コラム

大和言葉

2019年11月11日6:50 会社勤務時代の自分の机から窓の外を撮影

最近のニュースを見ていると、カタカナ語の言葉が非常に多くて気になっています。おそらく自分の母が聞いたら何のことを言っているのか理解できないだろうと思います。特に高齢者に理解してもらう必要がある事柄であっても何の配慮もなくカタカナ語を使ったりしています。

明治時代の日本人は安易に英語をカタカナ語にするのではなく日本語としての言葉を考えたと聞きます。個人、時間、彼女など今の日本人が普通に使っている言葉は明治時代の西洋にはその概念があっても日本にはなく日本人が言葉を造ったのです。

それが今はどうでしょう。日本語で言えばいいことをわざと英語にして、それでいてわかりやすく説明していますと抜け抜けと言っている人がいます。オーバーシュートやクラスタは、英語を使わない人には何の事やらさっぱりわからないと思います。挙げ句の果てに、ロックダウンという言葉を(その言葉の意味するところを知ってか知らずか)都知事が安易に使い、大騒ぎになって政府が火消しに回るという一幕もありました。カタカナ語を使うとかっこいいと勘違いしている人がいるのではないかと思います。

また、Go to トラベル、Go to イートなどは論外です。どこの国ですか、ここは?

日本の良い文化がだんだん壊れていくような気がしています。もう少し日本語を大切にしたいものです。

自分は、これまでエンジニアでしたので技術者としての文章の書き方をしてきました。技術者は仕様書で正しく伝える必要があるため、曖昧な表現はしないように訓練されます。例えば、順接と逆接の意味をもつ「が」という接続詞は使わないなどです。(会社を辞めたので、このブログではわかった上で、たまに「が」を使っています)これからは、もう少し本来の日本語を意識して使っていきたいと思っています。

日本には、大和言葉(やまとことば)という素晴らしい言葉があります。漢語や外来語ではない日本固有の言葉です。これからは、正しい日本語、美しい日本語を使いこなせる人こそが本当の意味でのかっこいい人なのではないかと思います。

大和言葉(やまとことば)をさりげなく使いこなせるようになろう

やりたいことがたくさんあって楽しい!

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