コラム

オペレーションとイノベーション

会社に勤めていた頃、ホンダの小林三郎さんをお呼びして話を聞いたことがあります。小林三郎さんは日本で初めてエアバックを商品化された方です。非常に熱い方で共感するところがたくさんありました。

なかでも、オペレーションとイノベーションという考え方は非常にためになりました。著書「ホンダイノベーションの真髄」より、少し抜粋して記載すると

イノベーションの本質を考える際には、仕事を大きく二つのタイプ、すなわち「オペレーション(執行)」と「イノベーション(創造)」に分けて考えるとよい。簡単な定義はかけた時間にアウトプットがほぼ比例するのがオペレーションであり、イノベーションは時間に応じて成果が上がらないが、長い時間やっていると突然アウトプットが出てくる。従って成果主義、特に短期的成果を求めると、イノベーションは止まってしまう。イノベーションが止まって新しいものが出てこないと、企業の衰退が始まる。これが多くの日本企業が直面している状況だ。

確かに日常の仕事に追われていると創造的な仕事をしているはずなのに、いつの間にかルーチンワーク的に仕事をこなしてしまっている自分がいることに気がつきます。これでは成長しないのも当たり前です。

また、イノベーションは何も設計業務など創造的な職業にのみ関係するものではなく、事務的な業務においても重要なことなのだと思います。仕事のやり方は無限大で工夫次第で生産性も上がるし面白くもなります。そこにイノベーション的な要素がありますし、これがやり甲斐(モチベーション)にもつながるのだと思います。

こうやって考えてみると何も仕事についての話ではなく、人生というか生き方においてもいえることだと思います。

仕事は辞めてしまったけれど、これからの人生をオペレーションのみで生きるのではなくイノベーションで生きたい。

そう思っています。このブログを立ち上げたのもその一環です。

ところで、このホンダイノベーションの真髄という本は、参考になる点が多かったです。参考になった部分には付箋をつけるようにしているのですけれども、こんな感じで付いています。お勧めです。

小林さんにお会いした際にサインをしていただきました。その言葉もすごく好きです。

「本質の探究」

これですね。

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