つぶやき

川の話

写真は、一級河川 木曽川の支流である阿寺川

旅をしていると川を横切ることがよくあります。さほど大きくない川であっても「一級河川 ○○川」と書いてあったりします。一級河川というと利根川や信濃川のように有名な大きな川を連想していましたけれど、どうやらそうとは限らないようです。

自分の家の近くに幅1mくらいの用水路だと思っていた水路があります。先日、この用水路の近くに「一級河川 ○○川 静岡県」という看板が立っていることに気づきました。

この飛び越せそうな用水路が一級河川と聞いては調べずにはいられません。

一級河川とは、国土の保全または国民経済上、特に重要な水系で、河川法によって指定された河川のことで、国土交通大臣が管理、費用負担する河川のことを言うのだそうです。ただし、都道府県に管理、費用負担を委譲する河川もあるようです。

今回の用水路、いや、一級河川は、静岡県に管理、費用負担を委譲された一級河川なのだと思います。(そんな重要な河川には思えないのですが…)

この用水路のような一級河川は、昭和33年(1958年)に死者684名、行方不明者169名を出した台風22号(狩野川台風)の呼び名にもなった狩野川(一級河川)の支流に相当します。そのため、一級河川の支流はすべて一級河川になるのかもしれないと思い調べましたけれど必ずしもそうではないようです。狩野川の支流には普通河川もあるからです。

ちなみに、同様に都道府県知事が指定する二級河川や、市町村長が指定し河川法が適用、または準用される普通河川、準用河川と言われるものがあります。

今回、何故この用水路みたいな水路が一級河川に指定されたのかは聞いてみないとわかりません。言えることは「一級」と言われるからと言って必ずしも立派な川だとは限らないと言うことがわかりました。

会社の肩書と同じようなものだと思えばよいかもしれません。○長だからといって必ずしも…。(笑)

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