長野県諏訪市にある高島公園
66日目:長野県塩尻市〜山梨県中央市
走行距離 93.7Km
日本のことを知りたいと思って旅をしていると、それにふさわしいところに出会えるものだなぁと思った日でした。神長官 守矢史料館、ここは凄いです。
道の駅 小坂田公園の朝です。寒いです。
月が細いです。iPhoneではピントが合わず撮るのに苦労しました。
出発する時にみぞれになったと思っていたところ、しばらくすると雪が舞っていました。
諏訪市にある高島公園 無料駐車場に車を駐めました。天守のすぐ下にあります。
高島城の本丸跡に設けられた公園である高島公園を散策しました。ここには、このような◯◯跡という表示がされているところがたくさんありますが、遺構があるところは少なかったです。
ここは桜が咲いている時期に来るといいと思います。
と言いますか、ほとんどの天守の近くには桜が植えてありますね。
三之丸御殿裏門です。昭和63年(1988年)に移築されました。もともと、ここには、かつて御川渡御門と呼ばれた門があり、城が湖に面していたころは、ここで湖の舟に乗ることが出来たようです。
ここ高島公園は、本丸御殿があった場所になります。
天守は昭和45年(1970年)に復興された復興天守です。
角櫓です。
冠木門です。
と言っても、これは冠木門ではありませんね。もともとは冠木門がここにあったので、そのように呼ばれているらしいです
お掘りの外から見た角櫓と天守です。
野面積みの石垣は、右と左で年代が違うようですね。
算木積みに使用されている石は、きれいに整形された石が用いられていました。普通の算木積みに使用されるものより厚みが薄い気がします。
高島城 復興天守310円(JAF200円)です。
中は資料館になっていました。歴史を展示した2階のみ撮影禁止でした。
明治4年 (1871年)、破却前の高島城です。高島城は天正18年(1590年)、豊臣秀吉の家臣、日根野織部正高吉によって設計され、文禄元年(1592年)に着工、慶長3年(1598年)に完成しました。
3階が最上階で諏訪市を観ることができる展望台になっていました。
諏訪湖が見えます。この城の近くまで諏訪湖があったことが記されていましたので、昔は、この目の前の景色は湖だったのだと思います。
遠くの山に雪が降っていました。このタイミングで日本海側を離れて太平洋側に来て正解でした。
茅野市にある神長官 守矢史料館の駐車場に車を駐めました。
ここは、古くから諏訪上社の神長官を勤めてきた守谷家の文化遺産を収蔵する史料館で、古文書 約1,700点が保管されています。
神長守矢家祈祷殿です。
神長官 守矢史料館100円です。76代守矢実久に至るまで一子相伝の口伝によって、歴史を伝えてきた一族の史料館です。
展示の中には御頭祭と呼ばれる祭りの再現をしたものなどがありました。
これは、鹿食免・鹿食箸版木(かじきめん・かじきばしはんぎ)と呼ばれるもので、肉食が忌避されていた江戸時代以前には、これを持っていることにより、鹿肉を食べて良いとされていました。諏訪神社のみで発行されていたもので、神社内の神職たちが、それぞれの檀家へ贈っていたそうです。
古事記には、国譲りの話が記載されています。建御名方富命が武甕槌命との戦いに敗れて、出雲から諏訪の地に逃れられた話は知っていましたが、その先は知りませんでした。
実は、もともと諏訪の地には支配していた守矢家がいて、戦で敗れ建御名方富命と代わったとのことです。それ以降、代々、神長官として建御名方富命を祀って来たのが守矢一族なのだそうです。守矢家は、口伝にて歴史を伝えてきたとされていますが、78代 守矢早苗さんが、その歴史について話された話と、史料館に展示されている展示品について解説されたものが、この「神長官 守矢史料館のしおり」200円で買いました。
これから、じっくり読みたいと思っています。神話の時代から口伝にて語り継がれてきた歴史にふれることができるなんで、なんと素晴らしいことでしょう。
史料館の前に守矢家の家がありました。
史料館の奥には、御頭御社宮司総社がありました。諏訪地方を中心に信仰されるミシャグチ(御左口)神の総社だそうです。
さらに奥に行くと、世界が注目する奇才建築家・藤森照信氏による建築のひとつである「空飛ぶ泥舟」がありました。どうやって入るのかはわかりません。
これも藤森照信氏の作で、高過庵です。下に見えているのは、低過庵(ひくすぎあん)です。
そして、どこにあるのか探してしまったのが、これです。
明智光秀公縁の祠です。明智光秀に関係がある祠であること以外はわかりませんでした。
神長官裏古墳です。
7世紀頃に作られた古墳だそうです。
今日のお昼は、山梨県北杜市にあるドライブイン やまびこでいただきました。おばさんが一人でやっておられるお店です。
スタミナ定食950円です。甘めの味噌味でした。ご飯の盛りが多めです。
今日のご満悦おばさんは、サンマーメン850円です。サンマーメンに目がないおばさんですが、普通だったそうです。ただし、肉が入っていなかったと少々ご機嫌斜めでした。
途中、北杜市の道の駅 はくしゅうでお水をいただきました。汲む順番を待つ人が並んでいました。
富士山が見えると帰ってきたぞという感じがします。甲斐市にあるラザウォーク甲斐双葉で食材を調達した後、
今日のお風呂である甲斐市の山梨日帰り温泉 湯めみの丘500円に行きました。
所感:源泉掛け流しのお湯です。お湯には、気泡が出来ること以外、知覚できる特徴はありません。浴室は銭湯のような温泉です。
温泉諸元 泉質:ナトリウムー塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 なし、消毒 なし、pH8.2、源泉温度 43.1℃、メタけい酸 27.9mg、炭酸水素イオン 35.4mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯4(10㎡ 高温、20㎡ 中温、7㎡ 気泡湯、5㎡ 超高温)、露天1(18㎡)、サウナ1(13人 3段 ドライ)、水風呂1、洗い場16ヶ所、とろみ度 なし、気泡 あり
中央市にある道の駅 とよとみに着きました。今日は、ここに泊まります。
今日の夕食は、近くにあるバーミヤン 山梨豊富店でいただきます。
では、また明日。