6月26日の投稿「非常食 兼 車中飯」の中で非常食の話をしました。その中に乾燥おにぎりなる非常に興味をそそるものがありました。しかし、その賞味期限が近づくまで待てないので今回追加で購入し試食をしてみました。
正式名称は「にぎらずにできる携帯おにぎり」です。長期保存が可能で約5年間の保存ができます。
作っているのは、西尾食品株式会社で亀田製菓のグループ会社と書いてあります。
それでは早速作っていきましょう。今回は、水(60分)とお湯(15分)の2通りで作った場合の出来具合も確認しました。
まず、正面にあるシールをはがします。長期保存を実現するために遮光フィルムが使ってあるようです。
シールをはがすと中のお米が見えてきました。また注水の目安とする赤い線が引いてあります。
中は、固まったおにぎりのような感じではなく、このようにパラパラの状態です。乾燥したご飯粒がたくさん入っているような感じです。
脱酸素剤を取り除いて、
赤い線の部分まで水を入れました。そして封をして20回くらいよく振り混ぜるように書いてありました。お米の隅々まで水分が行き渡るようにするためだと思いましたのでそれなりにしかやりませんでしたけれど、別の理由があったことが後程わかります。逆さまにしたりして、もっとしっかり混ぜるべきでした。
30分ほどすると水は完全にお米に吸収されているようです。あと30分待ちます。
もう一つの方には、お湯を注ぎました。
左が水(60分)、右がお湯(15分)で作ったものです。
袋を横に切り
さらに左右を斜めに切り取ります。ハサミはなくてもきれいに切り取ることができます。水で作った方は、時間をかけただけあって水分をきちんと吸収している感じがします。本当に握ることなくおにぎりになっています。
こちらは、お湯で作った方です。
左が水、右がお湯で作ったものです。並べて比べてみました。お湯で作った方がご飯粒にふっくら感があります。また、昆布の色がお米に移って少し茶色をしています。お湯の方は15分で出来上がりのためか、わずかに水気が残っているようです。もう少し置いておくとよかったかもしれません。
もう少しよく見るために、お皿に出してみました。なんと、昆布が下に集まっているではありませんか。20回ほどしっかり混ぜるのは、この昆布をお米としっかり混ざり合わせるための作業だったのです。次からはしっかり混ぜようと思います。
こちらが水で作ったもの
こちらがお湯で作ったもの。
結論としては、
- 思っていたよりご飯っぽい出来上がりでした。
- 水で作るとイマイチかと思っていたものの、想像以上の出来上がりで非常時には水でもまったく問題ないと思いました。60分待つのは少し長いけれども、放っておけばよいし簡単です。
- お湯で作る方は、暖かくいただける点がよいと思います。15分でもよいけれど、あとプラス5分くらい置いておいた方が水分がしっかり浸透して水っぽくなくてよいかもしれません。
- お湯で作る場合には、ビニールの袋にお湯を注ぐ際に十分注意が必要だと思いました。大きいやかんなどから入れるのは、ちょっと難しいかもしれません。
- 購入価格248円(税込)は、おにぎりとしては高いものの、5年の保存期間と水(お湯)を注ぐだけで出来るということを考えると非常食として用意しておくにはありだと思いました。
まとめ
軽量で調理が簡単な上、いくつかの味のバリエーションもあるので非常食として用意しておくには向いている商品だと思いました。想像していたよりもきちんとしたご飯になっていましたけれども、コンビニなどのおにぎりと同等とまではいきません。余裕がある時はお湯で作り、非常時には水で作るだろうと思います。
少しでも参考になりましたら、嬉しいです。