旅レポート

三陸復興国立公園 岩井崎園地、いわてTSUNAMIメモリアル、震災遺構 タピック45、陸前高田市立博物館

岩手県陸前高田市にある道の駅 高田松原

本日のサマリー

12日目:宮城県気仙沼市〜岩手県陸前高田市

走行距離:35.1Km

今日は曇りのはずが雨になり途中で進むのをやめました。

道の駅 大谷海岸の朝です。曇っていたのですが、この後雨になりました。

昨晩いただいたほやの酒蒸しは、とても美味しかったです。生のほやとは、また違った美味しさがありました。やはり、その地域の名産品をいただくのがいいですね。

気仙沼市にある三陸復興国立公園 岩井崎 第1駐車場に車を駐めました。

前回通り過ぎてから気づいた三陸復興国立公園 岩井崎園地を観るためです。

2億5000万年前頃(古代ペルム紀)の石灰岩です。

この石灰岩が長い年月をかけて海水に侵食され海蝕洞となり、そこから10m近い高さまで潮を吹き上げています。

龍の松です。津波によって幹や枝などが被害を受けたものの奇跡的に残った松です。

岩手県陸前高田市にある道の駅高田松原に来ました。ここには、東日本大震災津波伝承館  いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル(無料)があります。

4年前に来て以来2度目の訪問になります。

8分ほどのビデオを2本観ました。津波は怖いと改めて思いました。

前回来た時には、整備中で観ることが出来なかった道の駅の東側に行ってみました。高田松原物産館の一部です。鉄骨部分のみを残して建物は流失しました。

タピック45(旧道の駅 高田松原)です。高田松原と書いた字の下まで津波が到達しました。

祭りの太鼓の練習が行われていた太鼓館です。頑丈な建物は残ったのですが土砂が流出したため基礎が露出し浮き上がってしまったそうです。

野外ステージの照明灯は、高さ14.5mの津波によって根本から折れ曲がってしまいました。

野外ステージ跡です。津波の破壊力を間近に観ることが出来ました。

公共駐車場に車を駐めて、

陸前高田市 陸前高田市立博物館(無料)に行きました。

ロダンの「考える人」です。なんと本物です。「どうして、ここにあるの?」と思いました。「考える人」は鋳造品で全世界に20体あるそうです。そのうちの4体が日本にあり、そのうち1体を名古屋市博物館(残る3体は、東京、京都、静岡)が所有しています。名古屋市博物館がリニューアル改修中のため、令和8年(2026年)まで、ここに置いてあるのだそうです。まさか「考える人」の本物を観ることが出来るとは思ってもいませんでした。

ここでは、10名くらいの団体さんが学芸員の方から説明を受けながら回っていました。自分たちも参加させていただき勉強させていただきました。

このあたりで取れる魚です。手前が黒潮(暖流)で、奥が親潮(寒流)、左右で季節が変わり、住んでいる水深に応じて高さが変わっており、棒の下に魚の名前が書いてありました。とても工夫された展示であるだけでなく美しかったです。

巻き貝の展示を観ていて個人的に発見したことがあります。ほとんどが同じ向きなのに1つだけ逆向きの貝がありました。ネットで調べてみたところ食用の貝は9割が右巻きなのだそうです。

ここの博物館は、無料とは思えないくらいの内容でした。近日中に企画展が始まり、それも無料だそうです。凄い博物館です。

今日のお昼は、陸前高田市にある中華食堂 熊谷でいただきました。

カミさん「美味しそうな中華料理屋さんを見つけた」

自分「そこ行こう」

お店に到着。

席に着く。

メニューを開く。

何だか、聞いていた内容と違う。

カミさん「あれ、違うお店だった」

と、まあ、こんな感じで旅をしております。

マーボー麺800円です。いい感じに辛かったです。ただし、その中にも甘さがあるという辛さでした。

食べているうちにラー油が無くなってきたからか、口が慣れてきたからか辛くなくなりました。麺も美味しかったです。

今日のご満悦おばさんは、もやしラーメン700円です。運ばれてくるなり、

「うわー」

「もやしだー」

「へへへ」

スープをすすっては、

「うわっ、鶏ガラの好き系のやつだ」

と、まあ、お店を間違ったことなどすっかり忘れて、幸せなご満悦おばさんなのでありました。

その後、陸前高田市にあるアバッセたかたで、ほやのむき身を買いました。昨晩食べた酒蒸しとの食べ比べであります。

時折、雨が激しく降るので先へ進むのは止めて、道の駅 高田松原に戻り、ここに泊まることにしました。ブログを書いていると晴れてきました。

人生、そんなものなのだろうと思います。

では、また、明日。

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