少にして学べば、即ち壮にして為すこと有り
壮にして学べば、即ち老いて衰えず
老にして学べば、即ち死して朽ちず
佐藤一斎が書いた言志四録の中の言志晩録 第六〇条の言葉です。
現代語訳では、
少年のときに学んでおけば、
壮年になってから役に立ち、何事かを為すことができる壮年の時に学んでおけば、老年になっても気力が衰えることはない
老年になっても学んでおけば、ますます見識も高くなり、
社会に役立つこととなり、死んでからもその名は残る
となります。言志四録は2001年5月に当時の総理大臣小泉純一郎が教育基本関連法案の審議中に触れて知名度が上がりました。指導者のためのバイブルとも言われています。この本を見つけた時には、もっと若い時に読んでおけばよかったと思いました。
会社を辞めて、いろいろな人たちの功績を勉強し始めました。もともと日本史は大嫌いでした。何年に誰が何をしたというのを覚えて一体何の役に立つんだと思っていました。ところが、今、幕末から戦後にかけてを中心にいろいろ調べています。いつ何をしたかということより、なぜそうしたのか、どういう考えだったのかといったことに興味があります。
要は、いくつになっても勉強しなさいってことなんですよね。
人の役に立つために。