奈良県橿原市にある益田岩船
道の駅 吉野路大淀iセンターの朝です。車中泊をしている人は少なかったです。
ここの道の駅が本日定休日であったことと、朝は霧雨が降っていたことから少しだけ遅めに出発することにしました。
ここの道の駅は燕が多いです。車を駐めた位置が巣から離れているので大丈夫だろうと思っていたのですが、残念ながら車に2ヶ所投下されました。
今日の最初の訪問先は、高取町にあるくすり資料館(無料)です。
その前に、観光案内所 夢創館に立ち寄り高取町の情報を入手しました。
くすり資料館です。夢創館の裏にあり、夢創館の方が鍵を開けてくださいました。
蔵の中はくすりに関するものでいっぱいでした。
高取町のくすりの歴史は大変古く、飛鳥時代の西暦612年推古天皇が聖徳太子や伴を率いて、高取の羽内の山野にて薬猟りを行ったと伝えられています。
高取町で昔作られていた薬が展示してありました。懐かしいものもいくつかありました。
明日香村にある道の駅 飛鳥に車を置かせてもらって、すぐ近くにある岩屋山古墳を観に行きました。
7世紀代の一辺約54m、高さ約12mの方境と推定されている岩屋山古墳です。
石室は南面に開口する横穴式石室で、花崗岩の切石を用いて構築されています。石室の規模は全長約16.7mです。
羨道は、長さ約12m、幅約1.9mで、入口側の側石は二段積みとなっています。
玄室は長さ約4.72m、幅約2.7mです。側面はほぼ垂直で、その上の石は内側に傾斜しています。
上部は、このように樹が生えていました。
道の駅 飛鳥に戻ってきました。売店を観た後、次の目的地へと向かいました。
次は、橿原市にある益田岩船を観に行きました。白橿西集会所がお休みのようでしたので、ここに駐めさせていただきました。
集会所のすぐ裏手に登り口があります。道に益田岩船の絵が書いてあります。
思っていた以上に急斜面を登りました。(といっても、5分もないくらい)すると目の前に大きな岩が見えてきました。
益田岩船は亀石や酒船石などと並ぶ飛鳥の石造物の1つで、その中でも最大のものになります。
岩の加工法や穴の尺などに古墳時代最末期の特徴が見られるため、7世紀頃の建造と推定されています。用途は不明で、いろいろな説があります。
今日のお昼は、いいお店を見つけたと思って行ったところが臨時休業で、橿原市にある餃子の王将 橿原神宮店でいただきました。
野菜炒め495円、ライス(小)154円です。野菜不足を補うことと、炭水化物を控えめにするというコンセプトでチョイスしましたが腹4分くらいの量でした。
目の前のお方は揚げそば726円でした。「めっちゃ美味しい」と超ご満悦のご様子でした。
橿原市にある奈良県立橿原考古学研究所附属博物館400円(JAF350円)に行きました。
今は、春季特別展 沖ノ島と大和をやっており900円とのことでした。特別展にはまったく興味がないので、常設展のみを観ることができる時に出直すことにしました。ただし、ビデオを無料で見ることができるようになっており、日本書紀で奈良を楽しむPR映像(約30分)などを観ました。
橿原市にあるオークワ 橿原畝傍店で食材を調達した後、橿原市にあるやわらぎの郷450円に行きました。3回目になります。
入り口に男湯、女湯のカレンダーがあり、何だろうと思っていたのですが、
今日は、男湯の日でした。自分だけ汗を流すというのも気が引ける(なんて優しい人なのでしょう)ので、他に行くことにしました。しかし、駐車場などの条件が合いそうなところがなく、本日はお風呂なしとなりました。
天理市にある道の駅 なら歴史芸術文化村に着きました。2021年に登録された新しい道の駅です。
文化財修復・展示棟(無料)を観ました。
ここの地下1階にある修復作業をするところは写真不可で写真がないのですが、すごかったです。仁王像などの修復中のものが置いてありました。仏像などが好きな人は一見の価値ありです。
1階は写真撮影可でした。
薬師寺東塔の模型がありました。
東塔のこの部分、三手先という部分を
切り出したものがあり、
これをバラバラにして組み立てることができるようになっていました。斗栱(組物)に興味がある自分としては、とても面白かったです。ちゃんと元通りに組みました。
この組立図を観ながら組み立てるのですが考えた宮大工さんは偉いと思います。
中の作業場を観ていたところ、
千木と鰹木があるではありませんか。
破風ですね。いやー、面白いところです。
ここの売店は、こんな感じです。新しい道の駅という感じがします。ここの駐車場は設計する際にいろいろと苦労されたのだと思います。それでも平日に警備員さんを複数名配置する結果になってしまったようです。休日は大変な状態になることが想像されます。
今日は、ここに泊まります。
では、また明日です。