幕末から明治初期にかけて活躍した彫物師、石川雲蝶(いしかわ うんちょう:1814年ー1883年)を紹介します。
昨年の夏、新潟方面に行った時に偶然知ることが出来た彫物師です。越後のミケランジェロと言われるだけあって、その作品は非常に素晴らしいものがあります。
特に西福寺開山堂の天井を飾る「道元善師猛虎調伏之図」は絶対ご覧になられた方がいいです。写真撮影不可なので写真はありません。ネットで観ることは出来ますけれども、写真ではなくご自身の目でその立体感を含めてご覧いただきたいです。
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西福寺は、新潟県魚沼市にある曹洞宗のお寺です。創建は1534年でもともとは天台宗の寺院でしたけれども、のちに曹洞宗に改宗されました。
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この西福寺には、1857年に建てられた開山堂があります。(写真上部は、茅葺き屋根からなる建物を保護するための鞘堂です)この開山堂の中に「道元善師猛虎調伏之図」があります。この開山堂の外には雲長の彫刻があり写真撮影可でしたので撮ってきました。
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凄いですよね。雲蝶の彫刻は、ここ開山堂のような大きなところだけでなく、いろいろなところで観ることができます。
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穴地十二大明神です。身近にある小さな神社のようなところでも彫刻を観ることができます。
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龍と獅子
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源頼政の鵺(鵺)退治(未完成)
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源頼光の大江山の酒呑童子退治(未完成)
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雲蝶は、越後三条の法華宗陣門流総本山 本成寺本堂脇の墓所に眠っているとのことです。ここを訪れた時には、雲蝶のお墓がここにあるとは知りませんでしたので行きませんでした。また行ってお参りしてこようと思います。雲蝶は彫刻だけでなく絵画もたくさんあります。その点数は1000点を超えると言われています。
ぜひ、ご覧になる事をお勧めします。
(撮影日 2019年8月12日)