写真は、雲見浅間神社展望台からの360度画像
2021年2月11日に訪問した静岡県松崎町にある雲見浅間神社を紹介します。標高162mの烏帽子山にある神社で特にその展望台からの眺望は素晴らしいものがあります。
雲見浅間神社の鳥居横に4、5台駐められる参拝者専用駐車場があります。少し狭い駐車場のため他の車の出入りの迷惑にならないよう横向きに駐めさせていただきました。
ここ雲見浅間神社は烏帽子山を境内とする神社でご覧のように石段、および山道を歩いて行く必要があります。ロッククライミング禁止と書かれているように、ロッククライミングができそうな岩場もあります。
まず、拝殿に向けて約130段の石段を登って行きます。
これが拝殿です。
ここ拝殿の横からは、このような景色を観ることができます。左手にはロッククライマーが喜びそうな岩場があります。そして、遠くに富士山も観ることができます。写真では分かりませんので、
ちょっと露出を絞った写真を載せておきます。遠くに富士山が見えています。
雲見浅間神社には次のような言い伝えがありますので登る際には知っておいた方が良いと思います。富士山本宮浅間大社をはじめ全国にある浅間神社は木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)を祀っています。しかし、ここ雲見浅間神社を初め伊豆半島には、その姉の磐長姫命(イワナガヒメノミコト)のみを祭神とする浅間神社があります。記紀神話によると姉妹の父である大山祇神(オオヤマツミノカミ)は天から降臨した瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に姉妹を差し出します。しかし妹より容姿の劣る磐長姫命は返されてしまいました。美しい姉の木花咲耶姫を憎んだ妹の磐長姫命が祀られた雲見浅間神社に登る時に富士山のことを褒めると怪我をするなどの言い伝えがあります。
ここの拝殿からさらに約320段の石段を登ります。
それなりに長く、急な石段が続きます。
登り終えると中之宮に着きます。
ここからの眺めも格別です。
ここからさらに山道を約10分ほど登ります。途中、道が狭くて注意しないといけないところがあります。
そうすると本殿が見えてきます。
本殿の横の階段を登ると
狭い展望台があります。
360度の絶景が広がります。すぐ下に本殿が見えます。
その向こうには富士山、堂ヶ島、岩地、雲見を観ることができます。
反対側には千貫門を観ることができます。
海が綺麗な瑠璃色をしています。
遠くに富士山が見えます。
拡大してみましょう。富士山の感想に関しては控えさせていただきます。
展望台が狭くて助手が写らないように写真を撮ることができませんでした。
こんな感じの展望台です。しばらく人が登って来ませんでしたので、この絶景を満喫することができました。
下りは石段が急なので注意して降ります。
書いてある指示通り、本殿の閉まっていた扉を開けて参拝させていただきました。その後、忘れずに閉めて下山しました。下山を始めると同時に2組のグループが登って来ました。ここは伊豆半島における隠れた名所だと思います。
山登りの要素がありますのである程度の体力を必要としますけれども、登り終えた時の光景にはそれまでの大変さを忘れてしまうほどの素晴らしさがありますので、ぜひ行かれることをおすすめします。