があります。

近くの見どころなどを書いた地図がありましたので掲載します。

新潟県の観光ルート案内板です。糸魚川市まで掲載されているのですが、フォッサマグナをこうやって書くから、間違って認識してしまう人がいるんですよね。僕もそのひとりです。ここに書くのであれば、糸魚川静岡構造線が正しいです。


ここの売店にはお惣菜のようなものはありません。

そして、朝です。
昨晩、新潟市にお住まいのIさんから「ここはトラックが多くてうるさいので、ゆっくり寝れないんじゃないですか」とメールを頂きました。大丈夫ですと返事をしたし、寝れたのですが、すごくうるさいです。トラックがいっぱいで、昨晩は暑かったこともありエンジンを掛けているトラックがたくさんでした。
すごくうるさいところです。ただし、連続音なのでしばらくすると(僕らは)慣れてしまいます。
ここの道の駅の車中泊は、おすすめできません。
新潟市 中村屋

今日の朝ごはんは、ここの道の駅にある軽食堂 中村屋でいただきました。

7時の開店と同時に行列が出来ました。

いか天そば650円です。駅で食べるいか天そばと言った感じでした。

ご満悦おばさんは、ジャンボ狐うどん660円です。昨日から、「揚げが厚揚げなんだよ」「これを食べる」と楽しみにしておられました。普通の厚揚げより表面の揚げた部分が柔らかいとご満悦のご様子でした。
そう言えば、厚揚げを使った料理は、作ることがないですね。帰ったら何か作ってみたいと思いました。
訪問先
新発田市 新発田城跡
ここは、規模も小さいし短時間で観て次に行くことになるだろうと思っていたのですが、なかなか見どころの多い城跡でした。

城址公園案内図です。

城址公園駐車場に車を駐めました。それほど広い駐車場ではありませんでした。

二の丸跡を通って表門に向かいます。

お掘りの向こう側に三階櫓が見えます。よく見ると屋根が普通の入母屋屋根とは違ってTの字型になっています。

そのため鯱も3匹載っています。

鯱は、雄が2匹で雌が1匹なのだそうです。

旧二の丸隅櫓です。もともとここには鉄砲櫓があったそうです。それも無くなって土台のみになっていたところに、二の丸にあった隅櫓を移築したそうです。

土橋門と帯曲輪の説明です。

これから、ここに土橋門を復元するのだそうです。そのためにここの発掘作業をされていました。

この城は、慶長3年(1598年)に溝口秀勝が築城したということが書かれています。

帯曲輪側から観た旧二の丸隅櫓です。

表門です。開城時間前のため門が閉じられていました。

表門前には木橋があったのですが、城が陸軍の敷地になった際に土橋に作り変えられました。

表門前には、赤穂義士のひとりである堀部安兵衛の銅像がありました。堀部安兵衛は、寛文10年(1670年)に新発田の旧外ヶ輪に生まれました。

表門の両側にある石垣です。

残っているのは、この両側の石垣だけです。いずれも布積みの切込み接ぎで出来ていました。

開場時間になり表門が開きました。この表門と先ほどの旧二の丸隅櫓は新潟県内で唯一、江戸時代から現存する城郭建造物になります。

この門が江戸時代に作られた門なんだなぁとマジマジと眺め、

立派な蝶番だと思って見ていたところ、「この門扉、動かしてみていいよ」と触らせてもらえました。驚いたことにかなり軽い力で門扉が締まります。おそらく人差し指だけで閉められると思います。それくらい軽かったです。油も注していないと言われていました。毎日開け締めしているとは言え、江戸時代に作ったものが軽く動くということに感動を覚えました。

この新発田城は、この地図にある城の上半分は陸軍の敷地になっており、今は駐屯地になっていました。二の丸の端にあった隅櫓を今の位置に持ってきたと言う説明をこの地図をもとにしてもらいました。

新発田藩 初代藩主の溝口秀勝の銅像です。

溝口家は外様大名で十二代に渡り城主を務めました。

石垣の断面が観られるようになっていました。栗石が見えます。

詳しくはこちらをご覧ください。玄武岩らしいです。

石の断面まで観られるようになっていました。

辰巳櫓の高台に登ると隣の駐屯地がよく見えました。

辰巳櫓です。

辰巳櫓の説明です。

一階です。



二階です。

天井の木組みです。

表門にも入ることが出来ました。

表門の説明です。

中は、電気を点けず当時の様子を感じ取れるようになっていました。

天井の木組みは、思っていた以上に簡素でした。江戸時代の現存遺構なのです。

幕末に撮られた城の写真です。

旧二の丸隅櫓です。

旧二の丸隅櫓の説明です。

一階です。

二階です。

天井の木組みです。

上座に座って、当時の人たちが観たであろう景色を味わいました。ここは、現存遺構ですが、移築したため漆喰などは塗り直しているようです。
新発田城跡は、なかなか見どころのある城跡でした。とても楽しめました。
新発田市 道の駅 加治川

移動途中に立ち寄りました。

なんと、本日休館日でした。

パン屋さんだけは営業中でした。

駐車場の様子です。

ゴミ箱もあります。少し牛さんの香りが漂っていました(笑)
村上市 道の駅 神林(かみばやし)

移動途中に立ち寄りました。今日は、ここに泊まる予定なので、のちほどレポートします。
村上市 千年鮭 きっかわ

村上市を観光するにあたり村上市役所 駐車場 (来庁者/観光客用)に車を駐めました。

千年鮭 きっかわを観に行きました。

千年鮭(塩引き鮭)を吊るしているところを拝見しました。

下を見ると脂が滴り落ちていました。

建物も拝見できました。
村上市 村上歴史文化館

おしゃぎり会館 (村上市郷土資料館)と若林家住宅と村上歴史文化館の3館共通券が500円でした。


ガラス越しに、おしゃぎりを観ることが出来ました。

ここは、村上市郷土資料館でもありますので、村上城についての資料や

ジオラマ、具足なども展示していました。

村上市は皇后陛下雅子様の出身地でもあるようで、関連する記事や資料が展示されていました。

それは、もう市をあげての大騒ぎだったようです。





皇后陛下雅子様(小和田家)の先祖は旧村上藩主内藤家の家臣になるようです。そのためか、いたるところで皇室に関する資料を目にしました。

村上の城下にあった門に使われていた石垣が埋もれていたのだそうです。
村上市 若林家住宅

次に若林家住宅を観に行きました。今から二百数十年前から明治期まで村上藩士 若林家とその子孫の生活の舞台であった建物です。








若林家は今でいうと中間管理職の上くらいの立場で、足軽を17人召し抱えていたそうです。
村上市 おしゃぎり会館 (村上市郷土資料館)


江戸時代の食べ物や、北前船などを展示していました。





村上市 藤基神社

藤基神社は、ふじもとじんじゃと読みます。駐車場は参拝者用駐車場があります。手前は月極になっていて、その奥に駐められるようになっていました。

さりげなく美しい手水舎でした。


ここは、彫刻がすごいところでした。ギャラリー形式で掲載します。
- 拝殿です。
- 懸魚や向拝中備えの彫刻がすごい
- 向拝中備え
- 木鼻の獅子(右)
- 木鼻の獅子(左)
- 扁額の周りの彫刻も見もの
- 手挟
- 向拝中備えの裏もすごい
- 手挟
- 向拝中備えの裏にも龍が
- 水引虹梁の持ち送り(右)
- 水引虹梁の持ち送り(左)
- 本殿
ここの彫刻の特徴は、透かし彫りを構成する茎や枝が細く内部に空間ができるように彫るところ(籠彫りという技法)だと思います。あまり見ない技法です。
お昼ごはん
村上市 海鮮一鰭

今日は、こちらでいただきました。

店内は、歴史に関する書籍がたくさんありました。皇室に関する書籍もたくさんありました。ここにある書籍のひとつを見て雅子様が村上市のご出身であることを知りました。

うおや塩引御前1,600円(塩引き鮭、刺身盛り合わせ、お吸い物)です。

塩引き鮭なるものをいただきたくて、ここを選びました。凡人の僕らには、いつも食べている塩鮭との違いがわかりませんでした。辛口の鮭で刺身盛り合わせはなくても、十分ご飯がいただけると思いました。
食材調達
村上市 原信 村上インター店
いつもの原信で食材を調達しました。
到着
村上市 道の駅 神林

先ほど立ち寄った道の駅に戻ってきました。



越後村上名物の鮭の「酒びたし」を買いました。お酒のおつまみにしようと思ってます。
ここの道の駅の詳細は明日レポートします。
では、また明日。