旅レポート

天武天皇持統天皇 檜隈大内陵(野口王墓古墳)、鬼の雪隠、鬼の俎、亀石、談山神社

奈良県桜井市にある談山神社

本日のサマリー

41日目:奈良県明日香村〜奈良県宇陀市

走行距離 22.9Km

中臣鎌足を祀る談山神社は、本殿と拝殿を結ぶ透廊(すいろう)という珍しい造りを有する美しい神社でした。

道の駅 飛鳥の朝です。昨日の3台は今日も駐めに来られました。道の駅の駐車場を通勤のための駐車場として使っちゃダメですよ。

明日香村にある天武天皇・持統天皇陵 駐車場に車を駐めました。

天武天皇・持統天皇 檜隈大内陵(野口王墓古墳)です。

第40代 天武天皇は「天皇」を称号とした天皇と言われています。それまでは「大王」(おおきみ)と言われていました。また、「日本」を国の呼び名としたのも天武天皇と言われています。

第41代 持統天皇は、天武天皇の皇后でもあります。このお二人が同じ古墳に入られているのは、素晴らしいことだと思いました。

古墳の周りを回ることができますが、八角形である事は確認できませんでした。

ここから歩いて、鬼の雪隠(せっちん)を観に行きました。

 

ご満悦おばさん
ご満悦おばさん

ねぇ、雪隠って何?

隊長
隊長

トイレのことだよ

 

確かにトイレのような形をしていますね。

この遺跡は、石室の蓋に相当する部分で、これから行くところにあった石室の蓋が転げ落ちてきてここにあるのだそうです。

左にあるのが鬼の雪隠で、右にある階段を登ると

鬼の俎(まないた)があります。俎は読めませんね。

霧ヶ峰と呼ばれるこの一帯には、鬼が住み通行人に霧を降らせ迷ったところをとらえて、この俎の上で料理し、雪隠で用を足したという伝説があります。

次に亀石を観に行くために先ほどの駐車場に戻り亀石駐車場に移動しようと思っていたのですが、助手が160mだから歩いていこうと言いました。(あとでわかるのですが、たまにはいいことを言う助手なのでありました)

明日香村にある亀石です。以前、明日香村にある奈良文化財研究所飛鳥資料館の庭で見たレプリカは、もっと小さかったような記憶がありましたが、大きかったです。長さ3.6m、幅2.1m、高さ1.8mの巨大な花崗岩でした。

戻る途中に、駐めようと思っていた亀石駐車場がありました。なんと、500円の有料駐車場でした。亀石を観るだけのために500円はないですよ。昨日はついてないことばかりありましたが、今日はついてるようです。ここはどうだかわかりませんが、前回来た時に比べて、無料から有料になった駐車場がいくつかあるように思いました。

桜井市にある多武峰(とうのみね)第1駐車場(乗用車は無料)です。

ここの駐車場から雪の残る道をすべらないように気をつけて歩きました。

後醍醐天皇御寄進の石燈籠(重文)がありました。元徳3年(1331年)の刻銘がついているようです。

談山神社(たんざんじんじゃ)600円です。神社で入山拝観料を取るのは珍しいです。

台輪鳥居をくぐって、この石段を登っていきます。

夫婦杉です。

摂社・東殿(恋神社)があるようなので参拝していくことにしました。

元和5年(1619年)造替の談山神社本殿を寛文8年(1668年)に移築したものだそうです。えんむすびの神としての信仰があついようです。

蟇股の彫刻がいいですね。

如意輪観音堂です。

石垣の隅部に算木積みが使われていますね。それほど古い石垣ではないということですね。

春日神社です。小さいけれど美しい社ですね。当たり前ですが春日造です。

懸魚、持送り、木鼻が美しく塗装されています。派手ではありますが、これはこれでいいかもしれないと思いました。

校倉造りで元和5年(1619年)の造営の東宝庫です。宝物は現在、各・博物館に寄託中とのことでした。

左が拝殿で、右側が本殿です。両殿を結ぶのは東透廊というらしいです。

拝殿に上がることが出来ました。

左側が拝殿です。

拝殿の縁側です。

拝殿内部です。

中臣鎌足の肖像画がありました。

本殿です。御祭神は中臣鎌足です。

西透廊から観た本殿(左)と拝殿(右)です。

西透廊と楼門です。右側の拝殿は、朱塗舞台造拝殿といい、永正17年(1520年)の造営です。

舞台造の下はこの様になっていました。

校倉造りで元和5年(1619年)の造営の西宝庫です。こちらも宝物は現在、各・博物館に寄託中とのことでした。

十三重塔です。藤原鎌足公長子・定慧和尚が、父の供養のために白鳳7年(678年)に創建した塔婆で、現存のものは享禄5年(1532年)の再建です。木造十三重塔としては現存世界唯一の貴重な建造物なのだそうです。

個人的には、それほど美しいとは思えませんでした。

多ければいいってものじゃないんですね。

権殿です。現存のものは室町後期の再建らしいです。

比叡神社、他です。

末社 龗神社(龍神社)です。古神道の信仰の姿が残っている場所でした。

末社・総社拝殿です。寛文8年(1668年)の造営でした。談山神社拝殿を縮少し簡略化した様式で、正面・背面ともに唐破風をもつ美麗な建造物です。

末社・総社本殿です。延長4年(926年)の勧請で、天神地祇・八百万神をまつり日本最古の総社といわれているそうです。現在の本殿は、寛文8年(1668年)造替の談山神社本殿を、寛保2年(1742年)に移築したものです。

年季を感じますね。

閼伽井屋です。中には井戸がありました。定慧和尚が法華経を講じたとき、龍王の出現があったと伝えられています。

神廟拝所 (旧・講堂)です。

定慧和尚が白鳳8年(679年)に父・鎌足公供養のため創建した妙楽寺の講堂です。

中臣鎌足の像がありました。

中臣鎌足を祀る神社だけあって立派な神社でした。

今日のお昼は、宇陀市にある酒蔵カフェ 久保本家酒造 はなれでいただきました。

酒蔵の発酵ランチ ドリンク付1,800円です。

体によいものを食べたいと、このところ思っていただけに満足のお昼でした。酒粕ペーストをお味噌汁にいれると柔らかくていい感じの味になりました。自分の好きな味です。他にもいろいろ説明していただきましたが、

このデザートの上に載っているものは、ココア麹というらしいです。味はココアの味でした。(そのまんまで、すみません)

ドリンクは、珈琲、お酒、アルコールフリーの甘酒から選べました。甘酒にしました。とても美味しい甘酒でした。

宇陀市のスーパーもりかわで食材を調達したあと、宇陀市のコインランドリーで洗濯をしました。

Electroluxの洗濯機と乾燥機でした。乾燥機がなかなか乾かず、8分100円で40分もかかりました。

今日のお風呂は、宇陀市にある大宇陀温泉あきののゆ750円です。

所感:白タイル貼りの保養施設系の浴室です。樽型のロウリュウサウナがあります。床暖房が効いた広い畳貼りの休憩室があります。水曜日は65歳以上が500円のため人が多かったです。

温泉諸元 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性 アルカリ性 低温泉)、加水 なし、加温 あり、濾過循環 あり、消毒 塩素系薬剤、pH9.52、源泉温度31.4℃、メタけい酸 34.4mg、炭酸水素イオン 150.7mg、ラドン ーx 10^-10Ci/kg、内湯4(10㎡、12㎡ 電気風呂 ジャグジー付き、8㎡ ジェットバス 2、1.5m x 5m 薬用湯)、露天2(12㎡、8㎡)、サウナ2(ロウリュウ 1段 10人、ドライ 2段 8〜9人)、水風呂1、洗い場14ヶ所、とろみ度 ★★★★☆、気泡 なし

宇陀市にある道の駅 ‎宇陀路大宇陀に着きました。

今日は、ここに泊まります。

では、また明日。

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