キャンピングカーには多くの工夫が凝らされていて非常に感心する部分がたくさんあります。中には、その便利な機能に気づかずにいるものもあるのではないかと思います。

そう言う自分にも、長い間気づかなかった機能がありました。今日はそのよくできた機能のひとつについてお話します。

バーデンをはじめ、多くのキャンピングカーにはDometic SEITZのアクリル二重窓が採用されています。この窓は、アクリルの二重窓で断熱性に優れるだけでなく

下から遮光ロールシェードが出てきて完全に遮光してくれたり(上の写真)、上からは網戸が出てくるようになっていて非常によくできた窓です。

この窓にはファスナーと呼ばれる窓をロックする部材がついています。

このように窓枠の溝に嵌合することでロックができます。

このファスナーの嵌合部分は2つに分かれたちょっと変わった形状をしています。樹脂成型時のソリを防止するための肉抜きなのかな?それにしては少し変だなとずっと思っておりました。

ある時、窓をロックするはずがいつもの溝ではなく、端にハマってしまいました。

そうなのです。

この変わった形状は肉抜きのためではなく、窓を少しだけ開けてロックするための機構だったのです。正直言って感動しました。

これに気づくまでは、少しだけ開けるために物を挟んだりしていました。

おそらく、この使い方を知らないで使っているオーナーの方が結構いらっしゃるのではないかと思います。

今回の記事が、この素晴らしい機構の気づきにつながればいいなーと思っています。もっとも、そんなの最初っから気づいていたよと言われそうな気もしますけれど(笑)