コラム

感動に繋がる色

普段目にする色域を超えた色を見た時に人は無意識に感動するのではないかと思っています。

色域とは、ディスプレイや印刷物などが出せる色の範囲のことを言います。このディスプレイなどの色域は自然界に存在する色をすべて表現できるほど広くはありません。したがって、普段見ている色域の外にある色を自然界で目にした時、人は無意識に感動するのではないのだろうかと思っています。少なくとも自分は感動します。

例えば、燃えるような紅葉の赤、新緑の鮮やかな緑、紫露草の深い紫、蝶々の斑点の中にある藍色などに出会った時、人は何とも言えない感動を覚えるのではないかと思っています。この感動を記録しておこうと写真に撮って後で見ると「あれっ、こんな感じだったかな」となるのは実際に見て感動した時の色を正しく表現できていないからだと思います。

その場で見た人にしか味わうことができない感動をたくさん味わいたいと思っています。そうすることによって内向きの能力が磨かれるような気がするからです。

見えない能力人間は様々な能力を持っています。しかも中には人並外れた能力を持っている人がいます。ピアノを超絶技巧で弾く人がいれば、全く弾けない人がいま...

このような理由で、色域が広い表示デバイスを作ることの意味は、人に感動を伝える術を提供すると言う役割を担うことにもなると思います。入力系、出力系ともにこれらの開発に関わっておられる方々には頑張っていただきたいと思います。

ちなみに色域で話をしましたけれども、抽象度を挙げて考えると人は普段接している知覚を超えるレベルで感覚を刺激されると感動するのではないかと思います。聴覚、嗅覚、味覚などの感覚を、例えば、音楽、香り、料理などといったものが今までの日常を超越した形で刺激した時、人は感動を呼ぶのだと思います。(その意外性の方向によっては恐怖に繋がることもあると思います)

この色域外の色をお伝えすることはできませんけれども、できる限り素敵な写真を撮って、このブログでお伝えしていきたいと思っています。

自然界には、ディスプレイや印刷物で表現できない鮮やかな色がたくさん存在します。ぜひ、気にかけて見てください。気づくようになると感動する機会が増えると思います。

冒頭の写真は、静岡県駿東郡清水町 柿田川公園 2014年6月15日撮影

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