生きていると幾度となく判断をしなければいけない局面に遭遇します。中にはその後の人生が大きく変わってしまう判断や、生死に関わる判断をしなければいけないことがあります。
では、正しく判断をするためにはどうすれば良いのでしょうか。
自分が会社に勤めていた、まだ若い時期に尊敬をしている偉い人から教えていただいたことがありますので、それを交えてお話しします。
判断には、「判断材料」と「判断基準」の2つがあって、そのいずれもが判断を下す上で重要になってきます。
「判断材料」とは、その判断に影響をするであろう事象のことです。たくさんある場合もあればほとんどないという場合もあります。いずれにしても、正しい材料が重要となります。
「判断基準」とは、先の判断材料をどのように判断するかといったもとになるもので、判断材料が乗った天秤の支点のようなものとなります。同じ判断材料であっても、判断基準が異なると違った結果になります。会社における方針やポリシーなどが、この判断基準に影響するものになると思います。
重要な判断をした時には、この判断基準と判断材料を踏まえて、なぜ自分がそのような判断をしたのかを記録に残しておくようにすると良いのだそうです。そして、時間が経って、その時に下した判断が正しかったのか、間違っていたのかを振り返ることが大事なのだと教わりました。もし、間違っていたのであれば、なぜ間違った判断をしてしまったのか。どうすれば、正しい判断を下すことができたのかを考えることが、その後の正しい判断を下せるようになる上で非常に重要になるとのことでした。
今、新型コロナウイルスワクチンを多くの人が接種しています。この接種においても重要な判断を迫られていると思います。
自分は、ワクチンは接種しません。「接種すれば1億円あげる」と言われても接種しません。
今の日本国民の大部分の人は明らかに少ない判断材料の中で、自分の生命に影響をする判断を下しているように思います。そのことの重大さに全く気付いていない国民がたくさんいます。もっと自分の目や耳で情報を入手して判断をすべきだと思います。
これだけ多くの人が受けているのだから大丈夫だろう。国やテレビが生命に関わることでいい加減な情報を流すはずはないなどと言った先入観が判断基準をずらしてしまうことになるのだろうと思います。
今求められている判断は、日本が、いや人類が誕生して最大の判断案件なのかも知れません。
この判断に関してだけは、後で振り返るなどといった余裕はないかも知れないと思っています。